今回は、10月の連休に行ってきた秋の尾瀬ハイキングの後半についてお届けします。
前半では、鳩待峠からアヤメ平を経て見晴に宿泊するまでの様子を紹介しました。
10月の尾瀬ハイキング|天上の楽園アヤメ平を堪能してきたよ【前半】
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翌日は、見晴から尾瀬沼を目指し、最後は大清水へと抜ける定番のコースをハイキングした記録です。
目次
幻想的な早朝の尾瀬ヶ原と、燧小屋の朝食
早朝、外は霧がかかって幻想的です。
バタバタと外に出て撮影もしましたが、結局部屋から見えた風景が一番良かったです。燧小屋の部屋から見える風景、本当に素敵でした。
燧小屋の朝食は6時から。夕食同様に、いかにも山小屋の食事っぽいですが、どれも美味しいので満足度はかなり高いです。しかも、ご飯がススム系のおかずが多いので、朝からもりもり食べてしまいます。
見晴から尾瀬沼を目指す
さて、時刻は7時過ぎ。さぁ、スタートしましょう。2時間ほどかけて、まずは沼尻休憩所を目指します。
天気は晴れ。気温は10度近くありそうです。昨日に比べて全然寒くありません。
スタートからしばらくは登りが続きます。前回も通ったこの坂は、結構キツかった記憶があるのですが、今回は余裕をもって登ることができました。やはり季節の違い(前回は8月)でしょうか。
実際、前回は1時間45分かかっていた白砂峠に1時間15分で到着してしまいました。やはり最大の敵は暑さなのかも知れませんね。
なんて余裕を見せていたら、苦手な下りが始まり、しっかりとペースダウンしてしまいました。1箇所、急で滑る坂があるんですよね。
やはり素敵な白砂湿原を経て尾瀬沼へ
坂を下り終えると、去年も感動した白砂湿原(白砂田代)に入ります。やはりこの場所は良いですね。決して広い湿原ではありませんが、他にはない「天国」感があります。
今年もこの場所に戻って来られて良かった。そう思わせる魅力のある場所です。
白砂湿原に着いてしまえば、尾瀬沼はもうすぐそこです。歩きやすい木道を進むと、尾瀬沼が見えてきました
沼尻休憩所に2時間弱で到着しました。
ここでトイレ休憩をします。(トイレに手洗い場なし)ちなみに、売店は営業していませんでした。
尾瀬沼周辺をハイキング
尾瀬ヶ原と同様に、尾瀬沼の秋景色も美しく、この景色をいつまでも眺めていたくなります。
しかし、この日は帰らなくてならないので、渋々出発します。次回は尾瀬沼周辺に1泊するのもありですね。いや、そうしよう。
尾瀬沼周辺は、起伏の少ないのんびりと過ごせるハイキングコース。
あっと言う間に長蔵小屋のエリアまで到着します。売店前のベンチで、今朝燧小屋で作って頂いたお弁当を食べることにします。
ザックの中で負荷がかかっていたのか、漬物の汁が染み出してしまいましたが、具沢山のおにぎりは大変美味しかったです。
長蔵小屋の売店は、前日で今期の営業を終了していて、目的の一つだった長蔵小屋オリジナルのお菓子(ブナの森)を入手できませんでしたが、また来年に来る理由ができたので良しとしましょう。
出発し、三平下(さんぺいした)へ向かいます
三平峠を越えてゴールを目指す
尾瀬沼山荘に着きました。昨年はここでも休憩した気がしますが、今回は余裕があるので、立ち止まらずに進みましょう。三平峠に入ります。
三平峠は15分程度の登りがあり、
三平峠の看板以降は下りが続きます。
木道や階段が多く、『過酷』ではありませんが、距離が長いため昨年は苦戦した記憶があります。
そうそう。このルートは所々水が流れているんでしたね。晴天が数日続いた今回も、やはりこんな状態でした。
ドロドロではありませんが、防水のハイキングシューズが無難ですね。雨が降っていたり、大雨の翌日はかなりひどくなりそうな気もします。
時刻は13時過ぎ。沢が見えるエリアまで降りてきました。ゴールはもうすぐです。
前回は足がカクカクするほどダメージを受けていたのに、今回は余力があります。
無事、登山口まで辿り着きました。
一ノ瀬には13時10分ごろ到着。大清水行きのバス(タクシー)は出たばかりでしたが、あと1時間以上も歩く必要はないでしょう。これにて今回の尾瀬ハイキングは終了といたします。
バスで楽々移動した先の大清水。売店はもうほとんどお土産物の在庫もなく、今シーズンの終了を感じさせる寂しいものでした。予定したバス(15時発)はもう少し後でしたが、1本早く乗ってしまいましょう。
14:07発のバスに乗り、楽しかった尾瀬とお別れします。
最後は、今回も上毛高原駅で「駅そば」を、と考えていたのに、バスが上毛高原駅へ到着した16時過ぎにはすでに閉店していました。とほほ。仕方がないので駅中のカフェでカフェラテとマフィンを頂き飢えをしのいだのでした。
まとめ
三回目の尾瀬ハイキングでしたが、やはり今回も最高でした。
期待していたほど木々の紅葉は進んでいませんでしたが、それでも秋の景色は美しく、また同じ季節に訪問したくなるほど魅力的でした。アヤメ平も良かったですし、相変わらず尾瀬ヶ原は最高。そして尾瀬沼も美しかったです。
そして、何よりも涼しいおかげで体力の消耗が少ない点も良かったです。次回も絶対涼しい時期にしよう、そう思わせるぐらいの違いがありますね。
さて、次回の尾瀬はどこに行きましょうか。尾瀬沼に宿泊してのんびりと過ごすのも良さそうですし、少し覚悟を決めて登山に挑戦してみるのも面白いかもしれません。全く行ったことのないエリアから新たなルートに挑戦するのも魅力的ですし、温泉小屋に泊まるという贅沢も楽しんでみたいですね。
なんて、すでに来年の計画をたててしまいそうなぐらい、今回も素敵な尾瀬のハイキングでした。
10月の尾瀬ハイキングで使用したギアの紹介と振り返り
最後に、今回使用したギアをざっくりとまとめておきます。
- キャップ:HOUDINI デイブレイク キャップ、フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニー
- ベースレイヤー:patagonia ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・シャツ
- シャツ:patagonia ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ
- Tシャツ:patagonia キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
- ウインドブレーカー:patagonia フーディニ・ジャケット
- ミドルレイヤー:patagonia R1 フルジップ・フーディ
- 防寒具:マイクロ・パフ・フーディ
- パンツ:patagonia ポイント・ピーク・トレイル・パンツ
- ザック:OSPREY イーサー60
- サブバッグ:patagonia ウルトラライト・ブラックホール・ミニ・ヒップ・パック 1L
- レインウェア上下
- 山小屋用ウェア:(ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ、テルボンヌ・ジョガーズ)※共にpatagonia
- シューズ:LOWA BALDO GT
- サンダル:FITKICKS(サンダルではないですが)
- 下着
- 水
- 行動食
- カメラ
- サングラス
- 熊鈴
- エマージェンシーキット他
今回は、早朝が3度前後、日中は15度前後の予報に合わせて荷物を準備しました。1日目の朝(3度)は薄手のフリースの下にシャツとメリノの長袖で快適に過ごせ、日中はフリースを脱げば十分でした。
途中、風が強くてフードを被らないと寒い場面もありましたが、ほとんど寒さを感じることはありませんでした。2日目は暖かく、フリースを着ることなく快適に過ごせました。
マイクロ・パフ・フーディはほとんど使いませんでしたが、風次第では必要だったかもしれないので、この時期は持っていくべきだと思います。
課題はザックの大きさです。いつものOMMのザックでは小さすぎたため、急遽10年以上前に購入した60Lのザックに変更しましたが、やはり大きすぎました。来年までに40L前後のザックを探そうと思います。
▼10月の尾瀬ハイキング前半の記事はこちら
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