旅の道具

登山の緊急用に!大音量ホイッスル「ウィンドストームホイッスル」を購入してみたよ

2024年11月18日

アウトドア用に、大音量が特徴の「ウィンドストームホイッスル」を購入しました。

最近、登山に行く機会が増え、「もしも」のときのための装備を揃えたいと考えたのが理由です。

登るのは初心者向けの山が中心ですが、それでも危険な箇所や迷いやすい場所がゼロではありません。備えあれば憂いなし、というわけです。

さらに、僕は声が恐ろしく通らないタイプなんですよね。お店で店員さんを呼んでも、80%の確率で気づいてもらえません。これが山中だったら、確実に誰にも気づかれないだろう……そんな危機感がありました。

そこで、アメリカ海軍や米国沿岸警備隊が実際に使用しているという「ウィンドストームホイッスル」に目をつけました。

地上なら800m先でも音が届くんだとか。

いくら声の通りが悪い僕でも、これなら、いざというときにさすがに気づいてもらえる確率が上がるはず。そんな期待を込めて購入したホイッスルなのです。

めちゃくちゃ大音量らしい「ウィンドストームホイッスル」

この「ウィンドストームホイッスル」、とにかく大音量らしいのです。

「らしい」というのは、実際に大音量で試せていないからです。試す場所がないんですよね。

パッケージには『継続して使用すると聴力が低下する可能性があります。耳栓を使用し、決して聞き手の耳の近くで吹かないでください』と警告文が書かれています。

そんな大音量のホイッスルならば、自宅で吹けば即クレーム、公園で吹いても周囲が何事かとパニックになるのは目に見えています。

アウトドアでの試用もNG

では、登山ついでに吹けばいいのでは?という気もしますが、アウトドアで試すのも避けるべきです。

このホイッスルは緊急時用。不要意に吹けば周囲に迷惑をかけるだけです。

実際、登山中に子どもが遊びで笛を吹いてしまった場面を見たことがあります。そのとき周囲は「熊か?」「遭難か?」と混乱していました。軽い気持ちで吹くのは絶対にやめておくべきです。

ちなみに、「熊が出たときにホイッスルを使うべきか?」という話については、賛否が分かれるようです。ホイッスルの音が熊を刺激してしまう危険性や、遭難を心配した人を熊の近くにおびき寄せてしまうリスクも指摘されています。

なにが正解なのはわかりませんが、基本的には遭難した時に使うために持ち歩くつもりでいようと思います。

大きく目立つ「ウィンドストームホイッスル」

さて、脱線しましたが「ウィンドストームホイッスル」の話に戻ります。

本体は長さ約7cmと、けっこう大きめ。カラーは蛍光オレンジやイエローのほか、ブラックも選べます。

今回はアウトドア用なので、目立つオレンジを2個(夫婦用)購入しました。

紐は付属していないので、別途用意が必要です。僕はカラビナを使い、ザックのすぐ使える位置に取り付けることにしました。

あと、何で「ウィンドストームホイッスル」を選んだのか?ということにも触れておくと、MADE IN USAだったからです。

我ながらベタな理由ですが、「アメリカ製でアメリカ海軍や米国沿岸警備隊が実際に使用している」なんて聞くと、つい欲しくなりませんか?

大きな音を出すにはコツがいるみたい

大音量で鳴らしたことはないと書きましたが、周囲の迷惑にならないように気をつけながら、少しだけ音を出してみました。

締め切った部屋の中で、さらに布団の中に入り、少し息を吹き込んでみたのです。

しかし、期待していたほど簡単に音は出ませんでした。『フィ〜』という力の抜けたような音しか出ません。いわゆる『ホイッスルらしい音』には程遠い感じでした。

このことは販売サイトにも書かれていて、「大きな音を出すにはお腹から息を吹き出すように」息を吹き出す必要があるようです。

自宅ではそこまで試すことはできませんし、遭難時にそんな活力が残っているかどうかは少々不安です。

ただ、他の方のレビューを読む限りでは、コツさえつかめば簡単に慣れるとのこと。過度な心配は必要なさそうです。

「ウィンドストームホイッスル」を使用することがないことを願いつつ

エマージェンシーグッズ全般に言えることですが、この『ウィンドストームホイッスル』も、できれば使用せずに済むことを願います。

とは言え、大音量で音がでることはいつか試してみたいと思っていますので、今後、何かの機会に実際に音を出せたら、そのときに「大音量ぶり」について改めてレビューしますね。

ちなみに、このホイッスルは災害時や防犯用途にも使えますが、常時持ち歩くにはやや大きめなので、これはアウトドア用ザックに備えつつ、日常用にもう少しコンパクトなホイッスルも探してみようと思います。

良さそうなものが見つかったら、またご紹介しますね。

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