2023年4月から、全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となりました。
それに伴い、自転車用ヘルメットの購入を検討されている方は多いのではないでしょうか。
安全基準を満たしたヘルメットは安くても5,000円以上することが多いのですが、普及のため購入時に助成金が出る自治体があるようです。
僕の住む東京23区でも助成金が出る区がいくつかありましたので、簡単ですが各区の助成金の状況をまとめておきます。
東京23区内のヘルメット購入費用助成金(補助金)利用時の注意点
対象となるヘルメットは、「SGマーク」や「CEマーク」などが付いたもの
すべてのヘルメットが対象になるわけではなく、多くの区では「SGマーク」や「CEマーク」などを取得したヘルメットを指定しています。
江東区のHPに対象となる「安全基準を満たした自転車用ヘルメット」の例が掲載されていましたのでご紹介しておきます。
SG:(一財)製品安全協会が定めたもので、安全基準・製品認証・事故賠償が一体となった制度
BAA:社団法人自転車協会の安全基準
CFマーク:日本自転車競技連盟(JAPAN CYCLING FEDERATION)の安全基準
CEマーク:EU内で流通させるのに必要な製品基準
CPSCマーク:アメリカ合衆国消費者製品安全協会が定める基準
その他:SNELL(スネル記念財団)、CPSC、ASTMなど
ヘルメットを購入できる店も指定されている
助成金の対象となる店舗は、各区で指定されています。したがって、指定された店舗でヘルメットを購入しなければ助成金を受け取ることはできません。
ネットでの購入や指定された店舗以外での購入は助成金の対象外となるため、注意が必要です。
東京23区内のヘルメット購入費用助成金
下記の表は各区の公式ホームページで確認したものです。実際には表に載っていない区でも実施している可能性があります。
区 | 利用可能な助成金 | 対象 |
---|---|---|
千代田区 | なし | |
中央区 | なし | |
港区 | 子どもの自転車用ヘルメットを購入し、自転車損害賠償保険等に加入した子どもに対し、13歳になるまで年度1回を限度に、2,000円分の区内共通商品券(スマイル商品券)を配布 | 港区内在住の13歳未満の子ども |
新宿区 | なし | |
文京区 | なし | |
台東区 | なし | |
墨田区 | なし | |
江東区 | 事業協力店にて1個当たり最大2,000円引きで購入可能 | 江東区内在住の方 |
品川区 | ||
目黒区 | 事業協力店にて1個当たり最大2,000円引きで購入可能 | 目黒区内にお住いの方 |
大田区 | なし | |
世田谷区 | なし | |
渋谷区 | なし | |
中野区 | なし | |
杉並区 | なし | |
豊島区 | 「SGマーク」または「CEマーク」が付いたヘルメット一個につき、補助上限額2千円を差し引いた金額で購入可能 | 豊島区内在住または区内の幼稚園、保育園、小学校などに在籍する満13歳未満の幼児、児童。区内在住の65歳以上の高齢者。 |
北区 | なし | |
荒川区 | なし | |
板橋区 | なし | |
練馬区 | なし | |
足立区 | 対象店で、SGマーク等の安全基準を満たした3,000円以上の新品の自転車用ヘルメットを、2,000円引きで購入可能 | 足立区内在住の方 |
葛飾区 | なし | |
江戸川区 | なし |
今後、助成金(補助金)のでる区が増える可能性も
現在は補助金のでる区は限られていますが、東京都が「補助対象にヘルメットの購入を加える」という方針を打ち出していることから、助成金(補助金)のでる区は順次拡大していくと予想しています。
今後、より多くの方が自転車用ヘルメットを入手しやすくなるよう、対象地域が増えていくことを期待しましょう。
【大人用ヘルメット】
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