戸隠を再訪問|2023年5月の探鳥旅

2023年6月21日

5月に探鳥目的で戸隠を訪問してきました。

戸隠を訪問するのはこれで二度目。

前回との違いは、探鳥シーズン真っ只中の5月(前回は2022年6月)に訪問できたということです。

行動内容は昨年とほぼ同じなのであらためて記事にすることは少ないのですが、どんな野鳥に出会えたのかを中心にご紹介します。

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新幹線とバスを乗り継ぎ戸隠へ

前回同様に、東京から戸隠まで、新幹線とバスを乗り継いで向かいます。

出発は6時16分発のかがやき501号。ずいぶんと早いですが、現地で探鳥する時間を可能なかぎり確保したいのです。

そして長野駅到着は7時36分。これが新幹線利用だと一番早い到着時間です。

ここからはバスへ。8時30分発のバスに乗ります。昨年は善光寺ご開帳の影響もあったのか、バス停前はすごい行列でしたが、今年は一番乗りでした。しかし、結局僕らの後に続く列はどんどん伸び、1台には乗り切れないぐらいの人数にまで増えていました。

昼食は人気店「そばの実」へ

順調にバスへ乗り込み1時間と少し、バスを降りたのは鏡池入口。

昨年は蕎麦を食べるために戸隠中社でおりましたが、今年は蕎麦に目もくれず探鳥へ、という訳にはいかず、鏡池入口バス停そばの人気店「そばの実」を訪問します。

「そばの実」はかなりの人気店と聞いていましたので、昨年訪問した「うずら家」同様に数時間待つことを覚悟していましたが、あっさり1回転目で入店できる順番でした。

注文したのは十割そばと天ぷら3品(海老、茄子、ウド)、

あとそば団子です。

蕎麦の美味しさは当然として、噂通りそば団子が美味。カリッとした歯応えとみたらし団子のような甘さが絶妙でした。

そして接客も素晴らしい。他にも食べてみたいスイーツがいくつかあり、間違いなく再訪すると思います。

1日目の戸隠探鳥は鏡池からスタート

さて、蕎麦に満足した後は、いよいよ探鳥のスタートです。

最初に目指すのは鏡池。そばの実から徒歩で2キロ程度先になります。(鏡池までの道は車の往来が意外とあるので注意が必要でした)

鏡池へ向かう途道中、早速アカゲラに遭遇します。

何やら虫を咥えていたようですが、最大450mm相当しかない僕の望遠レンズではこれが限界。

去年の戸隠探鳥では1回しか見られなかったのに、今年はアカゲラだらけででした。

キビタキもあちらこちらで鳴いています。都内に住んでいると、こんなに簡単にキビタキに出会うことはできません。さすが「野鳥の楽園」ですね。

撮影のために何度も立ち止まったこともあるのですが、なんだかんだで結構距離があり、ようやく鏡池に到着したのは1時間後。

さぁここからが本番です。鏡池を時計回りに半周し、戸隠森林植物園へ向かいます。鏡池から戸隠森林植物園へ向かうルートは、昨年コルリに出会えた期待のエリアです。

ところが、コルリの姿はさっぱり見えません。近くに来てくれたのはゴジュウカラぐらい。

コルリ!と思ったらオオルリだったり(オオルリも嬉しいのですが)、

良い所にきてくれるのはまたまた登場のキビタキだったりと、結局コルリには出会えませんでした。

それでも、カワラヒワやキセキレイ、

コサメビタキ、サンショウクイなど、住まいの周辺では滅多に出会えない野鳥が次々に登場します。

身近な鳥、ヤマガラやシジュウカラも子育て中の姿を見られました。

それにしても、今回の戸隠探鳥旅は1日目から順調すぎますね。去年は鳴き声は聞こえたものの、姿を見ることはできず、全く成果がありませんでしたが、今回は木々がまだ葉っぱを持っていないため、鳥を見つけやすく、次々に出会うことができました。やはり5月に来るべきだったのでしょう。

さて、1日目の戸隠探鳥はこれで終了です。宿に向かいます。

宿も昨年と同じ樅の木山荘

宿泊は、昨年と同じ樅の木山荘。

ホスピタリティも食事も素敵だった樅の木山荘をすっかり気に入ってしまい、リピートとなりました。

夕食はもちろんですが、朝食の自家製パンは美味しすぎて、ついついおかわりしてしまいます。

この宿の部屋にはテレビを含めて何もありませんので、食事が終わったらぐっすりと眠るだけになりますが、朝は早いので全然問題ありません。また、森林植物園にも近くて便利です。

戸隠には他にも魅力的な宿がいくつかありますが、美味しい食事とアクセスの良さを知ってしまったら、引き続き樅の木山荘にお世話になるのがベストかな、と思います。

二日目の戸隠探鳥

ここから二日目

5時過ぎから探鳥のスタートです。残念ながらこの日は曇り。でも、雨が降らなないだけで良しとしましょう。

朝から騒々しく現れたのはカケス。すぐに移動してしまうので撮れたのはブレブレ写真のみでした。

昨日のリベンジでコルリを探していたら、突然ミソサザイが登場しました。人が近くに大勢いるのに、お構いなしで必死に鳴いています。

その後もミソサザイは何度も登場し、見事な歌声を披露してくれました。可愛いなぁ。

聴き慣れない鳴き声にカメラを向けると、かろうじて撮れました感満載なイカル。でも、イカルを見たのは初めてです。

昨年は何度も見たホオジロや、

木の上にいるとこを見たことのなかったアオジ、

姿はなかなか見せてくれないウグイス、

前日に続いてコサメビタキとゴジュウカラに出会って、二日目の探鳥は終了です。

結局、コルリには出会うことはできませんでしたが、鳴き声は聞こえましたし、ミソサザイには何度も出会えたので、満足度はかなり高いです。

昼食は「そば茶屋 極楽坊」で再び蕎麦を食す

昼食は再び蕎麦。宿近くの人気店「そば茶屋 極楽坊」を訪問しました。

蕎麦(910円)に野菜天ぷら(770円)。

そしてそば団子。どれも美味でした。

最後は奥社の大鳥居付近で熊笹ソフトを頂き、

長野駅で自分達用のお土産を買って今回の旅は終了です。

戸隠探鳥旅で出会えた野鳥は16種類

この二日間で出会えた野鳥は、

  1. アカゲラ
  2. アオジ
  3. イカル(初)
  4. ウグイス
  5. オオルリ
  6. カケス(初)
  7. カッコウ(初)※写真なし
  8. キビタキ
  9. キセキレイ
  10. コサメビタキ
  11. ゴジュウカラ
  12. サンショウクイ
  13. シジュウカラ
  14. ホオジロ
  15. ミソサザイ
  16. ヤマガラ

以上の計16種類でした。

姿を初めて見たのはイカル、カッコウ、カケスの3種類。他の鳥は初めてではありませんでしたが、都内でこれだけ多くの野鳥に出会うことはめったにありません。やっぱり戸隠は最高ですね。次は秋に訪れるかなぁ。間違いなくまた訪れる予定です。

それから、旅の道具についても少しだけお話しましょう。

装備は去年とほぼ同じでした。装備は去年とほぼ同じでした。唯一の違いは熊鈴を持参したことでしたが、これがなかなかのポンコツ熊鈴でしたので、新しく買い換える必要がありそうです。

買い換えといえば、そろそろ野鳥撮影用のまともなレンズやカメラを導入するべきな気がしています。

ただし、重いレンズは嫌だし、最近のニコンは高級機しか出さないしで、身動きがとれません。D500の後継機が出れば、覚悟を決めて新しいレンズを導入できるんですけどね。

結局のところ、しばらくはD500と廉価なレンズで探鳥をすることになりそうですが、新しいレンズやカメラを購入した際には、記事でお知らせいたします。

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