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パタゴニア『イスマス・パーカ』レビュー|冬の万能ジャケットの魅力とは?

2022年10月22日

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パタゴニア「イスマス・パーカ」|定番ジャケットの2021年新作をレビュー

パタゴニア Patagonia メンズ・イスマス・パーカ CSC M(おすすめ度

パタゴニアの「イスマス・パーカ」は、冬の定番ジャケットとして長年愛されているモデルです。

リニューアルを重ね、現在も安定した人気を誇るこのアイテム。

今回は、購入を検討している方に向け、現行「イスマス・パーカ」の特徴や使用感、サイズ選びのポイントなどを詳しくレビューします。

『イスマス・パーカ』のデザイン・機能性について

『イスマス・パーカ』は、街中から軽いアウトドアまで幅広く使える万能ジャケットとして人気です。

  • 素材:表地は耐久性に優れたポリエステルを採用。裏地には適度な保温性を確保するフリース素材を使用。
  • 重量:1,211g(Mサイズ基準)としっかりとした存在感があります。
  • デザイン:クラシカルなアウトドアスタイルで、カジュアルにも馴染みやすい仕上がり。

耐久性を高めた暖かいフリース裏地

新イスマス・パーカはフリースが少し硬さのある素材に変更

表地は耐久性のあるポリエステル、裏地にはフリースを採用し、保温性を確保しています。フリース肌触りはやや硬めで、重厚感があります。

以前モデルで採用されていたの柔らかいフリース素材とは異なりますが、耐久性はこちらの方がありそうです。

カジュアルにも馴染みやすいデザイン

デザインは、クラシカルなアウトドアジャケットを彷彿とさせるスタイルで、カジュアルにも馴染みます。

さらに、フードを取り外せばガラッと印象を変えることも可能です。特にカーキ色であればアーミージャケットっぽい雰囲気にもなり、結構かっこいいです。

着丈が長くなり、幅広く使いやいジャケットに

新旧イスマス・パーカの違い

現行モデルは着丈がわずかに長くなり、見た目がすっきりと洗練された印象に。

寒さを防ぐだけでなく、ジャケットの裾がしっかり隠れるため、より幅広いシーンで使いやすくなりました。

現行の「イスマス・パーカ」

 XSSMLXLXXL
身幅535660656972
後着丈747679818486
裄丈8790929597100

旧「イスマス・パーカ」

 XSSMLXLXXL
身幅525660656972
後着丈727577808385
袖丈656970727375

10cm短いフロントジッパーは着席時に便利

フロントジッパーの下部は10cm短縮されていて、着たまま着席しても動きやすい仕様となっています。

収納力抜群のポケットは最高!

新イスマス・パーカポケットが更に大きくなった?

ポケットは胸元と下部に2個。下部左右のポケット裏にはハンドウォーマーポケットもあります。

胸ポケットはステッチの目立つデザインで、逆に下部のポケットはステッチの無いデザインになっています。

胸ポケットは折返しが長くなっていて、胸ポケットにいれた物が飛び出しにくい構造になっています。細かい仕様ですが、よく考えられているなぁと関心します。

胸元には、貴重品入れに便利な内側ポケットもあります。

下部ポケットはスマホは当然として、長財布も入りますし、バードウォッチングに使う双眼鏡まで放り込むことが可能です。

撮影時はカメラのレンズの蓋は胸ポケットに、鍵は内ポケットにと、抜群の収納力が大活躍しています。

兎にも角にも、「イスマス・パーカ」はこの大容量なポイントが素晴らしく便利です。

重さは1,211gと結構重い

イスマス・パーカの重さは1,211gです。

不思議と着ている間に重さが気になることはありませんが、手に持つとその重さを実感します。

そのため、あまり持ち運びには適していないジャケットです。

 

『イスマス・パーカ』の暖かさと快適性:都市部での使用感

パタゴニア「イスマス・パーカ」|定番ジャケットの2021年新作をレビュー

「イスマス・パーカ」の暖かさが気になる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、イスマス・パーカは、下は半袖1枚でも問題なく着られるほど暖かいわけではありませんし、最高に暖かい1着とまでは言えません。それでもイスマス・パーカが支持される理由の一つは、その暖かさが都会の冬にちょうど良いからではないでしょうか。

『イスマス・パーカ』は東京の真冬にはちょうど良い暖かさ

僕の住む東京の冬は、ダウンジャケットでは暑すぎることが多く、かと言ってあまりにも防寒性能の低いジャケットでは朝夕の寒さが心配に、という場面が多いのですが、イスマス・パーカは絶妙な「暖かさ」のおかげで活躍の場面が多い1着となっています。

  • 5〜10度で快適
  • 1〜3度はインナーで調整可能
  • 15度近い日に着ると暑すぎ

イスマス・パーカの耐えられる温度については、経験から5度〜10度程度であれば快適で、早朝の1〜3度程度でもインナーで調整すれば対応できます。逆に、15度近い日に着ると暑すぎて着用できません。

寒いと感じやすい仕様もあるので注意

寒さに関しては着るもので調整できますが、暖かさに関して過度な期待をしない方がよいです。

明らかに、防寒対策を最優先していないであろう仕様がありますのでいくつかご紹介します。

袖口はスナップ留め

以前のイスマス・パーカには袖口にゴムがあり、伸縮する仕様でしたが、現行イスマス・パーカではスナップ留めのみとなっています。現行イスマス・パーカも不便は感じませんが、手首の細い方だと、冷気をシャットアウトすることが難しいかもしれません。

ドローコードもなし

以前もモデルでは採用されていたウエスト部分にあったドローコードが、現行モデルでは廃止されています。

それに伴い、腰回りのデザインがスッキリした反面、ドローコードで冷気の侵入を防ぐことができなくなっています。

ドローコードはいよいよ寒くなってきた時に役立つ機能ではありますが、実際にイスマス・パーカのドローコードを使用している方は、そこまで多くなかったのではないでしょうか。悔やまれる仕様変更、という訳でも無い気がしています。

袖部分は薄手のインサレーションなので寒さを感じることも

イスマス・パーカの袖部分は薄手のインサレーションとなっています。

さらっとした肌触りで腕通ししやすく着心地も良いのですが、油断してかなり薄手のインナーを着ている時に寒さを感じることもあります。

イスマス・パーカの「暖かさ」に過度な期待をして購入すると、この腕部分の寒さにがっかりしてしまうかもしれません。

『イスマス・パーカ』おすすめの活用シーン

『イスマス・パーカ』は、着こなしの幅が広いのも魅力です。

どの様なシーンで活躍するのかをご紹介しておきます。

普段使い

どんな服装にも合わせやすい『イスマス・パーカ』ですが、やはりカジュアルな普段使いは最適です。

カジュアル通勤

シンプルなパンツとも相性抜群です。都内に住む友人は、数年前から『イスマス・パーカ』で通勤しています。

アウトドア活動

アウトドアの活動では、ハンドウォーマーポケットや収納力の高い大きなポケットが素晴らしく便利で活躍しています。ただし、熱が抜けにくいので、運動量の多いアウトドア活動には向きません。軽いハイキングや、探鳥などにはおすすめのジャケットです。

 

イスマス・パーカのサイズ選びのコツ

イスマス・パーカのサイズ選びには注意が必要です。

僕(176cm)が購入したのはMサイズです。(パタゴニアはいつもMサイズを購入しています)

イスマス・パーカは意外とタイトな作りとなっていて、厚手のインナーは追加しにくいです。東京の冬であれば中は暖かい機能性インナーに薄手のニットぐらいで問題ありませんが、さらにもう一枚追加となるとかなりキツキツになってきます。真冬に着たいのにタイト過ぎて着られない、なんて事にならないようご注意下さい。

あと、腰回りのサイズ感にも注意が必要でした。僕は下半身が太めな為か特に腰まわりは余裕がなく、一番下のスナップボタンはぎりぎり留められるぐらいのサイズ感となっています。

さらに、袖丈もやや長めです。腕が短めな僕が着てもあまりにも長すぎて不格好になる程ではありませんが、袖の長さもご注意ください。

そんな訳で、サイズ選びの際は2サイズぐらい試された方が良いかもしれません。通販で購入される場合は、公式サイトの「私のサイズは?」を参考にしつつ、慎重に選ばれることをおすすめします。

まとめ

以上、パタゴニア「イスマス・パーカ」のご紹介でした。

イスマス・パーカは改めておすすめする必要も無いぐらいの定番ジャケットですが、原稿モデルは更に使いやすい1着になっています。

おすすめポイント

  • 普段使いしやすいデザイン
  • 冬の都会にちょうど良い暖かさ
  • 大容量ポケットの高い利便性

購入を迷っている方は、ぜひ店頭や公式サイトで実物をチェックしてみてください。

きっと手放せない一着になるはずです。

【紹介アイテム】

公式:パタゴニア Patagonia メンズ・イスマス・パーカ CSC M(おすすめ度

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