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パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」は長い付き合いになりそうな1着

2021年12月2日

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」は長い付き合いになりそうな1着

パタゴニア公式サイト メンズ・ストレート・フィット・ジーンズ(レギュラー)

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」のお話です。

2021年、パタゴニアのジーンズはリニューアルし、「ストレート・フィット・ジーンズ」が新登場しました。

僕は同じくパタゴニアの「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」を愛用しています。その履き心地の良さには心底惚れ込んでいるのですが、「ストレート・フィット・ジーンズ」の登場に合わせて廃番となってしまいました。

大傑作「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」を廃番にしてまで登場した「ストレート・フィット・ジーンズ」とは、一体どのようなジーンズなのでしょうか?購入してみましたので早速レビューいたします。

 

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「世界で最も責任あるジーンズ」として登場したパタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」

「世界で最も責任あるジーンズ」として登場したパタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」

まず「ストレート・フィット・ジーンズ」の特徴を少し整理しておきましょう。

パタゴニア公式HPでは、「ストレート・フィット・ジーンズ」について、「パタゴニアが製造するおそらく世界で最も責任あるジーンズ」と説明しています。

どういう事かというと、パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」は、従来のデニムの製造工程と比較して、70%の水と20%の電気を削減しているらしいのです。

また、最初から履き古したダメージ加工をしていないため「より長持ちする製品に仕上がっている」としています。

ダメージ加工されたジーンズが人気を集めるようになってしばらく経ちますが、パタゴニアは「売れる」為にダメージ加工を施すことはあえてせずに、色落ちさせてジーンズを仕上げるのは、「着る人の仕事」として残しているのです。

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」の履きやすさは良好

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」の履きやすさは良好

実は、「ストレート・フィット・ジーンズ」の紹介ページで謳われている製品の特徴が、いずれもパタゴニアの取り組んでいる「環境問題」や「フェアトレード」に関連するものばかりな為、履き心地には少し不安を感じながらの購入でした。

もちろん「環境問題」や「フェアトレード」は大切な問題ですが、従来のジーンズに比べ履き心地がおざなりになってしまったのでは?と心配だったのです。

しかし、実際の履き心地は良好で、何の問題もありません。「ストレート・フィット・ジーンズ」はある程度の厚さがあるしっかりとした生地が使われていますが、ゴワゴワ感は無く、履き始めた瞬間からすっと馴染むジーンズです。

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」の履き心地の良さは伸縮性にあり?

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」の履き心地の良さは伸縮性にあり?

履き心地の良さの一因は、ポリエステル素材(2%だけ)が使われていることにありそうです。「ストレート・フィット・ジーンズ」の生地には僅かながらストレッチが効いていて、屈伸運動をしても突っ張る感じはしません。

しかし、2%とはいえ「ストレート・フィット・ジーンズ」にポリエステル素材が使われていることは意外でした。謳い文句から、すっかり天然素材100%のジーンズかと思っていたのです。

確認した訳ではないので勝手な憶測ですが、履き心地も犠牲にしないパタゴニアの拘りが、この2%のポリエステル素材の使用に現われているのかもしれませんね。

クラシックなパタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」のシルエット

クラシックなパタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」のシルエット

履き心地の良さについて、もう一つの要因は「細すぎず、太すぎず」なシルエットにもありそうです。適度な太さは生地が肌に張り付くことが無く、真夏以外なら履き続けることができそうです。

パタゴニア直営店の店員さんに伺ったところ、「シルエットは某社のスタンダードなジーンズをベースにしている」とのことでした。僕はジーンズに疎いのでリーバイスの501ぐらいしか知りませんが、昔ながらのクラシックなシルエットなのでしょうか。

確かに「ストレート・フィット・ジーンズ」のシルエットならば、パタゴニアの謳い文句通り、流行り廃りを気にすることなく長い間履き続けることができそうです。

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」のサイズ感

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」は先述の通り極めてスタンダードなシルエットなので、サイズ選びで神経質になる必要は無さそうです。サイズは28から40まで細かく用意されていますので、いつも履かれているサイズを中心にいくつか試されればベストなサイズが見つかるはずです。

注意すべきは、「レギュラー」と「ショート」のどちらを選ぶかという点です。

両者の違いは「股下」の長さ(5cm)だけです。僕は「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」の「ショート」を履いているので、当然今回も「ショート」を買うつもりでしたが、最終的に購入したのは「レギュラー」でした。

「ストレート・フィット・ジーンズ」の場合、ロールアップしても「レギュラー」の方がバランスが良い気がしたのです。万が一長すぎたとしても、後々裾上げしてしまえば良いだけなので、今回は「レギュラー」にしたという訳です。

お好み次第なのでどちらの方が良いという話ではありませんが、購入の際は「レギュラー」と「ショート」のどちらを選ぶかは良く検討されることをおすすめいたします。

「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」の代替品にはならず

「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」の代替品にはならず

さて、僕が「ストレート・フィット・ジーンズ」を購入検討した際に一番気になっていたのは、「ストレート・フィット・ジーンズ」は「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」の代替品となりうるうのか?という事でした。

結論は「NO」です。

そもそも両者は想定している利用シーンが随分と違うように感じています。アウトドアブランドらしい機能性を持っていて、日常でもアウトドアでも履きたくなる「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」に対し、「ストレート・フィット・ジーンズ」は限りなく「日常使い」を想定したジーンズなのではないでしょうか。

「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」は、抜群のストレッチ性だけでなく、吸収速乾性、撥水加工までされていた特殊なジーンズでした。先述の通り、「ストレート・フィット・ジーンズ」にもストレッチ性はあるのですが、「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」のそれとは大きな違いがあります。そして、その他の機能はありません。

これからは一生「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」を選べば良いや、と思っていただけにこの違いは残念でした。

しかし、「パフォーマンス・フィット・ジーンズ」は「1着を長い間履き続けられるのか?」と聞かれたならば無理でした。あまり生地に耐久性が無く、破れやすいジーンズだったのです。

そんな訳で、パタゴニアの思想を反映した耐久性のあるジーンズとして新しく「ストレート・フィット・ジーンズ」が登場したのも納得です。

関連記事パタゴニア|パフォーマンス・ストレート・フィット・ジーンズは履き心地抜群の逸品!

まとめ

パタゴニア「ストレート・フィット・ジーンズ」は、「環境問題」や「フェアトレード」といったパタゴニアの拘りを反映しつつも、履きやすさは犠牲にしていない、素晴らしいジーンズです。毎日のように履いていますが、大変気に入っています。

ただし、17,000円を超えるお値段だけは「やや高い」と感じてしまう方は多そうです。安くて伸縮性のあるジーンズなんて世の中に溢れていますので、購入する価値を感じるかは、パタゴニア「拘り」部分に共感できるか否か次第、やや「試される」アイテムと言えなくも無さそうです。

なんて、最後に少し捻くれた事を書いてしまいましたが、一旦履いてみれば、きっと長い付き合いになるお気に入りの一着になるはずです。気になっている方はぜひお試しください。

その際は、「レギュラー」と「ショート」のどちらを選ぶかだけ、よくよく検討されることをお忘れなく!

【紹介アイテム】

パタゴニア公式サイト メンズ・ストレート・フィット・ジーンズ(レギュラー)

 

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