今回は、ニューバランスの「M2002R GTX C」をレビューします。
「M2002R GTX C」は、人気モデル「M2002R」に、防水性能に優れたGore-Tex素材を採用し、悪天候下でも快適な履き心地を実現した1足です。
「M2002R」のゴアテックス搭載モデルは以前から発売されていたため、特に目新しさはありませんが、毎回早いタイミングで完売してしまうほど人気があるため、僕は気になりつつも実物さえ見たことがありませんでした。
今回、運良く発売日に「M2002R GTX C」を購入することができたので、実際に履いてみた感想をお伝えします。
目次
ゴアテックス搭載モデル、ニューバランス「M2002R GTX C」について
「M2002R GTX C」の元になった「M2002R」については、説明は不要でしょうか。
USA製のMR2002からインスピレーションを得た「M2002R」は、2020年に登場して以来、瞬く間に現在のニューバランスを代表する人気モデルとなりました。
新色や限定モデルが次々に発売されたため、最近はやや人気が落ち着いていますが、一部のモデルはまだ即完売となっています。
その中でも、今回ご紹介するゴアテックス搭載モデルは特に人気が高く、試着したいと思っても在庫がない状況が続いていました。
ちなみに、僕自身が「M2002R GTX C」を購入した理由について少し書いておくと、普段履いている「M990 v4」レベルに履き心地の良い防水スニーカーが欲しかったからです。
いくつか所有しているアウトドアメーカーの防水靴はたしかに丈夫で素晴らしいのですが、「M990 v4」と比べるとどうしても履き心地が劣ってしまいます。その点、同じくニューバランスの「M2002R GTX C」ならば、M990 v4と同様に履きやすいはず、と考えたのです。
ニューバランス「M2002R GTX C」のサイズはやや幅が広め?
さて、本題に入ります。
今回、「M2002R GTX C」という靴を購入したのは、二つの理由があります。
一つ目は、もちろん在庫があったからです。在庫はラスト1足。運良く購入できました。
二つ目は、サイズが4Eで足幅が広い僕にもぴったり合ったからです。履ける靴が極端に少ない僕でも、「M2002R GTX C」は違和感なく履けてしまったのです。
普段は4Eの26.5を履いていますが、「M2002R GTX C」はなんとDサイズの27cmが履けたのです。
これにはちょっと驚きました。
僕の場合、比較的幅が広いと言われているM1400でも27.5cmや28cmでないと履けませんし、4Eが用意されていない他のモデルは全くサイズが合わないことがほとんどです。
しかも、ゴアテックスを搭載したモデルは、通常モデルよりもきつく感じることが多いと言われています。当然、「M2002R GTX C」も履けるはずがないよね、ということでダメ元で履いてみたところ、驚くほど問題なく履けてしまったのです。(もちろん4Eほどの余裕はありませんが)
ちなみに、公式HPでは、「M2002R GTX C」はD(やや細い)と書かれています。しかも、採用されているラストはPL-1というそうで、比較的細身になるようです。
特別幅広に作られているわけではないようですし、なぜ僕が問題なく履けてしまうのは謎ですが、嬉しい誤算でした。
多くの方にとってあまり参考にならないサイズ感の話になってしまい申し訳ありませんが、もしも、僕同様に幅広で履ける靴が限られている方は、一度「M2002R」シリーズを試してみる価値はありそうです。
ニューバランス「M2002R GTX C」は質感もかなり良い
「M2002R GTX C」の質感もかなり良いです。
実は、2020年に「M2002R」が発売された時、試し履きまでして購入しませんでした。
「M2002R」と「M2002R GTX C」はどちらもアジア製ですが、「M2002R」を初めて見た当時は、その質感がイマイチに思えたのです。
ところが、「M2002R GTX C」についてはやけに質感が良いように感じます。
USA製やUK製なみ、なんて言うつもりはありませんが、日頃履いている「M990 v4」と比較してもとくに劣っている気はしません。
その理由は定かではありませんが、当時僕の見た「M2002R」は、アッパー素材に人工皮革と天然皮革(合成繊維も)が使用されていたのに対して、「M2002R GTX C」に関しては人工皮革が使われていないせいなのかもしれません。
24,200円(税込)という値段を出す価値があるのか?と問われると、アジア製にしてはかなり高いなぁという気はします。ただし、この質感なら後悔はしないはず、とも感じたので購入したという訳です。
ニューバランス「M2002R GTX C」の履きやすさと防水性について
「M2002R GTX C」の履きやすさについても評判通りでした。
履き心地はかなり良いです。
やや硬めで、カチッとした履き心地の「M2002R GTX C」は、長時間履いても疲れにくく、僕が狙っていた「M990 v4レベルの履きやすさ」を実現した1足でした。
一方、ゴアテックスの防水性については、評価するほどの雨に遭遇することがなく、「保留」としています。
まあ、経験上ゴアテックスを搭載したスニーカーが「全然だめ」なんてことはないので、特に気にしてもいませんが、急な雨にも、狼狽えることなく先の建物まで履けるスニーカーとして、間違いなく活躍するはずです。(ローカットですので大雨には辛そうですが)
雨の多い日本ですから、やはりゴアの安心感って素敵ですよね。
ただし、ゴアテックスを搭載していることで、「M2002R」よりも蒸れやすいことも間違いなさそうです。そのため、「M2002R GTX C」が「M2002R」の上位モデルというわけではなく、適材適所で履き分ける2足として認識しておいた方が良さそうです。
「M2002R GTX C」のデザインはダサかっこいい
ニューバランスの機能性を優先したモデルが人気を集めるようになってから、もう随分とたち、すっかり世間の目も慣れてきたように感じますが、冷静になると「M2002R GTX C」は『ダサいデザイン』な気もします。
しかし、昔からニューバランスのもっさりしたデザインが好きで履いている1人としては、「M2002R GTX C」はカラーも含めニューバランスらしい1足だと思いますし、そのダサかっこ良さを気に入っています。
デニムにも合わせやすいですし、チノパンツ(僕は履かないけれど)にも合いそうです。あと、スウェットパンツにも似合いそうですね。
なんて褒めてみましたが、どうやらこのカラーはいまいち人気がないようで、同時期に登場し早々に完売したブラックに対し、まだ世間では売れ残っているところもあるようです。
いいと思うんけどなぁ。
まとめ
好き勝手に書いた「M2002R GTX C」GTX C」のレビューを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「M2002R GTX C」GTX C」は、
- 履き心地の良いゴアテックス搭載スニーカーをお探しの方
- 幅広でも履けるゴアテックススニーカーをお探しの方
などにはかなりおすすめできる1足です。気になる方はお早めにどうぞ。
ちなみに、先程「M2002R GTX Cが売れ残っている」と書きましたが、公式サイトでは小さいサイズの在庫のみとなっているようです。
ただし、セレクトショップや他の靴屋さんでは、まだ購入可能なところが多数あり、オークションやフリマアプリでもあまり動きは見られません。
間違いなくまた色違いの「M2002R」のゴアテックスモデルが登場するとは思いますが、今回の「M2002R GTX」、特に渋いグレーが気になる方は探してみてはいかがでしょうか。
価格はやや高めですが、素晴らしい履き心地と防水性を備えた「M2002R GTX C」は、僕と同様にお気に入りの1足となるはずです。
僕の方は、「M2002R GTX C」の履き心地が気に入り、すっかりゴアテックスなしの「M2002R」も欲しくなってしまいました。
公式オンラインショップを見てると、「M2002R 」はちょくちょくセール対象になってるんですよね。近いうちにサクッと購入してしまうかもしれません。
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