初めてでも安心!フジロックに必要な持ち物・服装まとめ
2017/09/19
すっかり夏の風物詩となったフジロック。ライブを観るだけでなく、大自然の中を歩き回ってみたり、テント生活をしてみたりと、非日常を満喫することができるのがフジロックの魅力の一つです。
ただし、初めて参加される方にとって、山の中で開催されるフジロックはややハードルが高いのも事実。
実際何を持っていけば「楽」で「便利」なのかを中心にご紹介しますね。
必需品
・チケット
・お金
チケットも現地で購入可能ですので、財布さえ忘れていなければどうにでもなります。(お金もホテルのATMが利用可能)
とは言え、高額チケットを買い直しするなんて悲惨ですので、事前に購入したチケットは必ず忘れずに持参しましょう。
意外なことに、以下で紹介する商品のほとんどは現地調達可能。あまり心配しなくても大丈夫ですよ!
テント用品(キャンプをする方限定)
テントは値段の幅が広いので初めての方は選ぶのが大変かもしれませんが、4,000円程度の安いテントでも使えないなんてことはありません。今後どれだけ使うか自信がないのであれば、1年目は安いテントで様子をみるのも手です。
実際、僕は最初の数年「キャプテンスタッグ」の安物テントで過ごしましたが、豪雨や強風にもなんとか耐えることができました。
テントに関しては、最低限のスペックさえあれば、いかにきちんとした状態で設営できるかが大切ですので、設営方法だけは事前によく確認して現地入りすることをおすすめします。
テント泊で必要なアイテム
・テント(本体、ペグ)
・ハンマー(安いテントの付属品とは別に揃えておくと設営が捗ります)
・グランドシート
・寝袋
・マット(銀マットで代用可能)
・ランプ(テント用)
・ブルーシート(テント設置時、荷物置きとして使います。濡れた地面に荷物を置かずにすみます)
・テントの目印
・ハンガー、洗濯バサミ(濡れたレインジャケットを干すのに便利です)
・耳栓(深夜のステージや周りの話し声が気になる方は)
・枕
・雑巾・スポンジ(テント撤収時にあると便利。雨や夜露を拭くために使います)
おすすめテント
キャプテンスタッグ テント クレセントドーム テント (3人用)
最安レベルのテントではキャプテンスタッグのテントはおすすめです。
会場でよくこのテントがボロボロになっているのを見ますが、多くの場合は貼り方の問題です。先にも書きましたが、僕自身がこのテントで前夜祭から日曜日まで、計3年以上過ごして、大きな問題はありませんでした。(何度か土砂降&強風の中でも使っています。)
こちらのテントは最低限のセット内容ですので、フライシート用のロープを追加したり、ペグを別の商品に変更すれば、より快適に使用可能です。
もちろん、予算に余裕があるのであればより本格的な商品をおすすめしますが、「テント用品が高くてフジロックに行けない」なんて事になるくらいならこのテントで十分だと思います。
スノーピーク(snow peak) テント アメニティドーム
持ち運びさえ苦にならないのであれば、前室がしっかり付いているテントの方が便利かつ快適です。
フジロックの会場では雨がふる事が多く、濡れたジャケットを干す場所や、靴の置き場を確保できる前室の存在は大きいですよ。
5人以上の広さとなると重さが10キロ近い商品が多い為、坂の多いテントサイトの移動はかなり苦戦すると思いますが、建ててしまえばその快適性は段違いです。
スノーピークのアメニティドームは、このクラスの大定番。最初からしっかりとしたテントを選びたい方にはおすすめのテントです。3人〜6人用まで3サイズ揃っていますので、同行する人数で最適なサイズを選ぶ事が可能です。
ちなみに、重さは3人用が5kg、5人用が8kg、6人用が9.8kgとなります。
ハンマーは別途購入がおすすめ
テント用のハンマーだけは別に購入することをおすすめします。苗場のテントサイトは想像以上にペグを刺しにくい場所が多く、テントに付属しているハンマーが役にたたないことも多々。テント専用である必要はありませんが、ある程度しっかりとした重さのある物の方が使いやすいです。
快適な睡眠にはスリーピングマットを用意
快適な睡眠の為にはスリーピングマットを用意しましょう。地面の 凹凸や冷気を遮断してくれるので寝袋だけで寝る場合と比べると快適さが違います。
スリーピングマットは折りたためるタイプがコンパクトで持ち運びが楽ですが、安く済ませるなら銀マットでも代用可能です。(3日間銀マットだけで寝ると結構体力を奪われますが)
テント内には明るいランプがあると便利
テント内を明るく全体を照らせるランプがあると便利ですよ。懐中電灯やヘッドライトでも代用できますが、あって良かったと思えるアイテムの一つです。
雨に備えて雑巾やスポンジを
雑巾やスポンジは濡れたテントのメンテナンスに必要です。化学繊維で作られたタイプだと大量に水を拭いてもまたすぐに使用できますので重宝します。雨が続いたあとのテントの撤収時、これがあると便利ですよ。
フジロック会場の服装
服装に関して、マスコミが「フェスファッション」としてやたらお洒落な特集を組むのでハードルが高そうな気がするかもしれませんが、実際は、動きやすくて天候の変化に対応できる服であれば何でも大丈夫です。
必要な服装
・レインジャケット(上下)or ポンチョ ※必須
・帽子(防水タイプが便利)
・半袖(速乾素材が便利)
・長袖(寒さを凌げるもの)
・長ズボン(デニムは濡れると重く乾きにくいので大変です)
・半ズボン
・スポーツタイツ
・サングラス
・マフラー、スカーフ(夏用。タオルで代用可)
・靴下
・靴(防水タイプが便利)
・長靴
・サンダル(テント泊の場合、リラックスできておすすめ)
・下着(速乾タイプが便利)
レインジャケットは必須。軽いと便利。
フジロックの会場は天候が変化しやすい山の中。レインジャケットは必須、夜の寒さ対策にもなります。
ただし、雨の降らない時間は荷物になるだけですので、可能なかぎり軽いものがオススメです。あと、雨はかなり酷く降ることもありますので、上下揃えるか、全身を覆うようなポンチョだと安心です。
おすすめレインジャケット記事 → 夏フェスに最適!軽量レインジャケットのおすすめ5選
防水タイプの帽子は便利
帽子の中で、僕のおすすめは防水のつばが広いタイプ。
雨の降るライブ中、レインコートのフードをかぶると、音がフード内で乱反射してしてしまいます。その点、防水タイプの帽子だと、音がそのまま聞こえますのでライブを快適に観ることが可能です。また、つばが広いと、帽子から垂れてきた雨で、雨具のフードが濡れることもありません。
長袖シャツで快適性アップ
半袖にレインコートを着てしまうと、汗で地肌とレインコートが密着してしまい不快ですので、僕はは軽量な長袖シャツを持ち歩くようにしています。寒さ対策にもなりますよ!
寒さに対応できる一着も
会場の苗場スキー場は、日中は汗だくになるような気候でも、夜になるとかなり冷え込む事があります。
実際に、2016年のフジロックは久しぶりに寒く、夜は薄手のダウンでも問題無いぐらいの冷え込み具合でした。
Tシャツにレインジャケットだけでは凌げない事もありますので、フリースやシャツ、カーディガンなど、もう1枚上に着込めるものがあると安心です。
体力に自信が無いならスポーツタイツを利用しよう
毎日数キロ山道を歩くことになるフジロックではスポーツタイツが疲れを軽減してくれます。
若くて体力のある方なら必要ないかもしれませんが、僕のような30代には欠かせないアイテムです。スポーツタイツはその見た目から、特に男性の着用姿には賛否ありそうですが、個人的にはおすすめしたアイテムです。
CW-Xについては記事にもしているのでお時間のある時にでも是非。
>>CW-X各モデルの「違い」「おすすめポイント」をまとめてみた!
マフラーやスカーフで寒暖の変化に対応
マフラーやスカーフ(夏用)は、日中は強い日光から、夜は寒さから首もとを守ってくれます。タオルで代用するのであれば、首に巻ける長さのものを用意しておきましょう。(会場で入手できるタワレコタオルでも可)
大雨なら長靴(レインブーツ)が最強
想像以上の大雨となる事もあるフジロック。そんな時には長靴(レインブーツ)が大活躍します。
会場では「野鳥の会」や「ハンター」「エイグル」等が人気ですが、特別高価なものである必要はありません。見た目を気にしないのであればホームセンターで売っている長靴で十分です。
しかし、長靴は晴れてしまうと暑すぎるのと、使わないと重い荷物となってしまいますので悩ましいアイテムの一つです。そう考えると、小さく折りたためる「野鳥の会」が人気な事は納得できますね。
その他持ち物
・大型ザック
・ステージ移動用のリュック、バッグ
・椅子
・水筒(象印のブースでお茶が無料で頂けます)
・タオル
・日焼け止め
・ランプ、懐中電灯
・ジップロック(携帯、カメラの防水用として)
・カメラ(手ぶれ補正機能の付いたカメラなら夜の美しい風景を撮影できますよ)
・モバイルバッテリー
・虫除け
・かゆみ止め
・常備薬
・湿布(30才以上の必需品)
・ウェットタオル
・携帯用芳香剤
・速乾タオル
・財布(水に濡れても大丈夫な素材)
・歯ブラシ
・カート
・化粧品
・髭剃り
会場移動用のバッグが防水だと安心
雨具や小物を入れて会場を移動するためのバッグがあると便利です。防水タイプのバッグやリュックだと雨が降っても浸水が気になりませんので安心です。
もし防水でないとしても、大雨の時はレインジャケットの下に着用できるぐらいのサイズだと荷物が濡れずにすみますよ。
会場移動が楽な軽い椅子を用意しよう
椅子も持ち運びを考えると軽量なものがオススメです。会場ではヘリノックスが人気ですが、軽くて持ち運びが楽ならば何でも大丈夫。ただし、地面が濡れていたり、泥だらけだったりしますので、脚のないタイプの椅子は役にたたない可能性があります。
※今年はヘリノックスから要注目のチェアが発売されていますよ→ 超軽量「ヘリノックス・チェアゼロ」登場!驚異的な軽さは大ブレイク間違い無し!
移動用ランプ(懐中電灯)はヘッドライトが便利
日が落ちると会場は足元が暗い場所が多く、持ち運び用のランプが必要です。懐中電灯でも良いのですが、両手が自由になるヘッドランプの方がなにかと便利です。
カート
テントサイトで重い荷物を運ぶ際、カートがあると便利です。特に大型のテントを利用する方ならば、手持ちで10キロ以上のテントを持ち運ぶ事はおすすめできません。
トイレ用に携帯用芳香剤なんて物もある
意外と便利なのは携帯用の芳香剤。一滴垂らすだけで消臭するタイプは効果抜群です。会場のトイレ環境はけして褒められたものではありませんので、気になる方はお試しください。
大容量モバイルバッテリーは必須
会期中、4日間以上充電できない可能性がありますので、モバイルバッテリーは軽くて大容量なタイプを選びましょう。
フジロックアプリを活用しよう
毎年お世話になっているこのアプリ、3日間のマイスケジュールを作成可能です。かなり便利なアプリですので事前のインストールをおすすめします。
まとめ
全て一から揃えるとなると大変ですが、実際はチケットと現地で使うお金、あと体力さえあればなんとかなりますので、参加を悩んでいるいる方はあまり大袈裟に考えず、とにかく一度フジロックを経験してみることをオススメします。
「来年はあのアイテムがあると便利だなぁ」なんて考える時間もフジロックの楽しみの一つだったりしますので、一度に全て高価なものを揃えてしまおうなんて考えず、毎年少しづつ持ち物をバージョンアップさせてみてはいかがでしょう?