パタゴニア

パタゴニア「トレントシェルジャケット」が3レイヤーになって新登場!普段使いにも最適な1着に

2020年2月20日

本記事のリンクには広告が含まれています

パタゴニアのジャケットの中でトップクラスの人気を誇る「トレントシェルジャケット」が、2020年の春夏モデルで新仕様となり登場しました。

最大の変更点は、2.5層だった「トレントシェルジャケット」が3レイヤーになったことです。

以前のトレントシェルジャケットを使ったことのある方なら、この変更に大喜びなのではないでしょうか?

それはなぜ?という話を含め、少し記事を書いてみたいと思います。

旧トレントシェルジャケットの裏地は剥離しやすいという大きな欠点を持っていた

トレントシェルジャケットは、パタゴニア製ジャケットの中ではリーズナブルで、しかも豊富にカラーが用意されていることもあり、非常に人気のあるジャケットです。

しかし、旧トレントシェルジャケットには大きな欠点を持っているモデルでした。それは、裏地のコーティングが剥がれやすく、数年でボロボロになってしまうケースが多かったのです。

写真は剥離し始めたパタゴニアの別ジャケット

補足しておくと、コーティングがポリウレタン製である以上、素材の剥離は避けられません。そのため、トレントシェルジャケットに限らずポリウレタンコーティングされた2.5層のジャケットは遅かれ早かれ裏地が剥離してしまうもの、と言われています。

保管状態が悪かったり、メンテナンス不足だったりと、剥離が早まる原因はいろいろと考えられますが、普段使いで購入するユーザーの多い旧トレントシェルジャケットは、まめにメンテナンスをするような方は多くなく、結果的に想像以上に早いタイミングでコーティングが剥がれてしまった、と予想しています。

パタゴニアの中でトレントシェルジャケットだけが剥離しやすい訳ではないと思いますが、公式オンラインショップでは散々「すぐにボロボロになった」との口コミが書かれていましたし、パタゴニアの直営店では店員さんがトレントシェルジャケットを購入するお客さんに対しメンテナンスや保管方法について何度も念押ししている風景を何度か目にしたことがあります。 パタゴニアとしても、旧トレントシェルジャケットは販売にかなり気を使うアイテムだったのでしょう。

実は、僕自身は旧トレントシェルジャケットに手を出したことはありませんでした。その訳は、15年以上前、旧トレントシェルジャケットの類似モデルだったレインシャドージャケットを使っていて、やはり2年もたたないうちにコーティングが剥がれ落ちてしまったことがあったからなのです。(白状すると、当時メンテナンスなんて全くしませんでした)

同じ2.5層のジャケットでも、GORE-TEXパックライトのジャケットはかなり長い期間着られた経験があるので、パタゴニアのオリジナル素材であるh2noで作られた2.5層のジャケットは耐久性に難があるなぁと感じていたのです。

「クラウド・リッジ・ジャケット」にも使われている素材で3レイヤーに

写真:クラウドジッジジャケット

3レイヤーになったトレントシェルジャケットは、今までのようなコーティングの剥がれやすさに悩まされる可能性はぐっと低くなりそうです。

トレントシェルジャケットで使われている裏地は、数年前に日本のマーケットを想定して発売された「クラウド・リッジ・ジャケット」と同じものが使われています。

僕は「クラウド・リッジ・ジャケット」を所有していて、購入してから2年近く経過していますが、今の所コーティングに関するトラブルは全くありません。(3レイヤーなので当然と言えば当然なのですが)

3レイヤーになった新しいトレントシェルジャケットは実用性も大幅に改善されていそうです。

今までトレントシェルジャケットに使われていた裏地は汗をかくと地肌に張り付きやすく、湿度の高い夏場のアウトドアで使う気にはなれないものでした。

対して、今回採用された「クラウド・リッジ・ジャケット」と同じ裏地は蒸れにくく、肌触りがサラサラしていてベタつきを大幅に抑えてくれます。

トレントシェルジャケットは本格的な用途で使いにくい、という評判も、新しくなった今回は覆してしまいそうな予感がします。

新旧トレントシェルジャケットの重さはあまり変わらず

2.5層のメリットは素材の軽さにある、と言われてきました。

今回3レイヤーになったことで、「トレントシェルジャケットが大幅に重くなってしまったのでは?」と心配していたのですが、意外なことに新しいトレントシェルジャケットの重さはは旧タイプと比較してもあまり重さに違いはありません。

新しいトレントシェルジャケットが394g、対して以前のトレントシェルジャケットが343gです。

1gでも荷物を軽くしたい方にとってこの50gの違いは大きいのかもしれませんが、トレントシェルジャケットはそんな方が選ぶようなジャケットでないことは明らかです。

50g重くなった代わりに最大の欠点を解消し、機能性も大きく改善している訳ですから、今回の仕様変更に文句を言う人なんて一人もいないのではないでしょうか?

新トレントシェルジャケットは相変わらず普段着としても最適

トレントシェルジャケットが人気な理由は、価格はもちろんそのデザインの良さにあることは間違い有りません。

新しいトレントシェルジャケットもデザイン的な良さは変わらずで、普段使い(タウンユース)もしやすいジャケットとなっています。

フロントジッパーが隠れるようなデザインになっていますので、止水ジッパーを使ったモデルに比べるとアウトドア感が少し弱めです。フロントジッパーを上まで閉めた時のネックからフード部分にかけての見た目も相変わらず格好良いです。

フロントジッパーと言えば、トレントシェルジャケットのフロントジッパーはかんでしまうことが多く、あまり快適ではないという評価が多かったようですが、直営の店員さん曰く、新しいモデルではフロントジッパーの使い勝手も改善しているそうです。

新トレントシェルジャケットのサイズ感も大きな変化なし

新しいトレントシェルジャケットを発売直後に試着してみましたが、前モデルと比較してもサイズ感に大きな違いは無いように感じました。

176cmの僕がベストなサイズは前モデルも新しいトレントシェルジャケットもMサイズです。

Sサイズも無理すれば着られないことはありませんが、フロントジッパーを締めるとパツパツで、中に厚手のものを着る冬には全く使い物にならなそうなサイズ感でした。

以前のモデルをお持ちの方は同じサイズを、まだ試したことの無い方は公式サイトで同じ体格の方が購入しているサイズを調べることができますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

新トレントシェルジャケットの気になる防水性

今回トレントシェルジャケットが大幅に改善されたことで、普段使いだけでなく真面目にアウトドアで使用してみたいと思う方が増えそうです。(以前のモデルもアウトドアで使えない訳ではありません)

そうなると気になるのは防水性(耐水性)ですよね。

パタゴニアは各モデルで正確な数値を公開している訳ではありませんが、公式サイトでは以下のような基準を設けていることを公表しています。

先ずは2.5層。

2.5層構造H2Noパフォーマンス・スタンダード・シェル

H2Noパフォーマンス・スタンダードを満たす製品には、過酷な独自の洗浄テスト「24 キラーウォッシュ」が行われ、素材はこの過程で24時間連続で激しく洗浄されます。

H2Noパフォーマンス・スタンダードは、パタゴニアが防水性/透湿性/耐久性の基準として採用している規格です。その高レベルのパフォーマンスの持続性は、パタゴニアの製品保証によっても守られています。H2Noパフォーマンス・スタンダードを満たす製品には、業界で最も過酷な洗浄テストが行われます。キラーウォッシュ実施前は最低20,000MM、実施後は10,000MM(JIS L 1092 Bによる)を満たすことが、シェル製品におけるH2Noの防水性の基準です。

対して3レイヤーの記載。

3層構造H2Noパフォーマンス・スタンダード・シェル

H2Noパフォーマンス・スタンダードを満たす製品には、過酷な独自の洗浄テスト「24 キラーウォッシュ」が行われ、素材はこの過程で24時間連続で激しく洗浄されます。

H2Noパフォーマンス・スタンダードは、パタゴニアが防水性/透湿性/耐久性の基準として採用している規格です。その高レベルのパフォーマンスの持続性は、パタゴニアの製品保証によっても守られています。H2Noパフォーマンス・スタンダードを満たす製品には、業界で最も過酷な洗浄テストが行われます。キラーウォッシュ実施前は最低20,000MM、実施後は10,000MM(JIS L 1092 Bによる)を満たすことが、シェル製品におけるH2Noの防水性の基準です。

設けている基準は全く同じみたいですね。

公開している情報から、今回耐水性が大幅にアップしている、とは言えない状況ではありますが、本格的なレインジャケットとして発売されていたクラウドリッジと同じ裏地を使っているのであれば、ある程度の状況にも対応できるのでは?と期待してしまいますよね。

レインジャケットとしてならレインシャドージャケットも検討を

直前で「ある程度の状況にも対応できるのでは?」なんて書いておきながら、もしも「レインジャケット」として検討しているならばもう少し予算を追加して「レインシャドージャケット」を購入した方が幸せになるかもしれません。

3レイヤーであることはトレントシェルジャケットと同様ですが、素材は伸縮性があり、より大きな動きを想定した作りとなっている為、着心地は「レインシャドージャケット」の方が勝ります。実際にお店で着比べてみましたが、「レインシャドージャケット」の方がアウトドア用のジャケットとしては断然使いやすいと感じました。

価格差は5000円程度。

僕が購入するならば、普段使いがメインならばトレントシェルジャケットを、アウトドア用の雨具として使うことが多いならばレインシャドージャケットを選びます。

まとめ

今回は嬉しい仕様変更で新登場したトレントシェルジャケットのご紹介でした。

裏地が剥離しやすいという欠点を解消したトレントシェルジャケットは、誰にでもおすすめできるジャケットとなりました。

トレントシェルジャケットはリーズナブルでデザインも良く、しかも今回は機能性も大幅に向上していますので、今まで以上に人気モデルとなりそうです。ブラックやネイビーはもちろん、グリーンやマンゴーなど、トレントシェルジャケットならではの素敵なカラーが揃っているので目移りしてしまいますよね。

悪評から今まで敬遠していた方や、一度購入して痛い目にあってしまった方も、新しいトレントシェルジャケットは検討する価値のある1着だと思います。仕切り直しでもう一度手にとってみてはいかがでしょうか。

【紹介アイテム】

パタゴニア Patagonia メンズ・トレントシェル 3L・ジャケット BLK L

【関連記事】

パタゴニア「マクロ・パフ・フーディ」をレビュー|アウトドア用途だけじゃもったいない1着

パタゴニア「クラシック・レトロX・ジャケット」はどこで買える?発売日も予想してみた

  • この記事を書いた人

モノタビ

MONOTABI(モノタビ)は、旅や日常に使えるギアの紹介を中心に、話題の情報やモノを紹介するブログです。記事はパタゴニア、カメラ、旅、音楽、アート、下町情報多めです。

-パタゴニア
-