またパタゴニア製品のお話です。
まもなく夏のセールも始まり、9月になれば秋冬のアイテムが店舗にも並びだす時期ですね。
2018年の秋冬も様々なニューアイテムが登場する予定で、すでに公式オンラインショップでは販売が開始している商品も多く見受けます。
その中で個人的に「あれ?」と思ったアイテムが一つ。
それが今回ご紹介するパタゴニアの定番フリース「R2ジャケット」です。
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目次
なぜ・・・。R2ジャケットが廃番に(2021年追記)
パタゴニアにおける不動の定番アイテムだと思っていたR2ジャケット。
なんと2021年の秋冬で廃番となり、カタログから完全に消えてしまいました。
たしかに、ライフスタイル系の位置付けへ変更されたあたりからR2ジャケットの存在価値はやや「微妙」だった気はしますが、根強いファンがいるアイテムだけにびっくりです。
R2ジャケット廃番がどのような理由からなのかは知る由もありません。勝手な想像でしかありませんが、次々と独自のリサイクル素材に切り替わる中、ポーラテック社のフリース素材を採用していたR2ジャケットを販売し続けることが難しくなったのでしょうか?
残念ながら、現在のパタゴニアにR2ジャケットの代替品となりそうなアイテムはありません。(R2テックフェイス・ジャケットの日常使いは難しそうです) R2ジャケットの雰囲気をもったフリースジャケットを探すのであれば、他ブランドで選択するしか無さそうです。
僕は来季以降にR2ジャケットが復活してくれることを願いつつ、手持ちのR2ジャケットを引き続き酷使することといたします。
定番「R2ジャケット」が新商品扱いなのはなぜ?(ここから以前の記事です)
僕が「R2ジャケット」に「あれ?」と思った理由は、公式オンラインショップで「新商品」扱いされていたからなのです。
公式サイトの表記はご覧のように「新着」という表記が。
カラーだけの違いならば「新着カラー」と表記されるはずで、これは「R2ジャケット」今までのとは何かしら違う商品となっていることを意味しています。
非常にややこしいのですが、現在は今までのR2ジャケットも併売されていて、益々その違いが気になるところです。
写真でじっくりと違いを見比べても良かったのですが、仕事でパタゴニアの近くを通りましたので、お店の方に直接話しを聞いてみました。
シルエットが少しゆったりする?新型「R2ジャケット」
お店の方にはずばり「新しいR2ジャケットは、旧モデルとどこが違うの?」と聞いた訳ですが、回答は明快 「シルエットがルーズになります」とのことでした。
旧モデルのR2ジャケットを持っている方や、試着したことのある方ならばお分かりになると思いますが、実は旧モデルのR2は思いのほかタイトなシルエットなんですよね。
こちらが旧モデルの「R2ジャケット」。
これは「R2ジャケット」が「中間着」としてアウトドアシーンで使われることを最優先した結果で、抜群のフィット感からファンの多い商品です。
反面、僕のようなアウトドア商品を積極的に日常使いしたいユーザーからすると、最近のR2ジャケットはあまりにもタイト過ぎるため、パンツを始めとするその他のアイテムとのバランスが難しく、着こなしが困難な手を出しにくい商品となっていました。
一方こちらが新しいR2ジャケット。
言われてみると、腕の部分や胴回りのシルエットが少しゆったりしていそうな気がしますね。
HPに掲載されている製品実寸ではこんな違いが。
Mサイズ | 旧モデル | 新モデル |
身幅 | 55 | 55 |
裄丈 | 90 | 90 |
着丈 | 71 | 69 |
あれ?意外なことに「身幅」には変化がなく、大きな違いは「着丈」となっていますね。表記されているフィットも「スリムフィット」となっていますのでびっくりするほど「ゆったり」する訳では無さそうです。
着丈が短くなっているので現行モデルよりはスッキリ着られそうですね。素材違いで構成されていたネックや腕も部分も、表は起毛したフリースだけになり、比較的シンプルな見た目となっています。
個人的には手首部分までも同じ素材になってしまったのはやや残念ですが、少しだけレトロ感のあるアウトドアアイテムとして再び人気となりそうな予感です。
ちなみに、僕自身は10年近く前のR2ジャケットを1着持っていて、あまりにも着すぎてフリースがかなりくたびれているのですが、店員さん曰く「そこ頃のシルエットに近いので買い換えるなら次モデルですね。」との事。
ちょっと楽しみになってきました。
第一線を退く「R2ジャケット」
さて、今までは本格的にアウトドアで使用されることを想定して進化してきた「R2ジャケット」が、2018年の秋冬モデルからはややルーズなシルエットとなるのですから、その意図が気になるところです。
これも店員さんとの会話の中でお聞きしたことですが、パタゴニアとしてはR2ジャケットを本格的に使用される「フィールド」の商品群から、「ライフスタイル系」の商品へと立ち位置を変更したそうです。
今まで「R2ジャケット」が担ってきたポジションはナノエアジャケットあたりが担えるので問題ない、という判断みたいですね。
先述したように僕の場合は日常生活でも積極的に使いたいので今回の変更は大歓迎なのですが、現行のR2ジャケットが気に入っていて、他の商品では換えがきかないという方には悲しいお知らせとなりそうです。
「R2ジャケット」の旧型はセール狙いがおすすめ?
すでに公式オンラインショップでは販売を開始している新型のR2ジャケットですが、店舗に並びだすのは9月の前半頃になるそうです。
こんな記事を書きながら僕もまだ新しいR2ジャケットは確認できていませんので、実際に手にして気付きがあれば追記しますね。
一方、まもなく旧型となってしまう現行のR2ジャケットですが、セールの対象となる可能性が高いのではないかと予想しています。旧モデルとなるのであれば定番色のブラックなどもセールになりそうですね。
ただし、ファンの多いR2ジャケットだけに、争奪戦となりそうですので、現行品の機能とシルエットが気に入っている方は早めに確保しておいた方が良さそうですよ。
新R2、試着してみました
商品が店頭に並び始め、「R2ジャケット」を実際に試着することができました。
結論として、前シーズンと比較するとかなりゆったりとしたシルエットになっています。これならば、普段使いも問題なしですね。
ただし、予想通り本格的なアウトドアで使用する中間着としては前シーズンのR2ジャケットの方が優れている点も多そうですので、アウトレットで在庫の残っているうちに確保しておいた方が良さそうです。
公式サイト:パタゴニア
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