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パタゴニア・バギーズパンツは隠れた名パンツかも!

2018年8月10日

今年はバギーズ・ショーツを1着購入するつもりでいましたが、のんびりしていたら欲しかったカラーのMサイズが売り切れてしまいました。それで、同じカラーの長ズボン版「バギーズパンツ」を購入することにしました。

以前から興味はあったものの、なぜか購入までに至らなかったパタゴニア「バギーズパンツ」ですが、実際に使ってみると非常に魅力的なパンツでした。

早速レビューしたいと思います。

\パタゴニア夏のセール/

バギーズ・ショーツの良さを継承した「バギーズパンツ」

今年の夏も凄まじい人気となっているバギーズ・ショーツですが、今回ご紹介する「バギーズパンツ」の人気は「ぼちぼち」ってところでしょうか。

毎年セールの対象となり、残念ながらそれでも売れ残っているところを見ると、バギーズ・ショーツほどの人気を得られていないことは明らかです。

しかし、実際に履いてみると、バギーズパンツ、良いです!

所々にバギーズ・ショーツにも感じる良さを残しつつ、バギーズパンツなりの機能も備わっていて、十分に満足できるパンツでした。

まず共有しているのは素材です。

バギーズパンツ、バギーズ・ショーツ共にナイロン100%(92%リサイクル・ナイロン)で作られていますので、見た目はそのままバギーズ・ショーツのロング丈と思ってしまって間違いありません。バギーズ・ショーツ同様に、まったく気を使う必要のないタフで丈夫な「あの」素材です。

ナイロンながらも、クタッとして光沢が抑えられたバギーズパンツの素材は、アウトドア感控えめで、バギーズ・ショーツ同様にコディネートに困ることはありませんので日常使いに活躍しそうです。

ウエストは伸縮性のあるゴムバンドに加えドローコードも付いています。この仕様もバギーズ・ショーツ同様ですね。自身に好みに合わせたフィット感で履くことができて快適です。

前面にはポケットが2個

右側には嬉しいキーループ付きです。2018年のモデルからバギーズパンツとバギーズ・ショーツにはこのキーループが付いてますね。

ポケットが浅すぎるという評価をされることの多い(実際にやや浅い)バギーズパンツですが、このキーループのおかげで大切な鍵は落とさずに履けるようになりました。

後方にはポケットが一つ。これもバギーズ・ショーツと同じですね。

バギーズパンツ独自の仕様

ここまでのご紹介だとバギーズパンツはバギーズ・ショーツが単に長くなっただけなのか?と思ってしまわれるかもしれませんが、もちろん違いはあります。

まず、バギーズ・ショーツ最大の特徴である「ライナー」がバギーズパンツには付いていません。

当然と言えば当然ですが、バギーズパンツはノーパンじゃ履けないよ、とご記憶下さい。

ただし、見て頂ければお分かりになるように、ポケットはしっかりとメッシュになっているんですよね。この仕様はポケットの水はけを意図したもので、バギーズ・ショーツ同様、バギーズパンツも様々なシーンで使用されることを想定しているようです。

もう一つ、バギーズパンツを語る上で欠かせないには「リブ」の存在です。

僕が今回バギーズパンツを購入したのもこの「リブ」部分の存在が大きかったのです。

僕は夏になるとキーンやビルケンシュトックのサンダルを履くことが多いのですが、裾を気にする必要のあるパンツが苦手で、リブ使用のバギーズパンツであればそのストレスから逃れられるのでは?と考えた次第です。

その予想は大当たりで、バギーズパンツはサンダルとの相性は抜群です。リブ使用のパンツの見た目にはやや抵抗感があったのですが、こんなに楽ならばもっと早めに導入すべきでしたね。

真夏でもバギーズパンツが活躍する理由

バギーズパンツの丈から、バギーズパンツは春や秋冬のパンツと思われるかもしれませんが、実は真夏にこそ履くべきパンツと言えそうです。

その理由はバギーズパンツがUPF(紫外線防止指数)50+のUVプロテクションを備えているからなのです。

実は、僕がバギーズを最初に履いたのは先日開催されたフジロックの前夜祭当日です。

行かれる方はご存知かと思いますが、前夜祭当日はキャンプサイトがオープンする日でもあり、毎年平地確保の為に数時間行列を作りオープンを待つ必要があるのです。

こんな感じです。

この行列が思いの外お肌には辛く、毎年短パンを履いては強烈な日焼け跡を太ももに残していました。

今年は開催前に珍しく日差しの辛さを思い出し、急遽バギーズパンツを導入してみたという訳です。

結果、今年は長時間のテントサイトオープン待ちにも関わらず無事太腿は日焼けすることなく、導入は大成功となりました。

また、撥水加工され、速乾性もあるバギーズパンツであれば雨の多い夏場のパンツとして活躍することは言うまでもありません。

バギーズパンツは登山でも使える?

意外といろんな機能を備えていて、丈夫なバギーズパンツですので、もしかして登山でも使えるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

このブログを時々読んで頂いたことのある方ならば、僕がほとんど登山なんてしていないことはバレていると思いますので、この答えを書くに相応しい人間ではない事は明らかなのですが、実際に使用してみた感想からバギーズパンツが登山に向いているかどうかを独断で書いてみたいと思います。

結論から書くと、バギーズパンツを登山に使うのは少し微妙だと思います。

その理由はバギーズパンツの素材には伸縮性がないことです。普通に歩くだけでは全く問題ないのですが、大きく足を繰り出したり踏ん張ったりすると、僕の体型では伸びのなさがを実感する場面が時々あります。

股の部分はご覧のように大きく開けるようなカッテイングになっていますが、太腿や膝の部分は立体裁断ではありませんし、伸縮性もありませんので、登山に向いているか?と聞かれたならば「微妙かも」と答えてしまいたくなるのです。

もちろん一言で「登山」と言っても様々な場面がありますし、体型によるとこもありますので、全ての登山に向かない訳ではありませんが、登山用として購入するならばもっと相応しいパンツがいくらでも存在しますよね。

バギーズパンツは日常、キャンプ、旅行などには最適!

登山には向かないとは言え、もう少しライトなアウトドアシーンでバギーズパンツが活躍することは間違いありませんし、普段使いも全く問題ありません。ちょっとリラックス感のあるパンツとして大活躍すると思います。

公式HPの写真を拝借しましたが、スニーカーと合わせても違和感もありません。太ももから下にかけてスリムなので意外とキレイ目なコーディネートでもいけるんですよね。

バギーズパンツならばキャンプや旅行まで、バギーズパンツ1着でどこでも行けそうな気がしてきます。(あれ?何かバギーズ・ショーツの記事と同じことを書いてますね。)

バギーズパンツのサイズ感

バギーズパンツのサイズ感についても書いておきますね。

176cm71kgの僕が購入したのはMサイズ。

多くの場合パタゴニアで購入するアイテムのサイズはMですので、バギーズパンツは特に癖のあるサイズ感ではないと思います。

僕の場合Sではきつく、Lではあまりにも大きすぎでしたのでMサイズがジャストでした。

ただし、僕と同じような身長で、体重も近い知人はSサイズを履いていますので175cm前後の方はSサイズかMで分かれる可能性もありそうです。

サイズ感に自身のない方は公式サイトで「私のサイズは?」という機能を使って似ている体型の方がどのサイズを購入しているのかを調べることができますので、利用してみることをおすすめします。

まとめ

正直シンプルすぎてやや地味な存在となっている「バギーズパンツ」ですが、購入してみると機能的で魅力的なパンツであることが分かりました。

僕はすっかりバギーズパンツを非常に気に入ってしまい、すでにもう1本別のカラーが欲しくなっています。購入したグリーンより更に着回しがしやすそうなネイビーも良いなぁ。

毎日履けて、アウトドアや旅にも活躍するパンツをお探しの方、バギーズパンツを候補にしてみてはいかがでしょうか?

きっと後悔しない1着になると思いますよ。

関連:パタゴニア

追記:バギーズパンツは廃番に

現在、バギーズパンツは廃盤となり、販売されていません。

バギーズパンツは非常にシンプルで、他に代わるものがないパンツだったため、その廃盤は残念です。

代わりに、パタゴニアの現行品である「スカイライン・トラベラー・パンツ」や「テルボンヌ・ジョガーズ」は、日常的に使いやすいパンツとしておすすめです。

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