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最強の旅バッグ「パタゴニア ヘッドウェイ・MLC 45L」をレビュー

2018年7月12日

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ご存知のようにパタゴニアにはいつくもの定番商品が存在していて、長年バージョンアップを重ねながら販売されています。昨今大人気のバーギーズパンツや、冬に売り切れが続出するレトロX系などもその中のひとつですよね。

今回紹介する「ヘッドウェイ・MLC 」は、そんなパタゴニアの、バッグにおける定番中の定番といえるアイテムです。

「ヘッドウェイ・MLC 」を一言で紹介すると機内持ち込みできる最高の旅バッグ

「ヘッドウェイ・MLC 」はその大きさから日常使いするようなバッグではありませんが、いざ使ってみると人気に納得の商品なのです。

旅人から絶大な支持を受けるパタゴニア「ヘッドウェイ・MLC 」

「ヘッドウェイ・MLC 45L」のMLCとは「Maximum Legal Carry-on」という意味です。

そう、そもそもこのカバンは「機内持ち込みできる」ことを目的として作られた旅カバンなのです。

「ヘッドウェイ・MLC 45L」の歴史は結構古く、90年代にはUSA製のMLCが存在しています。(少し前はTransport MLCという製品名でしたね)

昔のMLCは少し大きかったようですが、航空会社の機内持ち込みサイズの変更に合わせ、現行のMLCは以前と比べると少し小さなサイズへとリニューアルされています。

もちろん、小さくなったといっても3〜5日の旅行を想定しているだけあって、サイズは「56 x 41 x 23 cm」とそれなりの大きさです。

同じく機内持ち込み可能なリモワのスーツケース(32L)と比較するとこんな感じ。

MLCは45Lですので、32Lのリモワよりもさらに多くの荷物を持ち運べるという訳です。

大きすぎず、かと言って小さい訳でもなく、パタゴニア「MLC」は旅するカバンとして絶妙なサイズを実現した商品なのです。

パタゴニア「ヘッドウェイ・MLC 45L」は多彩な収納や機能が魅力的

「ヘッドウェイ・MLC 」が旅用カバンとして評価されている理由はなにもそのサイズだけに限ったことではありません。

「ヘッドウェイ・MLC 」を使ってみると、「ヘッドウェイ・MLC 」はユーザー(旅人)のことを考え、旅に便利な機能を惜しみなく投入していることも人気を集める理由のひとつだと気付かされます。

早速詳しく見て行きましょう。

こちらはセンターのジッパーを開けて全開したところ。まるでスーツケースのように仕切られているのです。

写真の左側がメインの収納部分、右側は大小計3個もの収納が用意されています。

メインの収納部分は15cmほどの深さがあり、かさばる荷物でも余裕で収納することができます。

厚手の冬用ジャケットでも余裕ですね。スニーカーだって問題ありませんし、寝袋だってこの深さがあればたいていの物が入ってしまいます。

そして、メッシュの仕切りがあるおかげて荷物を抑え込めるので、見た目以上に収納可能です。

反対側にはメッシュのポケットともう少し大きなポケットが。

両ポケットの裏には更に大きな収納部分が用意されています。

ここに何を入れるべきか悩ましいですが、大切な書類やシワを作りたくないシャツなどははここに入れておいても良さそうですね。

便利と言えば、前面部分の収納抜きには語れません。

見てください、この多彩なポケットの数々。スマートフォンはもちろん、筆記用具やガジェット類を始めとする小物これでもか、というくらい便利に収納可能です。

いつも同じことを書いてますが、キーループの存在は欠かせません。パタゴニアのバッグにはキーループが付いていることが多くて好きなんです。

ちなみに、キーループは前面ポケットの中にももう一つ付いてます。

この場所だとさっと取り出しもできるのでさらに便利です。キーループが2箇所に付いているバッグって珍しいですね。

話は前面オーガナイザー部分の話に戻ります。写真のようにポケット部分はきちんと止められるようになっていて、収納しているものが飛び出さない工夫がみられます。このあたりの細かい仕様も嬉しいですよね。

一方、収納ではありませんが、旅人に嬉しい機能もあります。

横長に手持ちした時には下になる部分。

ここも一見ポケットっぽいのですが、

実はネームプレートが隠されています。万が一預けることになってもロストバゲッジや誤って持って行かれる事を防ぐ機能を備えているという訳です。

パタゴニア「ヘッドウェイ・MLC 45L」なら持ち運びも自在

パタゴニア「ヘッドウェイ・MLC」を運ぶには、いくつもの選択肢が用意されています。

縦にも横にも手持ちできるようになっていますし、バックパックとしても利用可能です。

バックパックとして利用した際の使い心地について触れておくと、その見た目からは想像できないぐらい快適です。特別クッション性のある作りではないのですが、不思議とフィット感がよく安定感抜群な背負い心地なんですよね。

旅用となるとそれなりの重さを覚悟しなくてはなりませんので、あまりにもヤワで疲れやすいバッグでは心配になってしまうものですが、「ヘッドウェイ・MLC」なら安心してその役割を任せることができます。

また、「ヘッドウェイ・MLC」はショルダーストラップも付属していますので、ブリーフケースとしても利用可能です。

ショルダーストラップもそんなにクッション性のあるものではありませんので、お世辞にも極上の使い心地なんて言えませんが、さっと移動したい時にはこのショルダーストラップがある「ありがたみ」を実感することでしょう。

ちなみに、ブリーフケースとして使う際、邪魔になるバックパック用のショルダーストラップはすっきり収納してしまうこともできます。

最後にもう一つ。

この部分を開いてしまえばスーツケースなどのローラー付き製品に取り付けることもできます。単独で使う時だけでなく、スーツケースなどの大荷物で移動する際にも「ヘッドウェイ・MLC」は活躍してしまうのです。

「ヘッドウェイ・MLC」は出張(仕事)にも使える?

さて、大絶賛している「ヘッドウェイ・MLC」ですが、どうせなら仕事にも使えないかしら?と考えてしまいますよね。

特に数日の出張に使えるならば「ヘッドウェイ・MLC」の活躍の幅は更に広がることは間違いありません。

その点について、僕の超個人的な意見ですが「カラー次第」だと感じています。

僕の持っている「ヘッドウェイ・MLC」(数年前の限定カラー)はややカジュアルなカラーなので、正直スーツで仕事をしている方には合わないと思います。

毎年発売されている限定カラーも多くの場合同様です。

今年のブルーは意外と地味カラーなので、ジャケパンスタイルならギリギリかしら?と思わなくもありませんが、それならば最初から定番カラーの「ブラック」を選択すべきでしょうね。

現行のブラックがこちらです。

ロゴやストラップの色、そしてジッパー部分のカラーなど、ブラックでもビジネス用途に対応しているかと聞かれるとやや微妙ではあるんですが、昨今サラリーマンのカバンはどんどんカジュアルになってきていますし、「出張」ならばこれでも許されるような気がします。

という訳で、どのカラーを選択するかは、どんな場面で使いたいかをイメージして、少し慎重に検討する必要がありそうです。

仕事で使うことに関して注意点をもう一つ。45Lという容量は仕事で日々持ち歩くようなサイズではありません。くれぐれもサイズを確認せずに通勤用鞄として購入するような事がないようご注意ください。間違いなく日常使いには大きすぎです。

モンベル「トライパック 45」と比較した「ヘッドウェイ・MLC」

「ヘッドウェイ・MLC」と非常に用途が似た製品として、国内アウトドアメーカーの雄「モンベル」から「トライパック 45」という製品が発売されています。

旅カバンとして比較する方は少なからずいらっしゃるんじゃないかと思いますが、実に甲乙つけがたい製品なのです。

僕が比べてみた際には、

  • 収納の多様性 → ヘッドウェイ・MLC
  • コストパフォーマンス → トライパック 45
  • 軽さ → トライパック 45

という感想を持ちました。

ではなぜ「トライパック 45ではなくヘッドウェイ・MLCを選んだか」という点ですが、一番大きな理由は「モンベルのロゴが大きすぎるから」です。

そもそもパタゴニアが好きだという大前提はあるのですが、もう少しロゴが控えめだと1万円近く安い「トライパック 45」に心が動いていたかもしれません。

もちろんロゴの大きさなんて完全に僕の好みの問題ですので、「ヘッドウェイ・MLC」が気になりつつも値段がちょっとね、という方はぜひ「トライパック 45」も検討してみて下さいな。

まとめ

ご紹介してきたようにパタゴニア「ヘッドウェイ・MLC」は旅で役立つ機能をこれでもかと詰め込んだ素晴らしいカバンです。最近ますます利用の機会が増えててきているLCCに乗る時など「ヘッドウェイ・MLC」が大活躍することでしょう。

繰り返しになりますが、唯一注意すべき点は、「ヘッドウェイ・MLC」は意外と大きいということです。

お店で購入できるならば良いですが、もしも通販で購入するならばサイズをきちんと把握して、本当にご自身が必要としているサイズ感なのかを判断して購入することをおすすめします。日常使いするカバンとしては明らかに大きすぎですので他の商品を検討すべきでしょう。

せっかく最高の旅カバンを手にしたのに、大きすぎて活躍の機会が無いなんてもったいなさすぎですからね。

追記:現行品は「ブラックホール・MLC 45L」に

永遠の定番かと思われた「ヘッドウェイ・MLC」が廃番になってしまいました。

現行は「ブラックホール・MLC 45L」になります。

「ヘッドウェイ・MLC」に比べると主張が強めなデザインになりましたが、基本的な機能は「ヘッドウェイ・MLC」から引き継がれています。

「旅用の鞄」をお探しならば、引き続きおすすめできる鞄です。

おすすめ度:

【紹介アイテムの現行品】

パタゴニア公式サイト ブラックホール・Maximum Legal Carry-on 45L

 

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