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多機能すぎ!パタゴニア「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」をレビュー

2024年9月4日

パタゴニアから2024年秋冬の新作として発売された「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」をレビューします。

この「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」、一見なんてことのない普通のシャツに見えますよね。

ところが、ハイキングや登山、魚釣りなど、アウトドアでも快適に過ごせるように、いろんな機能がつめこまれたシャツなのです。

実際に登山で着用してみましたが、すっかり気に入ってしまいました。もう1着欲しいです。

今回は、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」特徴や気に入った点、少し気になる点などをお伝えします。

【紹介アイテム】

パタゴニア Patagonia メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ TNGR M

とにかく多機能なパタゴニア「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」

まずは特徴からご紹介しましょう。

「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は、とにかく多機能なシャツです。

「シャツなのに多機能なんてことがあるの?」そう思われるかもしれませんが、本当に多機能なのです。

UPF(紫外線防止指数)40+のUVプロテクション

その名前から想像がつくと思いますが「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は、UPF(紫外線防止指数)40+のUVプロテクションを備えています。登山やハイキングなど、アウトドアの活動では日焼け防止が重要ですが、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」なら体温調整にとどまらず、きちんと日焼け対策にもなるシャツです。

襟部分には日差しをシャットアウトする工夫あり

日焼け防止のギミックとして面白いのが、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」の襟部分です。 

襟部分は首元を強い日差しから守る役割を担っていて、襟を立てることで日差しをガードすることができます。

この部分は、首にあたる日差しをシャットアウトすべく襟をもう一段展開することが出来るのです。

ここまですると完璧です。首を完全に日差しから守ってくれます。

襟は、ボタンダウンでなく、スナップ留めになっている点も気が利いてますよね。おかげでさっと展開することができます。

袖はまくしあげて固定できる

袖を捲り、ボタンで固定することもできます。長袖では暑すぎる時や、日陰の多い樹林帯を歩く時などには活躍しします。

袖の中に紐があり、この紐で固定します。注意点としては、穴が結構小さいので、やや止めにくいです。

収納力抜群なポケット

左右のポケットの存在もお見逃しなく。ボタンダウンのポケットに加えて、サイドはジッパー付きのポケットも備えていて、かなり収納力があります。

ジッパー付きのポケットは釣りの道具を入れることを想定しているそうですが、登山やハイキングでは軽い行動食や飴をいれておいたり、スマホを入れたりしています。このポケットには航空券や電車のチケットを折り畳まずに入れることができますし、パスポートも入ります。

メガネふき(レンズクリーナー)

メガネ拭き?そう、メガネ拭きも備えています。この部分の裏地にはサングラスやメガネを拭くのに最適な素材を備えているので、わざわざメガネふきを探す必要がありません。無くても良いですが、あると便利な機能ですね。

ベンチレーション

背面にはベンチレーション機能もあります。僕はザックを背負ってしまうことが多いので、この位置にあるベンチレーションの大部分を塞いでしまうことが多く、効果のほどを実感したことはないのですが、背中部分が極端に蒸れることはないように感じます。

伸縮性

素材はさらっとしたリサイクル・ポリエステル100%です。伸縮性があり、着ていてもストレスを感じません。

速乾性

素材には速乾性もあります。試しに霧吹きで濡らしてみたところ、30分程度で目立たないほどには乾いてくれました。

サイズ感は少しゆったり目

「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」はレギュラーフィットとして展開されいます。176cmの中肉中背な体型ですが、Mサイズがちょうど良いサイズでした。パタゴニアの製品はほぼMサイズを買っているので、いつものサイズ感と言えそうです。

ただし、「キャスティングやボート漕ぎ、ハイキングやヒップパック装着の際も、シャツがずり上がらない」よう、あえて多少ゆったりとしたつくりになっているので、いつも選んでいるサイズがやや大きめに感じているような方であれば、もうひとつサイズを下げてみても良いかもしれません。袖も裾も気持ち長めです。

メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツサイズ表

 XSSMLXLXXL3XL
身幅52555864677179
身丈70727577808385
裄丈85889093959899

登山でかなり活躍したロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ

ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツを木曽駒ヶ岳の登山で使用してみました。

「日焼け止め」が非常に優秀

まず、このシャツの特長である「日焼け防止機能」が非常に優秀です。

襟の部分は状況に応じて簡単に調整でき、日差しが強い時は首の後ろを完全にガードし、日陰になったら元に戻す、という使い方がストレスなくスムーズにできました。

そして、実際の効果も抜群で、首を全く日焼けしませんでしたので、疲労度の軽減にかなり貢献してくれました。

想像以上に涼しく着られる

登山中だけでなく、都内からの移動中にもロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツを着続けていましたが、予想以上に涼しく着られました。

実は、普段着ているハイクシャツに比べると「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は少し厚手なんですよね。「暑くて使い物にならないのでは?」と心配していましたが、全く問題ありませんでした。熱がこもることもなく、素材がさらっとしていて肌離れが良いので、着ていて不快に感じることはありませんでした。

ちなみに、都内では30度以上、登山中は15度前後の気温でした。移動中は半袖Tシャツを、登山中はメリノウールの長袖Tシャツを中に着ていましたが、暑くてロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツを脱ぐ必要を感じることはありませんでした。

着丈の長さもちょうど良い

ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツは少しゆったりした作りだと紹介しましたが、実際にザックを背負い、ベルトを締めて登山してみると、そのサイズ感が絶妙であることを実感しました。

着丈がやや長めなので、シャツがずり上がってくることはなく、ベルトを締めても窮屈に感じることはありません。

素材は摩擦に対して強いのかも

ポリエステル100%で作られた「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は、摩擦に弱そうな印象がありましたが、実際にはそんなことはありませんでした。

3日間ザックを背負いましたが、背面やベルト部分にダメージは全くありません。「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は、タフに使えるシャツのようです。

ただし、今回の登山では極端に負荷のかかる着方や、藪漕ぎなどはしていませんので、着続ける中で評価を変える必要があるようでしたら「追記」してお知らせします。

「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」の気になる点

非常に気に入っているロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツですが、気になる点も挙げておきます。

襟部分は少し熱を持ちやすいかも

とても機能的で便利な襟部分ですが、2重に折り込まれているため、通常の状態ではやや暑く感じるような気がします。

すべて展開してしまえば問題ありませんが、襟を折り畳んだ状態で着用する場合、少し気になる方がいらっしゃるかもしれません。

カラーによっては汗が目立つかも

「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は現在3色展開されています。僕が購入したのはTerrain Greenで、他にShelter BrownとCrisp Greyがあります。(アメリカではThermal Blueを加えた4色展開)

Terrain Greenに関しては、濡れている部分が少し目立ちやすい気がします。Shelter Brownも同様の傾向があるかもしれません。Crisp Greyが一番目立たないと思いますが、これはパタゴニアの店舗では取り扱いがなく、オンラインショップのみのカラーのようです。

濡れてもすぐ乾くので、個人的には大きな問題ではありませんが、気になる方はカラー選びで少し迷うかもしれませんね。

まとめ

以上、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」のレビューでした。

長時間外にいるハイカーや釣りをする方など、アウトドアで利用する方へ特にオススメしたいシャツですが、

  • 日焼けを防止できるシャツを探している方
  • 旅行用に使いやすいシャツを探している方
  • 普段使いでも快適に使えるシャツを探している方

など、アウトドア以外でも大活躍すること間違いなしです。

非常に人気のシャツになると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

ちなみに、パタゴニアの山シャツといえば、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・ハイク・シャツ」という定番アイテムがありましたが、現在は廃番となっています。そのため、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」の需要は高いことが予想されますので、売り切れにご注意ください。(すでに一部カラーやサイズは品切れです)

パタゴニアの新製品は入荷数が少ないことが多く、このシャツも例外ではないようです。気になる方は、早めの購入をおすすめします。

なお、「ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」と「ロングスリーブ・セルフガイデッド・ハイク・シャツ」の比較記事も予定していますので、そちらもぜひご覧ください。

【紹介アイテム】

パタゴニア Patagonia メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ TNGR M

 

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