8月の中旬、猛烈な暑さが続く東京都内から逃げ出し、2泊3日で長野県の白馬周辺を旅行してきました。
目的は栂池自然園と八方池での探鳥&トレッキングです。
まぁ、どちらも大した強度もない初心者向けのお気軽コースを歩いてきただけなんですが、高原の涼しさと、大自然を満喫できる大満足の3日間となりました。
今回はそんな旅の記録です。
目次
東京から栂池自然園へ|新幹線&バス移動
旅のスタートは東京駅。6時16分発の新幹線「かがやき」に乗車して、長野駅を目指します。
長野駅には7時36分の到着。
東口のバス停から白馬・小谷方面行きのバスへ乗り換えます。
目指すのは栂池高原、出発は8時20分です。バスはタッチ決済に対応しているので助かりますが、片道3200円となかなかのお値段。
定刻通りに出発したバスは、10時前に栂池高原へ到着。ここからゴンドラで栂池自然園へ向かいます。
チケットはオンラインで購入済み、でしたが、発券する必要あり。少し面倒ですが、仕方ありません。
いざ現地へ、とその前に、お腹が空いてしまいました。
ゴンドラ乗り場に隣接するTSUGABASEの「TSUGAバーガーポテトセット」1650円。以前なら「観光地価格!」なんて言ってしまいそうですが、なんでも値上がりする昨今、この値段なら特に割高感を感じなくなってしまいました。そして、美味しいです。
ハンバーガーで空腹を満たし、ようやくスタートします。
ゴンドラの次はロープウェイ。
時刻は11時半、ようやく栂池自然園(標高約1,900m)へ到着しました。
栂池自然園ハイキング|木道から始まる湿原散策
天気は晴れ。雲が少し多めな点が気になりますが、空気はひんやりしていて涼しいです。灼熱の東京から逃れてきた甲斐がありました。
ルートは、展望湿原まで往復約3時間半、距離も5.5 km程度です。
ハイキング開始直後から木道の左右にいろんな花が咲いていています。
木道をのんびり進み、スタートから30分程度経過。目的地までこんな木道を延々と歩くんだろうと思っていました。
ところが、途中からそれなりにアップダウンが増えてきました。あれ?想像してたのとちょっと違う。
木道でない箇所や足元が濡れているような未舗装の箇所が増えてきます。(靴はトレッキングシューズで正解でした)危険だったり、技術が必要だったりするような箇所は全くありませんでしたが、序盤のお気楽さはありません。何方かと言えば登山に近く、皆息を切らしながら前に進んでいます。
目的地の展望台(約 2,010 m)に到着したのは13時20分ごろ。東京に比べるとはるかに涼しいとはいえ、時期は真夏。しっかりと汗をかき、体力も消耗してしまいました。
期待していた眺望は、雲がかかり全くダメ。もう一つの目的、探鳥の方も、時折鳴き声はするものの、姿はさっぱり見えませんでした。夏の探鳥は難しいですね。
休憩後、バスの乗車時間が気になっていたのでさっさと戻り、再びロープウェイとゴンドラに乗車します。
すごい霧。栂池自然園、やや消化不良で終わってしまいました。
宿泊は白馬村のペンション「ブライトホーン」
この日の宿泊は白馬村のペンション。栂池高原からも無料(ゴンドラ利用者なら)のシャトルバスがでています。
八方第三駐車場でバスを降り、徒歩で15分。
今回のお宿は「ブライトホーン」。
1泊4500円程度と格安ならがら、小綺麗なお部屋とお風呂、そして素敵なオーナーさんと、なんの不満もない宿でした。
夕食はおすすめ頂いた宿近くのDining Bar Tomatitoを予約。ピザ、パスタ、生ハムなど、何を食べても美味でした。来店者も次々と訪れる人気店の様子。我々が入店した後は、満席で入れなかったようでした。予約しておいてよかったです。
白馬2日目|八方池ハイキング(曇天)
ここから翌日。
5時台に宿を出発し、白馬八方尾根のゴンドラ乗り場へ徒歩(約1.5km)で向かいます。
到着したのはちょうど6時ごろ。チケットは事前にコンビニで発券済みなので、チケット売り場に並ぶ必要はありません。
八方池へは麓からゴンドラ・リフトを乗り継いで山頂近くまでアクセスでき、乗車時間は合算でおよそ 30 分程度です。運行開始は6時半。大した混雑もなく、順調にゴンドラやリフトを乗り継ぎました。
しかし、前日から引き続き雲が多め。期待しているような景色に出会えるでしょうか。
7時10分頃に、スタート地点の八方池山荘へ到着。
この日の目的は八方池まで。その先の唐松岳には登りません。時間も1時間から1時間半、高度も230m程度登れば良いだけす。
登り始めからこの通り。
ここまでの視界不良は初めてかも。
足元は木道で整備された箇所が多いですが、それなりに登山感はあるので、「気軽に散歩」という雰囲気ではありません。普通に登山をする時の装備と持ち物の方が安心です。
サンダルの方や、まだ1歳にもならない赤ちゃんを連れている方、革靴に日傘の方など、普通の登山では見かけない服装の方が多かったですが、無事に八方池まで辿り着けたのかしら。実際、転倒し怪我をしてしまった若い女性も見かけました。
あいかわらず見通しの悪い中、途中何度も休憩し、
なんとか辿り着きました八方池。
想像していたよりも、ずいぶんとこじんまりしています。
うーん、見えない。目的はこの景色だったので、
行動食(OKストア限定。すごく美味い)を食べながら1時間近く粘ってみましたが、どうやら厳しそうです。
まぁ、幻想的で悪くないんですけどね。という訳で、諦めて戻ることにします。
途中、少し雲がとれてくるタイミングはあったものの、やっぱりイマイチ。昨日の栂池自然園から続き、連敗となりました。トホホ。
とりあえず、腹が減ってしまったので、昼はゲレンデのレストランでプレートを。
その後TABITABI Gelato & Dessertでジェラードを。
夜はこいやでうなぎを、と、しっかり消化したカロリーを取り戻したのでした。
明日、八方池にリベンジするかなぁ。
白馬3日目|八方池リベンジで快晴の絶景
さて、最終日。
最終日は快晴。前日のリベンジで、再び八方池へ向かうことにしました。
昨日とほぼ同じスケジュールでスタート。もう、最初から風景が全然違います。
昨日と同じルートを歩いているとは思えない景色の良さ。
二日連続できているので少し慣れたのでしょうか。前日より苦戦することもなく八方池へ到着。
そしてこの景色ですよ。
いやー、今日も来てよかった。ようやく期待していた風景を目にすることができました。残念なら風が少し強いので、水面への映り込みは前日の方がよかったですが、贅沢は言えませんね。同じようなカットの写真を飽きるまで撮影したので戻りましょう。
戻りの風景も格別。片道1時間程度のハイキングでこの景色が堪能できるんですから、八方池が人気なことに納得です。
八方池山荘まで戻ってきたのは10時40分ごろ。
最後はやっぱりソフトクリーム。うっまい。
そして、NEO''和'' 食堂 一成で蕎麦をいただき、今回のハイキング旅はこれにて終了です。
最後に8月の栂池自然園&八方池で使用したギアの紹介と振り返り
最後に、今回使用したギアをざっくりとまとめておきます。
- キャップ:HOUDINI デイブレイク キャップ
- ベースレイヤー:モンベル ジオライン クールメッシュ Tシャツ
- シャツ:patagonia ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ
- Tシャツ:patagonia キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
- ウインドブレーカー:patagonia フーディニ・ジャケット
- ミドルレイヤー:patagonia R1 フルジップ・フーディ
- パンツ:HOUDINI Wadi Pants
- ザック:OMM Classic 32
- サブバッグ:patagonia テラヴィア・サコッシュ 3L
- レインウェア上下
- 部屋着:(ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ、テルボンヌ・ジョガーズ)※共にpatagonia
- シューズ:サロモン X ULTRA 3 WIDE MID GTX
- 水
- 行動食
- カメラ
- サングラス
- 熊鈴
- エマージェンシーキット他
ほぼいつもと同じギアばかりですが、唯一のニューアイテムがパタゴニアのテラヴィア・サコッシュ 3Lでした。
:パタゴニア Patagonia テラヴィア・サコッシュ 3L BLK ALL
今期初登場したテラヴィア・サコッシュ 3L、なかなか使い勝手良いですよ。大きさも登山用として便利ですし、前面のポケットがちょっとした行動食や塩飴を入れておくのに最適。今までは同じくパタゴニアのウルトラライト・ブラックホール・ミニ・ヒップ・パック 1Lを使用していましたが、今後はテラヴィア・サコッシュ 3Lを使うことになりそうです。
ザックはあいかわらずOMM Classic 32(旧モデル)。余計な荷物を宿に置いておいたり、コインロッカーに預けたりと、可能なかぎり楽をしたおかげで問題もありませんでした。
とはいえ、2泊分の荷物を常に持ち歩くなら、このザックでは小さすぎ。やはり40L前後のザックも検討すべきなのかもしれません。