フジロックのテントサイト用として購入したヘリノックス・チェアワンの類似品、FIELDOOR製軽量チェアの紹介です。
この商品の売りはなんと言ってもその安さ。1脚4,900円で購入できてしまいます。本家と比べるとあまりに値段が違うため、やや不安を覚えてしまいますが、その実力はいかに?
実際にフジロック会場で使用してみましたのでレビューをお届けいたします。
目次
フジロック会場では嫌われている折りたたみ椅子
この買い物は近年ないぐらい結構悩んで購入しました。
フジロックに参加している方なら共感いただけると思いますが、ヘリノックスのチェアワンは、畳まないで持ち運ぶ人や、混雑した会場で使い続ける人多いしで印象が非常に悪いのです。
ただ、寄る年波には勝てずどうしても背面付きの椅子が欲しくなってしまいました。しかも軽いやつ。
そうなると必然的に選択肢にあがってくるのはヘリノックスのチェアワンでした。実際お店で試してみるとやっぱり軽いし、なんといっても背もたれ付きの座り心地は毎年利用している椅子とは別物で、悔しいけれど人気に納得してしまいました。
しかし、ヘリノックスのチェアは1脚12,000円近くしてしまいます。
僕は妻とフジロックに行っているため、2脚購入が条件となり、24,000円もかかってしまいます。一年に数回しか使わない椅子に今更24,000円も使うももったいないよね?と迷っていたところに見つけたのがFIELDOOR製ポータブルコンパクト アウトドアチェアでした。
FIELDOOR製アウトドアチェアの気になる座り心地
結論から先に言うと「最高」です。
今まで軽さ重視の椅子しか利用していなかったこともあるかもしれませんが、本当にリラックスできるチェアです。メッシュ部分のおかげもあり、長時間利用していても蒸れを感じることもありません。
この軽さで、この快適さ、そして安い(笑)今のところ文句無しです。
FIELDOOR製アウトドアチェアの耐久性は?
数あるヘリノックス類似品の中で、このFIELDOORチェアを選んだのは、他の類似品に比べ、生地の裂けや、差込口の破損といった問題のレビューがかなり少なかったからです。
今回2脚購入し、フジロック開催期間中の4日間、主にテントサイトで利用してみましたが、結果としてどちらも全く問題なしです。
ただし、今回はハードな使い方を一切していませんので、耐久性に関してはもう少し様子をみてから結論を出した方が良いかもしれません。
FIELDOOR製アウトドアチェアの組み立てやすさは?
フレームに関しては、ヘリノックス同様フレーム内にロープが組み込まれているので、どのパーツを組み立てれば良いか迷うことは一切ありません。簡単に組み立て可能です。
問題は座面の取り付けでした。
座面生地は「初期伸び」を考慮して「小さめ」に作られているようで、男性の僕でもかなり苦労するぐらい最初の組み立てには力を要しました。いきなり女性が組み立てるのは無理かもしれません。
座面のメッシュ生地は、使用初期のうちにある程度伸びる性質「初期伸び」があります。
その為、予め座面生地は「小さめ」に設計されています。
ただし、使用を続けてるなかで、本当にどんどん生地が伸びてきたようで、慣れてしまえば全く苦労することなく組み立てられるようになります。
一度組み立て時間を計ってみましたが、約45秒で完成。このくらいで組み立て可能ならきちんと畳んで持ち運びしましょうよ!(フジロック、ヘリノックスユーザー様宛)
FIELDOOR製アウトドアチェアに付属するスタッフバッグは持ち運びに便利
付属のスタッフバッグは本体フレーム下部に取り付けられる他、デイバッグやザックにも取り付けやすいよう左右以外にも持ち手?がいくつか用意されているので、両手がふさがることなく持ち運びでき便利。よく考えられてるなぁと思います。ヘリノックス類似品の中にはこのスタッフバッグに工夫が無いものもあるようですので注意が必要ですよ。
FIELDOOR製アウトドアチェアはヘリノックスと比べてどうなの?
FIELDOORのチェアは、コストパフォーマンスが高く、本当によくできた商品です。
とは言え、やっぱり気になるのは本家との差。実際ヘリノックスと比べてどうなのか?という比較を少ししてみますね。
座り心地に差はあるの?
ヘリノックスを所有してい無いのであまり詳しい評価ができずに申し訳ないのですが、お店で何度か試した限り、差は無いように感じます。実際、他の方のレビューを見ても、その差はほとんど無いと書いている方多数ですね。本家を相当研究して作られているように感じます。
価格
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 4,900円 ※現在更にお安くなってます
ヘリノックス:チェアワン 12,420円(税込)
見てのとおり、FIELDOORの圧勝です。2台買ってもお釣りがくるぐらい。7,000円以上の差を感じるか?と言われると「NO」です。
耐荷重
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 100kg
ヘリノックス:チェアワン 145kg
ここには値段なりの違いが現れています。100kg以上の体重ならば必然的にヘリノックスを選ぶべき。逆に、利用者がそんなに重くないならばFIELDOORのチェアでも問題なさそうです。
重量
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 962g
ヘリノックス:チェアワン 960g
どちらもスタッフバッグ込みの重さです。重さに関してはどちらもほとんど同じですね。
サイズ
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 幅53cm×奥行50cm×高さ72cm
ヘリノックス:チェアワン 幅52cm×奥行50×高さ66cm
これもFIELDOORの方が少し高いぐらいでほぼ同じです。座面高もほぼ同じ(34cm)と考えて良さそう。
見た目
個人的感想として、残念ながらヘリノックスの圧勝だと思います。
別にFIELDOORのチェアが悪いとは思いませんが、ヘリノックスと比べてしまうと滲み出るパチモノ臭。配色やロゴのセンス等、本家には到底敵いません。
あと、僕の購入した商品は座面にロゴが誤印刷されているなど、やや品質管理に不安を感じるところもあります。安いし誰に自慢する訳でもないので気にしてはいないのですが、さすがに同等とは言えない気がしています。
FIELDOOR製アウトドアチェアの生産国
FIELDOOR:中国
ヘリノックス:韓国
製品の質に関して、どこの国で作っているかなんて関係ない気もしますが、FIELDOORの方は中国製。ヘリノックスは韓国製です。
ちなみに、ヘリノックスは韓国、FIELDOORは日本のブランドです。
モンベルが輸入代理店をしているヘリノックスはもちろんですが、FIELDOORの方も何かあった時の対応は悪くなさそうですので比較的安心して購入できますね。
まとめ
FIELDOORのチェアは本家ヘリノックスと比較しても本当によくできたチェアだと思います。繰り返しになりますが、なんといっても安い!
ただ、耐荷重や見た目にはそれなりの差がありそうですので、あくまでもその差を割り切って利用できる方向け。安心感とブランドを手にしたいならばやはり本家を購入すべきです。
『ヘリノックスのような軽くて、リラックスできるチェアが欲しい!でも金は無い!多少質が低くても文句は言いません』という僕のような人にはFIELDOORのチェアは本当におすすめ。買っても後悔はしないと思いますよ!
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