ヘリノックス・チェアワンの類似品、FIELDOOR製軽量チェアの紹介です。
この商品の売りはなんと言ってもその安さ。1脚4,000〜5,000円で購入できてしまいます。
本家ヘリノックスと比べるとあまりに値段が違うためやや不安を覚えてしまいますが、その実力はいかに?
実際にフジロック会場で使用してみましたのでレビューをお届けいたします。
【紹介アイテム】
目次
FIELDOOR製アウトドアチェアの気になる座り心地
結論から先に言うと「最高」です。
今まで軽さ重視の椅子しか利用していなかったこともあるかもしれませんが、本当にリラックスできるチェアです。メッシュ部分のおかげもあり、長時間利用していても蒸れを感じることもありません。
この軽さで、この快適。そして安い(笑)今のところ文句無しです。
FIELDOOR製アウトドアチェアの耐久性
数あるヘリノックス類似品の中でFIELDOORチェアを選んだのは、他の類似品に比べ生地の裂けや差込口の破損といった問題のレビューがかなり少なかったからです。
2脚購入し、フジロック開催期間中の4日間、主にテントサイトで利用してみましたがどちらも全く問題なしです。
ただし、今回はハードな使い方を一切していませんので、耐久性に関してはもう少し様子をみてから結論を出した方が良いかもしれません。
耐久性について追記
その後フジロックも含めキャンプで4年以上使用していますが、耐久性に大きな問題はありません。
他の方のレビューを読んでいると数件の初期不良が報告されていますが、日本ブランドのおかげもあり交換や返金の対応が良いようです。
FIELDOOR製アウトドアチェアの組み立ては慣れるまで少し大変
フレームに関しては、ヘリノックス同様フレーム内にロープが組み込まれているので、どのパーツを組み立てれば良いか迷うことは一切ありません。簡単に組み立て可能です。
問題は座面の取り付けでした。
座面生地は「初期伸び」を考慮して「小さめ」に作られているようで、男性の僕でもかなり苦労するぐらい最初の組み立てには力を要しました。いきなり女性が組み立てるのは無理かもしれません。
座面のメッシュ生地は、使用初期のうちにある程度伸びる性質「初期伸び」があります。
その為、予め座面生地は「小さめ」に設計されています。
ただし、使用を続けてるなかで、本当にどんどん生地が伸びてきたようで、慣れてしまえば全く苦労することなく組み立てられるようになります。
一度組み立て時間を計ってみましたが、約45秒で完成。このくらいで組み立て可能ならきちんと畳んで持ち運びしましょうよ!(フジロック、ヘリノックスユーザー様宛)
FIELDOOR製アウトドアチェアに付属するスタッフバッグは持ち運びに便利
付属のスタッフバッグは本体フレーム下部に取り付けられる他、デイバッグやザックにも取り付けやすいよう左右以外にも持ち手?がいくつか用意されているので、両手がふさがることなく持ち運びでき便利。よく考えられてるなぁと思います。ヘリノックス類似品の中にはこのスタッフバッグに工夫が無いものもあるようですので注意が必要ですよ。
FIELDOOR製アウトドアチェとヘリノックスの比較
FIELDOORのチェアは、コストパフォーマンスが高く、本当によくできた商品です。
とは言え、やっぱり気になるのは本家との差。実際ヘリノックスと比べてどうなのか?という比較を少ししてみますね。
座り心地に差はあまり感じない
ヘリノックスを所有してい無いのであまり詳しい評価ができずに申し訳ないのですが、お店で何度か試した限り、大きな差は感じませんでした。実際、他の方のレビューを見ても、その差はほとんど無いと書いている方多数ですね。本家を相当研究して作られているようです。
価格は圧倒的にFIELDOORが安い
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 4,900円 ※2022年現在、更に1,000円近くお安くなってます
ヘリノックス:チェアワン 12,420円(税込)
見てのとおり、FIELDOORの圧勝です。2台買ってもお釣りがくるぐらい。7,000円以上の差を感じるか?と言われると「NO」です。
耐荷重はヘリノックスの勝ち
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 100kg
ヘリノックス:チェアワン 145kg
ここには値段なりの違いが現れています。100kg以上の体重ならば必然的にヘリノックスを選ぶべき。逆に、利用者がそんなに重くないならばFIELDOORのチェアでも問題なさそうです。
重量はほとんど同じ
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 962g
ヘリノックス:チェアワン 960g
どちらもスタッフバッグ込みの重さです。重さに関してはどちらもほとんど同じですね。
サイズもほとんど同じ
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 幅53cm×奥行50cm×高さ72cm
ヘリノックス:チェアワン 幅52cm×奥行50×高さ66cm
これもFIELDOORの方が少し高いぐらいでほぼ同じです。座面高もほぼ同じ(34cm)と考えて良さそう。
見た目はヘリノックスの圧勝
個人的感想として、残念ながらヘリノックスの圧勝だと思います。
別にFIELDOORのチェアが悪いとは思いませんが、ヘリノックスと比べてしまうと滲み出るパチモノ臭。配色やロゴのセンス等、本家には到底敵いません。
あと、僕の購入した商品は座面にロゴが誤印刷されているなど、やや品質管理に不安を感じるところもあります。安いし誰に自慢する訳でもないので気にしてはいないのですが、さすがに同等とは言えない気がしています。
FIELDOOR製アウトドアチェアはどこの国のブランドなのか
あまりにもコストパフォマンスに優れたFIELDOORだけに、「FIELDOORはどこの国のブランドなの?」と気になる方が多いのではないでしょうか。
FIELDOORは、株式会社クローバーが展開する日本の総合アウトドアブランドです。アウトドアチェア自体の生産は中国ですが、製品の企画やサポートは日本国内で行っています。
ちなみに、ヘリノックスは韓国のブランドですが、アウトドアブランドのモンベルが輸入代理店をしています。
ヘリノックスはもちろんですが、FIELDOORの方も何かあった時の対応は悪くなさそうですので比較的安心して購入できますね。
まとめ
FIELDOORのチェアは本家ヘリノックスと比較しても本当によくできたチェアだと思います。
繰り返しになりますが、なんといっても安い!
ただ、耐荷重や見た目にはそれなりの差がありそうですので、あくまでもその差を割り切って利用できる方向け。安心感とブランドを手にしたいならばやはり本家を購入すべきです。
『ヘリノックスのような軽くて、リラックスできるチェアが欲しい!でも金は無い!多少質が低くても文句は言いません』という僕のような人にはFIELDOORのチェアは本当におすすめ。買っても後悔はしないと思いますよ。
【紹介アイテム】
更にお安くなりました
予算に余裕がある方は本家をどうぞ
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