迎賓館赤坂離宮は、国宝である本館内の撮影は禁止されています。
ところが、期間限定で試験的に館内の撮影が解禁されるという情報を目にして、久しぶりに行ってきました。
館長です
迎賓館では参観者の滞留のおそれなどを理由に館内での撮影をご遠慮いただいています…が、実際にどれほど滞留するのかは正直なところよく分かりません
< 分からないなら、やってみれば?
ということで、来年1月6日から16日までの間、試行的に羽衣の間で写真撮影を解禁します#迎賓館長 pic.twitter.com/4rmHjjYp6a
— 迎賓館赤坂離宮 Akasaka Palace (@cao_Geihinkan) December 28, 2023
簡単ですが、2024年1月現在の迎賓館赤坂離宮の状況(混雑状況や変化、ランチ情報など)をレポートします。
目次
週末でも混雑していない2024年の迎賓館赤坂離宮
迎賓館赤坂離宮を最初に訪問したのは2016年でした。(最後の訪問は2019年11月)
当時は一般公開を開始した直後ということもあり、混雑していた迎賓館赤坂離宮ですが、現在の迎賓館赤坂離宮はかなり落ち着いているようです。
駅の改札を出てもPOPで案内が出ているのみ。以前は警備員の方が立っていましたが、その姿はありませんでした。
迎賓館赤坂離宮へ向かう人もまばら。本館に関しては事前予約も不要ですし、整理券の配布もありません。行くだけで待ち時間なく入れます。
手荷物検査もスムーズ。身分証明書の確認もなし。
入館前に手荷物検査があることは変わりませんでした。しかし、最初のころはあった身分証明書の確認はなく(2019年にはすでに無かったかも)、手荷物を確認してもらい、自身が金属探知機を通るだけでした。
手荷物検査の後にチケットを購入するのですが、タッチパネルの券売機が用意されていました。2016年に訪問した時はボタン式でしたので、進化しているようです。
ただし、この券売機は現金のみしか対応していません。電子マネーやクレジットカードで購入する場合は、有人の窓口で購入する必要がありました。
前庭も有料エリアになっていた
料金と言えば、前庭もいつのまにか有料エリアになっていました。たしか以前は無料でしたよね。
別ページで迎賓館赤坂離宮を紹介しているのですが、長い期間、前庭を「無料エリア」として紹介していました。申し訳ありません。
カメラ、スマートフォン等を撮影が可能な状態にして携行することは禁止
チケットを購入し、いざ本館へ。
その前に入場券の確認があるのですが、肩からかけていたカメラについて「レンズキャップを付けて下さい」との指摘をうけました。
今回撮影が可能になるエリアがあるということで油断していましたが、迎賓館赤坂離宮は「館内において、カメラ、スマートフォン等を撮影が可能な状態にして携行すること」は禁止されており、今回もその方針に変わりないようです。カメラで傷を付けてしまう可能性もありますので、ザックの中へしまっておくことにしました。
また、ザックに関しても背負うのではなく前で持つように、との指摘もありました。確かにザックも壁に傷を付けたり、展示物に触れてしまう可能性がありますね。そんな訳で、本館内では終始前に抱えながら移動しました。
見学ルートも少し変わったかも
記憶がかなり曖昧で、当然写真も撮影していないので不正確な情報になってしまうかもしれませんが、見学ルートが当時と変わっているように感じました。
今回は1階の玄関ホールを見学できたのですが、以前この玄関ホールを見学した記憶が無いのです。そのため、迎賓館赤坂離宮を見るのは4回目にもかかわらず、かなり新鮮に見学することができました。
さらに個人的な話になりますが、最近は野鳥撮影が趣味なので、花鳥の間が楽しすぎて見学に時間がかかってしまいました。あんなに身近な鳥達が描かれていたとは。鳥好きの方、迎賓館赤坂離宮本館の見学はおすすめです。
撮影可能だった羽衣の間も大きな混乱はなく
今回のメイン会場は羽衣の間。この羽衣の間のみ撮影が許可されていました。
撮影を始めてみて思い出しました。海外でこの手の施設を撮影をしようと思うと、毎度苦戦するんですよね。
む、難しい。何をどう撮影したら良いのか混乱してしまいます。
確かに自分の好きなように撮影できる楽しさはあるのですが、冷静になると微妙な写真ばかり残っていることは今回も同様でした。
ちなみに、滞在している間には大きな混乱はありませんでした。少し混んでくると退室を促されることもあり、必要以上に長時間滞在する人は少なかったように思います。
庭園に大きな変更はなく
50分程度で本館の見学を終了し、庭を見学をします。
主庭に関しては、大きな変更は無い気がします。噴水も稼働中。(※2024年2月20日から22日の期間中、清掃のため運転を停止し、噴水周辺への立入りを制限するようです)
前庭に出店しているお店が以前から変わっていないかは分かりませんでしたが、アフタヌーンティーは大変な人気のようで、13時過ぎには売り切れていました。
前庭内にお土産屋がオープンしていた
前庭にはお土産屋ができていました。情報が正確でないかもしれませんが、2020年にできたのでしょうか。
かなり小さなお店が左右で2店舗出店しています。限定のチョコレートやピンバッジなど、ここでしか手に入らないお土産品が売っていました。店内は想像以上に狭いので、店内に入るのも購入するのも少し大変。今回は迎賓館赤坂離宮の「沿革と解説」という書籍だけ購入しました。
迎賓館赤坂離宮前休憩所のカーブドッチ迎賓館でランチ
ランチは迎賓館赤坂離宮前休憩所内のカフェ、カーブドッチ迎賓館で頂くことに。こちらも2020年のオープンです。
広いし綺麗だし、席も多いので賓館赤坂離宮前休憩所での休憩はおすすめです。
ただし、食事(カレーとパスタを頂きました)の方はぱっとしません。カレーは普通オブ普通。パスタはかなりイマイチだったようです。
ちなみに、ケーキは美味しそうでした。カレーは1,320円、本日の贅沢パスタは1,540円と、けして安くはないので、ここは休憩(コーヒーやケーキを頂くぐらい)に留めておいた方が無難かもしれません。
まとめ:迎賓館赤坂離宮の見学は混雑していない今がベスト
久々の訪問となった迎賓館赤坂離宮ですが、観光地としてますます整備が進み、快適な環境が整っていました。
それにも関わらず、訪れる人の数はそれほど多くなく、以前に比べて格段に快適に見学できました。
目的だった写真撮影にも大満足。全然良い写真は撮れませんでしたので、次回があればリベンジしたいです。撮影可能な期間は2024年1月16日で一旦終了ですが、公式の情報で確認した限り大きな混乱は発生していないそうなので、また撮影が許可される日がくる気もします。
撮影の可否に関わらず、迎賓館赤坂離宮は見応えのある素晴らしい施設です。初めての訪問者はもちろん、久しぶりの訪問者にも再訪をおすすめします。
なお、当日の迎賓館赤坂離宮の混雑状況や撮影の可否は公式HPで公表されていますので訪問前にご確認ください。
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