おすすめスポット

迎賓館赤坂離宮の見学方法や見どころ注意点などを紹介します

2016年4月18日

いまや東京を観光する際に欠かせないスポットの一つと言えるのが、迎賓館赤坂離宮です。

まるでベルサイユ宮殿のように豪華で絢爛な迎賓館赤坂離宮の内装は、何度見てもその豪華さに圧倒されてしまいます。

しかし、迎賓館赤坂離宮を見学する際にはいくつか把握しておくべき点があります。

そこで、おすすめの見学コースや予約なしで見学できるエリア、施設内や周辺のランチ事情など、迎賓館赤坂離宮の見学方法についてご紹介します。

最初に迎賓館赤坂離宮の見学可能な日を確認しましょう

迎賓館赤坂離宮は公開日が限定されています。(毎週水曜日は休館日、その他非公開日あり)

公開日以外の日には見学はできませんので、必ずHPやTwitterで公開日のスケジュールを確認しましょう。

また、公開日は急遽変更になることもありますのでご注意下さい。

迎賓館赤坂離宮の公開施設と見学料金、入館方法

公開日を確認したら、見学する施設を決めましょう。

迎賓館赤坂離宮の公開は、「迎賓館赤坂離宮前庭」「本館」「和風別館」「庭園」の計4つのパートに分かれており、見学は以下のコースが設定されています。

  1. 本館・庭園(主庭及び前庭)
  2. 和風別館・本館・庭園
  3. 和風別館・庭園
  4. 庭園(主庭及び前庭)

公開されている施設を全て見学できるのは2番の「和風別館・本館・庭園」ですが、予約が必要であり、また年齢制限がある場合もありますので、ハードルはやや高めです。気軽に見学したい場合、1番の「本館・庭園」がおすすめです。

本館・庭園 (事前の予約不要・有料)※20名以上の団体は要予約

本館は訪問する当時に予約なしで見学できるエリアです。

本館の玄関ホールと花鳥の間、彩鸞の間、そして羽衣の間などと庭園を見学することができます。見学時間の目安は1時間から1時間30分程度となります。

本館には、「東の間」や「サロン」など日頃公開されていない部屋もあります。これらのエリアはガイドツアー付きの限定ツアーが開催されることもありますので、HPでご確認ください。

ちなみに、本館内の写真撮影は基本的に禁止されていますが、2024年以降は不定期に「写真撮影が可能」になる期間があります。撮影の可否は迎賓館の公式HPをご確認ください。

本館・庭園の参観料金(2024年1月現在)

迎賓館で特別展が開催されている時には通常料金とは参観料金が異なりますので注意が必要です。

入場口迎賓館赤坂離宮西門(学習院初等科側の門)
公開時間10:00~17:00(入館受付16:00終了)
予約予約ページ(20名以上50名以下 20名以上の団体は要予約)
参観料金

 展示展の開催時は特別料金

一般1,500円、大学生1,000円、中高生、500円、小学生以下は無料

和風別館・本館・庭園(定員制・要事前申し込み・有料)

和風別館の見学はガイドの方がつくガイドツアーとなります。そのため、時期に関わらず和風別館の入館には事前予約が必要となります。

申し込み可能な人数は1名から10名までとなります。

また、年齢制限もあり、小学生以下のお子様は見学できませんので注意が必要です。

和風別館の見学後は本館見学も可能です。

見学時間の目安は2時間から2時間30分程度となりますので、ゆとりをもって見学時間を確保しておきましょう。

なお、本館を参観しない和風別館+庭園コース(所要時間1時間〜1時間30分程度)を選択することも可能です。

和風別館の参観料金(2024年1月現在)

本館の見学と同様に、展示展の開催時は特別料金となります。

実施形式ツアー開始時間:10:30、11:00、11:30、12:00、12:30、13:00、13:30、14:00、14:30、15:00(計10回)※土日祝日の15:00の回は英語ガイドツアー
入場口迎賓館赤坂離宮西門(学習院初等科側の門)
入館できる方中学生以上
定員各時間15名
申込方法予約ページ(1名以上10名以下)
参観料金

※展示展の開催時は特別料金

和風別館+本館+庭園 一般:2,000円、大学生:1,500円、中高生:700円
和風別館+庭園 一般:1,500円、大学生1,000円、中高生:500円

庭園(有料)※大学生以下は見学無料

迎賓館赤坂離宮の建物には入らず庭園のみ見学することも可能です。

庭園のみ見学には予約の必要はなく、年齢制限もありません。庭園は写真撮影が出来ますのでぜひカメラを持参して撮影を楽しみましょう。

庭園の目玉である噴水は、メンテナンスのため稼働していないこともありますので、事前に情報を確認しておくことをおすすめします。

庭園の参観料金(2024年1月現在)

実施形式10:00~17:00(16:30受付終了)
入場口迎賓館赤坂離宮西門(学習院初等科側の門)
入館できる方年齢制限なし
定員 
申込方法 
参観料金300円 大学生以下無料

 

迎賓館赤坂離宮の見学にかかる時間(滞在時間)の目安

迎賓館赤坂離宮の見学はどの場所を見学するか次第で所要時間が変わってきます。

コース見学時間
前庭15分〜30分
本館及び庭園1時間〜1時間半
和風別館+本館及び庭園2時間〜2時間半
和風別館+庭園1時間〜1時間半
庭園30分から45分程度

上記はチケット購入の待ち時間は考慮されていない見学時間です。混雑次第ではさらに時間がかかりますので、余裕をもって訪問しましょう。

支払いは現金以外にも対応

参観料金の支払いは、現金以外にも対応しています。ただし、現金以外は有人の窓口での対応になりますのでご注意ください。

迎賓館赤坂離宮を見学するなら歩きやすいスニーカーや快適な服装がおすすめ

迎賓館赤坂離宮を訪れる際に特定のドレスコードはありませんが、見学時間が1時間以上になることを考慮して、歩きやすいスニーカーや快適な服装がおすすめです。

ただし、自由であるとはいえ、最低限のマナーは必要です。迎賓館では「迎賓館の品位を貶める風紀を乱す服装で敷地内に立ち入ること」が禁止されています。訪れる際は、常識的な服装を心がけてください。

私が訪れたときには、和服を着て見学している方がちらほら見受けられ、迎賓館の雰囲気と調和して素敵でした。せっかく迎賓館赤坂離宮を見学するのであれば、普段より少しドレスアップして訪れると楽しい経験になるかもしれませんね。

迎賓館赤坂離宮のロッカーについて

ロッカーは本館に隣接している休憩所に用意されています。利用料金は無料です。また、大型の荷物に関しては一時預かり場所もあります。

ただし、入館前には手荷物検査がありますので、スムーズに入館したのであれば可能なかぎりスーツケースなどの大きな荷物は予め持ち込まない方が良いでしょう。

音声ガイドの貸し出しあり

迎賓館赤坂離宮では音声ガイドを貸し出ししています。

この音声ガイドは迎賓館に対する理解が一層深まりますので非常におすすめです。

迎賓館赤坂離宮のお土産や記念品

お土産や記念品は、前庭内にある販売店で購入することができます。

ガイドブックやクリアファイル、マグネットやお菓子などを販売しています。販売店はかなり狭いので、混雑時は入るまで時間を要する可能性があります。

また、オリジナルのお菓子などのお土産は赤坂離宮休憩所でも販売しています。

迎賓館赤坂離宮の休憩やアフタヌーンティー、ランチ事情について

迎賓館赤坂離宮の正門前にはキッチンカーが出店しており、ケーキやスコーン、限定のアフタヌーンティーを前庭内で楽しむことができます。

アフタヌーンティーの予約はオンラインから可能です。アフタヌーンティーは売り切れになることもありますので、早めに予約されることをおすすめします。

迎賓館アフタヌーンティー (前庭)
1日限定30セット(1セット2名分:税込6,200円)

詳細:https://npoparkcafe.jp/afternoontea-info/

また、隣接する赤坂離宮休憩所でもカレーやパスタなどの食事を提供しています。

赤坂離宮休憩所は席数も多く、屋外席も用意されていますので混雑を避けて食事をした方にもおすすめです。

肝心の味は可もなく不可もなし、という感想です。料金も少し高めですので、質の高い食事をとりたい方には他の場所で食事をとることをおすすめしますが、迎賓館赤坂離宮の周辺は飲食店があまり多くありません。当然人気のお店はかなりの競争率となります。周辺で食事をとりたい方は事前にランチ情報を調べておいてはいかがでしょうか。

迎賓館赤坂離宮のアクセス(JR、東京メトロ、バス停)

迎賓館赤坂離宮には駐輪場や駐車場がありませんので個人で見学する場合は公共交通機関を利用するようにしましょう。

迎賓館赤坂離宮の最寄り駅は四ツ谷駅。本館や和風別館を見学する際の入り口は「西門」です。

◆JRの場合

中央線・総武線「四ッ谷」駅下車、赤坂口より徒歩約6〜7分

◆東京メトロの場合

丸ノ内線「四ッ谷」駅下車、1番出口より徒歩約7分 
南北線「四ッ谷」駅下車、2番出口より徒歩約7分

◆バス停

四谷一丁目 徒歩約8〜9分
四谷駅 徒歩約8〜9分
四谷駅前 徒歩約8〜9分

まとめ

以上、迎賓館赤坂離宮見学方法のご紹介でした。

「迎賓館赤坂離宮」は毎日公開されているわけではありませんので、見学のハードルは少しだけ高いかもしれませんが、日程を調整してでも見学する価値のある施設ですので、ぜひ訪問してみてください。

注意点を簡単にまとめると、

ポイント

  • 公開日は必ず確認すること
  • 現在「本館」の見学は予約不要
  • 「和風別館」の見学は予約が必要
  • 小学生以下は「和風別館」の見学不可
  • 食事する場所は少ないので事前にチェックを

以上の5点です。

そうそう、本館を見学の際はぜひ音声ガイドをご利用ください。音声ガイドがあるだけで迎賓館赤坂離宮への理解が格段に向上しますので、お忘れなく。

国内屈指の豪華で絢爛な施設である迎賓館赤坂離宮を存分に楽しんできてください。

<詳細> 迎賓館赤坂離宮

【関連記事】

最近の迎賓館赤坂離宮の見学レポートです。混み具合やランチの感想など紹介しています。

関連記事
迎賓館赤坂離宮2024年現在の混雑状況や変化をレポート!期間限定で撮影が解禁されていたよ

迎賓館赤坂離宮は、国宝である本館内の撮影は禁止されています。 ところが、期間限定で試験的に館内の撮影が解禁されるという情報を目にして、久しぶりに行ってきました。 館長です 迎賓館では参観者の滞留のおそ ...

続きを見る

体力のある方は、同じ日に国会議事堂の見学もいかがでしょう。

【2024年最新版】国会議事堂の見どころ&見学方法

政治の中心地である「国会議事堂」は、誰でも気軽に見学することができることをご存じでしょうか? もしかして、見学できることは知っていても、国会議事堂の見所や実際の見学方法を知らない方も多いのではないでし ...

続きを見る

2016年にオープンした北斎美術館の感想(すこしひどい)です。

すみだ北斎美術館に行ってきた。ひどい動線に対する少し辛口な感想など。

2016年11月22日に開館した「すみだ北斎美術館」に行ってきました。 「すみだ北斎美術館」は、葛飾北斎が人生のほとんどを墨田区周辺で過ごした事にちなんで建設された美術館です。 これはきっと両国の新名 ...

続きを見る

  • この記事を書いた人

モノタビ

MONOTABI(モノタビ)は、旅や日常に使えるギアの紹介を中心に、話題の情報やモノを紹介するブログです。記事はパタゴニア、カメラ、旅、音楽、アート、下町情報多めです。

-おすすめスポット