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パタゴニア「マクロ・パフ・フーディ」をレビュー|アウトドア用途だけじゃもったいない1着

もう冬も終わりか、というタイミングで、パタゴニアの2019-20年秋冬カタログに新登場した「マクロ・パフ・フーディ」を購入してみました。

マクロ・パフ・フーディは発売前からいろんなメディアで評価が高く、「これは絶対にチェックしなきゃ!」と思ってはいたものの、いざ発売されるとあまりにも販売店が限られていたこともあり、なんだかんだで現物をチェックし逃していました。

ところが、2月からスタートしたパタゴニアの裏セール(アウトレットのことですが)にマクロ・パフ・フーディが登場しているではないですか! これは思い切って買うしかないよね、ということで、現物を見ることなく購入してみたのです。

到着後、まだフル活用と言えるほどには着れていないものの、マクロ・パフ・フーディはとんでもなく良い商品なんじゃないかと感じ始めています。

いつもの如くメインのお話は「普段使いもできるのか?」ということですが、手持ちのマイクロ・パフ・フーディーとの比較も交えながら取り急ぎレビューしたいと思います。

マクロ・パフ・フーディはダウンのような軽さ

マクロ・パフ・フーディは化繊のインサレーション素材を使用したジャケットです。

パタゴニアで化繊インサレーション素材のジャケットと言えば、最近では2017年に登場したマイクロ・パフ・フーディーが人気ですよね。驚くほど軽く、そしてダウン並に温かいマイクロ・パフ・フーディーは、化繊インサレーション素材のおかげでダウンよりも濡れに強く(ダウンは濡れると保温力が低下すると言われています)、アウトドア用のジャケットとして理想的な1着と評判です。

僕自身もマイクロ・パフ・フーディーを使用していますが、まさにダウンに代わるアイテム、という感想です。本当に軽く、温かいので冬には大活躍しています。

マクロ・パフ・フーディは、そんなマイクロ・パフ・フーディーと同じ機能を持ちながらも、さらに保温性を強化した1着として登場しました。

実際に袖を通してみると、想像よりも遥かに軽い着心地に驚かされます。語彙力がない僕にとってこの体験をどう表現すれば良いのか分かりませんが、ふんわりと暖かさをまとう感覚は、このマクロ・パフ・フーディが間違いなく良い商品であることをすぐに実感できます。

ちなみに、マクロ・パフ・フーディの重さは434gです。同じくパタゴニアの定番ダウンジャケット「メンズ・ダウン・セーター・フーディ」が428gですので、まさに「ダウン並の軽さ」ですね。

マクロ・パフ・フーディの暖かさも文句なし

公式サイトには「マイクロ・パフのロフトをさらに増し、温度計の目盛りを1つ上げた保温性」と書かれていますが、実際には目盛り2つ以上暖かくなっている気がします。

着丈はお尻が隠れるぐらいの長さがあります。マイクロ・パフ・フーディーの同じサイズと比べてもこのくらいの違い(同じMサイズで約8cm)があります。いよいよ寒さがきつくなってきた時、背中をしっかりとカバーしてくれるこの長さはありがたいですよね。

暖かさに関して、特にマクロ・パフ・フーディのフードはお気に入りポイントです。かなりタイトなマイクロ・パフ・フーディーのフードとは違い、ゆったりしていて頭大きめの僕でも余裕があります。そして、フードを利用した時の暖かさや安心感はマイクロ・パフ・フーディーとは別物です。

ありがたい胸ポケットの存在

マクロ・パフ・フーディは計5個のポケットを備えています。

左右のハンドウォーマーポケットと、

内側左右の大きめなポケット(公式サイトでは『右内側に』と書かれていますが、実際は左右にあります)、

そして胸部分。(マイクロ・パフ・フーディーにはこの胸ポケットがありません)

胸ポケットの存在は地味ですが非常にたすかります。スマホや鍵、旅行だとチケットなど、さっと取り出したい物を入れておくポケットとして便利なんですよね。

マクロ・パフ・フーディは耐水性を備えているので安心

パタゴニアのジャケットであれば特に珍しい機能ではありませんが、マクロ・パフ・フーディは耐水性も備えています。

僕の用途では、マクロ・パフ・フーディ1枚で大雨を凌ぐ、という場面は滅多にないと思うのですが、多少の雨や雪であれば気にせず着られる安心感があるのは本当に助かります。

数年前、大雪の中旅行をしたことがありましたが、着ていたダウンに雪が染みてしまい苦労しました。あの時にマクロ・パフ・フーディを着ていればきっと快適&ストレスフリーだったでしょうね。

スタッフサックに収納可能!だけど大きめ

マクロ・パフ・フーディは付属のスタッフサックに収納することができます。

本当は「コンパクトに収納可能!」と紹介したかったのですが、正直な話そんなにコンパクトではありません。

あと、収納がスタッフサックになる点もイマイチなポイントです。着用時、スタッフサックはポケットに入れておくことになるのですが、ちょくちょく落としそうになってしまいます。

パタゴニアのジャケットはポケットに収納できるモデルが多いですが、マクロ・パフ・フーディもポケットに収納できたら良かったのに、と感じています。

マクロ・パフ・フーディはタウンユースしにくい、という先入観は間違いだったみたい

さて、ここからが本題です。

マクロ・パフ・フーディはタウンユースにも向くアイテムなのか?というお話をしたいと思います。

マクロ・パフ・フーディの現物を見ていなかったことは先述しましたが、積極的に見に行かなかった理由があります。それは、マクロ・パフ・フーディはタウンユースに向かないジャケットなのではないか、という思い込みからです。

実際、パタゴニア直営店でさえ販売店がかなり限られていることからも、マクロ・パフ・フーディが幅広い用途を想定したライフスタイル系に属する商品でないことは明らかです。

マクロ・パフ・フーディはハードシェルの上から着ることを想定した商品で、サイズはかなり大きめなんだろうなぁと思っていました。そのため、僕のようにタウンユースを主な目的とするユーザーが手を出すような商品では無いはず、と考えていたのです。

同じような立ち位置の商品イメージとしては、今は廃番となっているDASパーカ(後半のモデル)です。アウトドアアクティビティで本格的に使用することを想定したモデルでしたので、昔タウンユースで人気となったモデルの割にはサイズ感もデザインも着こなしが難しい、という1着でした。

マクロ・パフ・フーディもきっとDASパーカと同じような商品なんだろうな、という勝手な先入観を持っていたのです。

意外と悪くないマクロ・パフ・フーディのシルエット

結果として、マクロ・パフ・フーディはタウンユースに向かないのでは?という僕の予想は見事にハズレでした。

まず、実際に着てみた時のシルエットが思いの外良いです。

確かにややゆったりとしたシルエットではあるものの、中に厚手のインナーを着込まなくてもフィット感を感じられるぐらいの細さはあり、薄手のニットの上からさっと羽織っても全く違和感ありません。

見た目に「着ぶくれ感」が出にくい点も良いですね。

マクロ・パフ・フーディのそして独特なキルト構造は暖かさの割にボリュームが抑えられていています。そのため、タウンユースしてもオーバースペックなジャケットを着てしまっている感が出ないのです。

光沢が抑えられている素材はタウンユースしやすい

マクロ・パフ・フーディの表面素材は光沢感は控えめで、どんなパンツにあわせてもジャケットが浮いてしまうことはありません。

マクロ・パフ・フーディにはマイクロ・パフ・フーディーと同じ素材が使われているのかと思っていただけに嬉しい誤算でした。

マイクロ・パフ・フーディーの表面素材は光沢感が強く、普段使いするには少しコーディネートのバランスが難しいジャケットです。あまりにも便利なので僕は結局普段でも気にせず着ていますが、他人にもタウンユースとしてすすめられるか?と聞かれたならば「好みの分かれるジャケットかも」と答えてしまうと思います。

羽根抜けの心配もなし

タウンユースで助かるのは、マクロ・パフ・フーディなら羽根が抜ける心配がいらないということです。

ダウンジャケットではないので当然ですが、ダウンジャケットとほぼ変わらない使い勝手を実現しつつ、あの忌々しい「羽根抜け」を心配する必要がないなんて素敵です。

この利点はマイクロ・パフ・フーディーを使っている時点で既に気がついていたのですが、マクロ・パフ・フーディでも改めて実感しています。

ダウンジャケットと同じ着心地ならば、あえてメンテナンスに気を使うダウンジャケットを選ぶ理由は見当たりません。

マクロ・パフ・フーディのサイズ感

マクロ・パフ・フーディのサイズ選びは少し慎重になった方が良いかもしれません。

予想よりもシルエットが細かったことは先述の通りですが、それでも少し大きめであることは間違いありません。また、大きめな作りである影響もあり袖も少し長めに感じます。(厚手なインナーを着れば良いのですが)海外ブランドにありがちな、どうにもならないほど不格好になってしまうような袖の長さではありませんが注意した方が良さそうです。

ちなみに、176cmの僕が購入したサイズはMです。今回は他のサイズを着比べていませんので適当なことは言えませんが、もっとタイトに着たいのであればSサイズという選択肢もあったのかもしれません。

結果的にMサイズの程よいルーズ感が気に入っていますし、いざとなれば余裕をもって厚手のインナーを追加することもできるので、Mサイズを選んで良かったです。

マクロ・パフ・フーディは廃番 購入するならお早めに

以上、簡単ですがマクロ・パフ・フーディのレビューでした。

マクロ・パフ・フーディは評判通り機能性が高く、しかもタウンユースもできる、かなり使えるジャケットです。アウトドア用途ではもちろん、旅行用のジャケットとしても活躍しそうです。

これならば、マクロ・パフ・フーディは今後パタゴニアを代表するジャケットになるはず、と書きたいところですが、どうやらそういう訳には行かなそうです。

なぜなら、マクロ・パフ・フーディは早くも廃番になってしまいそうな雰囲気なのです。

今季発売になったばかりのマクロ・パフ・フーディがなぜ廃番になってしまうかの真相は不明ですが、2020年の春夏はもちろん、今の所2020-21年の秋冬カタログへも再登場する予定は無いそうです。

素材が少し変更されたりとか、商品名が変わったり(DASパーカになったら売れそう!)とか、多少の変化で2020年の秋冬に戻ってきて欲しいところですが、確実なことは現仕様のマクロ・パフ・フーディは在庫のみ、という事です。

という訳で、マクロ・パフ・フーディ購入を考えている方はどうかお早めに。幸い、2020年3月現在全カラーがアウトレット価格で販売されていますので絶好のタイミングです。

【紹介アイテム】

パタゴニア公式サイト メンズ・マクロ・パフ・フーディ

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