フェスの記録

2年ぶりの参加、フジロック2026のお話

2026年8月29日

2026年もフジロックに行ってきました。

2025年は行かなかったので2年ぶり。通算だと21回目になるようです。

たった1年行っていないだけですが、現地は結構変化していて、新鮮なフジロックとなりました。

見たライブの感想も含めて、思いつくままに書き留めたフジロックの感想です。

涼しかった2026年のフジロック

参加は前夜祭の木曜日から。2019年以来、奥さんも一緒に参加となりました。

過去最高に早い6時8分発の「とき」に乗り、越後湯沢着は7時22分。即タクシーに乗り込み(相乗りですが)、7時50分ごろには会場に到着いたしました。こちらも過去最速。

ここから12時の開場までひたすら待つわけですが、苗場は昔を思い出すような涼しさで、長い待ち時間も覚悟していたほどは辛くありませんでした。

木曜日だけでなく、帰宅する月曜日まで、猛暑とは程遠い過ごしやすい気候が続いた2026年のフジロック。

昔はこんな感じでしたよね。すっかり避暑地感の薄れていた最近の苗場に、昔の涼しさが戻ってきたようで嬉しかったです。

とはいえ、日差しはそれなりに強く、テントサイトの開場待ちには日焼け防止の衣類は必須ですね。今回は日傘&ユニクロのUVカットパーカーを用意しましたが、大活躍しました。

強風に苦戦したテント設営

苦労したのは、テントの設営でした。

希望していたエリアをなんとか確保でき、上々のスタートを切れたかと思いきや、その後は大苦戦。

久しぶりに大きめなテントを持参したのですが、強い風でフライシートが飛んでしまうアクシデントもあり、なかなか設営が終わりませんでした。

なんだかんだで過去最長の1時間半もかかってようやくテントが設営できたものの、もうへとへと。重くて設営が大変なテントはそろそろ卒業でも良いのかも、この時はそう思ったのでした。

イエロークリフで恒例の魯肉飯とビールでやっと一息入れられたのは14時半。

調べたら、2024年は13時半には食事をしているんですよね。いかに今回のテント設営に苦労したのか分かりますね。

前夜祭はやっぱり激混み

もう毎回お馴染みとはいえ、人多すぎですね。

大変なので積極的にこの中に加わりたいとは思わなくなっていますが、今回は見たいバンドがラインナップされていたので花火の時間から参加しました。

なんだかんだで、前夜祭のライブが始まる瞬間が好きなので、参加して良かったです。

2年ぶりのフジロックで感じた変化

たった1年参加しなかっただけですが、会場を歩いていると「変わったな」と感じることが結構ありました。

良くなったこともあれば、寂しくなったことも。

ここからは、そんな2026年のフジロックで気になった変化をいくつか。

混雑対策が徹底されてた

昨年の山下達郎のライブ時はかつてない混雑だったと聞いていますが、その影響でしょうか。

2026年のフジロックは、経験したことのないぐらい混雑に対する対策とアナウンスが徹底されていました。

特にグリーンステージでは、椅子やシートが使えない時間やエリアが明確に決められていて、さらにスタッフのアナウンスもしきりにされていました。

グリーンが最も混雑していたであろう藤井風のステージは見ていないので、その効果のほどは目にしていないのですが、グリーン前方で見たライブのいくつかでは、椅子やシートに座る方は早々に立ち上がるように促されていました。

また、グリーン後方の通路も、左右で明確に進行方向が分けられていて、動きやすくなっていたかと思います。

それでも発生する大混雑

とはいえ、3日間通し券と土曜日のチケットが完売していた今年のフジロック。

さすがに混雑は避けられず、トイレが凄まじい行列になる場面や、バスレス付近で全く動けなくなることがありました。

特にパレスからテントサイトに戻るまでの通路は道が狭く、車が通るたびに列が止まってしまうこともあり、最後の最後でストレスの溜まる混雑が発生していました。

藤井風専用物販

過去にこんなことあったかしら?という藤井風専用の物販ブース。

毎年物販に立ち寄ることはないので、全く詳しくはありませんが、1アーティスト専用のスペースが設けられたことなんて、かつてあったのでしょうか。

レストランもドラゴンドラもさらに高くなった

物価高騰の昨今、フジロックの食べ物も当然値上げは避けられず、1,200円は当たり前。

1,500円や1,600円なんてお店も普通にありました。

こうなると、なかなか気軽に食事もとれず。

仕方ないとはいえ、チケットの高さも含めてますます気軽に参加できないフェスになってきました。

ちなみにドラゴンドラは2,500円。2人で5,000円ですよ……。高いなぁ。

でも、ゴンドラで登った先の天国感は相変わらず。ターブとリラックスできまくりな椅子のおかげで2500円でも高くないかも、なんて思えてくるから怖いものです。

大ショック!フジロックの楽しみの一つが消えてしまった

個人的なフジロック期間中の楽しみの一つが、「山乃湯」で風呂を借りた後のおにぎりでした。

今年も当然のように「山乃湯」を訪れてみたのですが、何やら様子が違います。

看板には入浴は16時開始の案内が。例年は7時にスタートしていたのに?

中に入って、声がけしてみても誰もいません。ずっと変わらなかったレイアウトもがらんとしていて、2年前までの面影がありません。

これは嫌な予感。

急いでネットで調べたところ、以前のオーナーは今年で閉業することを公表していたようでした。

現在はオーナーが変わり、「山乃湯」の名前はそのまま営業されているようです(海外の方?)

HP:山乃湯

なんてこと。

ここのおにぎりと豚汁は絶品で、フジロックに参加する大きな目的のひとつだったと言っても過言ではありません。

これは僕だけの話ではなく、同行している家族や友人、あの時間に毎年集まっていた方々も同感だと思います。

本当に悲しいです。あのおにぎりと豚汁がないフジロックが突然やってくるとは思いませんでした。

ちなみに、「山乃湯」の周辺の宿も海外の方に経営が変わっているような雰囲気があり、苗場をニセコや白馬のように投資先として考えている海外勢が多いのかもしれませんね。

昔ながらのフジロックは、いよいよ継続が厳しくなってきているのでしょうか。

仕方ないので、雪ささの湯のお世話になりましたが、「山乃湯」の代わりにはならないよなぁ。

火打ちの湯は健在だけど1,500円

お風呂の話をもう少しすると、キャンプサイト近くの火打ちの湯(苗プリの風呂)は健在でした。

料金は1,500円。

開催前は1,800円なんて噂もありましたので、少し安く感じてしまいましたが、昔の何倍でしょうか。2年前は1200円。たしか少し前まで500円ぐらいでしたよね。

歓喜!オレンジにステージが大復活してた

2026年のフジロックで一番嬉しかったのは、オレンジにステージが復活していたことでした。

2025年から復活したんですね。

オレンジコートが無くなって以来、年々つまらない場所となっていたオレンジですが、「音楽を楽しめる場所」として再び歩み始めていたことは、本当に嬉しい変化でした。

なんてことを書きながら、きちんと見られたライブはほとんどないのですが、ラインナップを見ても本気度はひしひしと感じました。

この調子でオレンジが再び成長していけば、「見るものが無ければ奥地に行けば良い」という昔のフジロックの楽しさが戻ってくる予感がしています。

大好きだった牛すじビリヤニが……

食事に関しては、2024年に3回も食べた牛すじビリヤニの味が変わっていた気がしました。

米が変わったのかしら。味付けもマイルドになったような。

好みの問題なので今の方が食べやすいと思いますが、好きだった牛すじビリヤニはもう存在しませんでした。

そしてもう一つ。魯肉飯も随分と変わってしてしまったような。

かつては牛すじビリヤニと魯肉飯をリピートして過ごしていたフジロック、もうこの二つに頼ることはできなくなってしまいました。

美味しかったのは鹿児島から出店していたラーメンでした。

さくら組のピザだったり、「ジャスミンタイ」といった以前の常連がいなくなり、フジロックの食事事情も以前ほどの安定感が無くなってしまっていますよね。

そして、何を食べても1,200円ぐらいはするのも困ったものです。

見たライブと感想も少しだけ

前夜祭

SON ROMPE PERA(フル)

この手のバンドのライブはハズレなし。

前夜祭のトップバッターに相応しい盛り上げ上手なバンドでした。

やっぱり前夜祭はこんなバンド見たいよね、というお手本のようなライブで大満足。

金曜日

  • LOYLE CARNER(チラ見)

  • ALTIN GÜN(途中まで)

  • TURNSTILE(フル)

  • ARLO PARKS(チラ見)

  • ANTIBALAS(途中まで)

  • The xx(フル)

朝はドラゴンドラに乗ってしまったので、ライブは午後からスタートとなりました。

ALTIN GÜNを見たかったので、LOYLE CARNERは少しだけしか見られませんでしたが、数曲だけでも良かったです。フルで見るべきでした。

逆に、ALTIN GÜNは期待に反してどうもぱっとしないライブだった印象です。

さすがのライブだったのはTURNSTILE。

今見ておかないと、というバンドの代表格とも言えそうなTURNSTILEですが、期待通りでした。

観客の熱気も凄かったですね。良いライブでした。

圧倒的に良かったのはグリーンステージのトリ、The xxでした。

事前にコーチェラの中継を見ていたので、どんなライブになるのかは把握していましたが、現地で見るステージは別格でした。

彼らのライブは、ファーストアルバムを出した頃にレッドで見たことがありましたが、ここまでのバンドになるとは思いもしませんでした。

3日間通して、ベストのライブはThe xxでした。

土曜日

  • Za SAVAGE(チラ見)

  • YUUF(途中まで)

  • BOHEMIAN BETYARS(フル)

  • LA LOM

  • BASEMENT JAXX(フル)

  • JOEY VALENCE & BRAE(チラ見)

  • KOKOROKO(フル)

  • Bongjeingan(チラ見)

  • BADBADNOTGOOD(途中まで)

  • TOMORA(一瞬)

  • SILENT POETS(DUB ENSEMBLE)(少しだけ)

SNSでよく見かけるZa SAVAGEをちらっと眺めつつ(人多すぎて姿は見えず)、YUUFへ。

YUUF、ばたばた移動してしまい、あまり印象に残っていません。もっと落ち着いて見るべきでした。

BOHEMIAN BETYARSは期待通りの盛り上がり。

昔のように、BOHEMIAN BETYARSのようなバンドにクロージングをお願いすれば良いと思いませんか?間違いなく幸せな気分で3日間を終えることができますよね。

LA LOMは見たはずなのに記憶になく。

3回目になるBASEMENT JAXXは、過去と同じような構成のライブだなぁとは思いつつ、しっかりグリーンステージを盛り上げまくった点はさすがでした。本来こんな時間に出るバンドじゃないですよね。

JOEY VALENCE & BRAEはビースティみたい。

前から見たかったKOKOROKOは、期待しすぎたのかやや期待外れ。

いや、良いライブではあったとは思うんですけどね。飛び抜けて何か良かったかと聞かれたら答えられないぐらいの感想しか持てませんでした。

オレンジで食事中に見たBongjeinganは良かったです。韓国のバンドなんですね。カッコいいライブでした。

好きなバンドBADBADNOTGOODは、最後疲れてしまって離脱。

TOMORAは人多すぎで遠くから一瞬姿を見た程度。

最後は風呂の後にSILENT POETSでゆるっと終了となりました。

この日のベストは、あえて挙げるならBASEMENT JAXXかしら。

あまり印象に残らない1日でした。

日曜日

  • 鬼の右腕(フル)

  • KNEECAP(途中から)

  • SOFIA ISELLA(途中まで)

  • MOGWAI(フル)

  • GEORDIE GREEP(チラ見)

  • ANGINE DE POITRINE(後半離脱)

  • MASSIVE ATTACK(フル)

鬼の右腕は鬼が可愛い。

ライブも良かったです。次はヘブンあたりでぜひ。もっと音の良い場所で見たいです。

KNEECAPは絶対フルで見るつもりだったのに、一旦戻ったテントで寝てしまい、後半から参加となってしまいました。

期待通り盛り上がっていましたが、記憶に残っているのはユニクロの伊藤若冲シャツを着ていたこと。

あのシャツ良いですよね。

SOFIA ISELLAは、中年男性が熱心に見るライブではないのかな、という感想です。

もう何回見たかも忘れてしまったMOGWAI。

良いライブだったと思うのですが、雨のせいでやや集中できず。

次出るなら、ぜひまたホワイトでお願いしたいのですがいかがでしょうか。

GEORDIE GREEPはチラ見すぎて感想なし。

恐ろしいほど混雑していたANGINE DE POITRINEは、確かに面白いライブだとは思いましたが、大絶賛されるほどかな?という印象も。

自分自身が世間についてこれていないだけな可能性が大ではありますが、皆さんはどうでしたか?

最後はMASSIVE ATTACK。

政治的なパフォーマンスが話題となったMASSIVE ATTACKでしたが、ライブ自体は以前からあまり変わり映えせず、次に裏で気になるライブがあるならもう見ないかもしれません。

MASSIVE ATTACK大好きなんですけどね。

参加するとやっぱり楽しいフジロック

2025年の不参加で、もう卒業か?なんてことも考えていた時期もありましたが、参加してみるとやっぱり楽しいですね。

一日中音楽のことだけ考えて過ごす3日間なんて、日常生活ではありえないわけで。

やっぱり来年も参加しよう、そう思えた2026年のフジロックでした。

円安すぎる影響か、大物のラインナップはかなり弱くなっていますが、今年のように、まだ日本では広く知られていない世界中のバンドを数多く見られる可能性があるだけでも、フジロックに参加する意味はありそうです。

来年も今年のような路線を維持しつつ、トリにニール・ヤングやニック・ケイブあたりを揃える2027年のフジロックを妄想しつつ、また1年楽しく過ごすことにいたします。

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