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JR東日本「B.B.BASE」で自転車旅をしてみたいけれど悩ましい

2017年12月5日

画像:JR東日本

んー、悩ましい。

ここ数日乗ってみたい列車があるのです。

それは、来年1月から運転開始となる「B.B.BASE」。「B.B.BASE」は自転車を折りたたむことなくそのままで乗車できる列車です。

毎週NHKの「にっぽん縦断 こころ旅」を見ていると自転車旅に憧れてしまうんですが、運動不足の僕にはいささかハードが高く妄想だけで終わってしまっていました。

そこに「B.B.BASE」の登場です。

「B.B.BASE」なら自転車をちゃちゃっと載せて楽々観光地まで行けてしまいそうじゃないですか!これは良いなぁなんて思ったものの、少し悩ましい列車なのです。

 

「B.B.BASE」は両国駅から発着

素敵な事に「B.B.BASE」は全便両国駅から発車します。

江東区住まいの僕にとってなんたる好都合。

自宅から両国駅までなら3キロちょい。難なく駅まで行けてしまいそうです。

これが新宿発ならその時点で少し断念したくなってしまうのですが、3kmぐらいなら疲れて駅まで戻ってきてももうひと乗りするだけで帰宅できてしまいます。

いいですねぇ。

「B.B.BASE」は内房線・外房線・成田線・総武本線方面へ

「B.B.BASE」は両国駅から出発して、内房線・外房線・成田線・総武本線の各方面へ向かいます。

実は僕はいずれのエリアも行ったことが無く、前々から行ってみたいと思っていたのですが、車を持たない僕にとって、電車旅をした場合これらのエリアは駅から目的地までのアクセスがあまり良いとは言えず、「自転車があったらなぁ」と思っていたところなのです。

「B.B.BASE」のニュースを目にして以来、コレを使わない手はないな、と思っていたのでした。

「B.B.BASE」の運転日と時刻表

「B.B.BASE」は2018年1月6日(土)より毎週末運転します。

運転日の1〜3月は完全に土日だけですね。

時刻表はこんな感じ。

出発時間は7時39分か8時12分。いずれも「頃」という珍しく曖昧な出発時間です。

戻りは現地を17時台に出発し、19時半頃に到着するようですね。

悩みその1 「B.B.BASE」全席旅行商品のみで発売

僕の悩みはここからです。

実は、この「B.B.BASE」は全席旅行商品のみの発売なのです。

どういう事かと言うと、ふらっと両国駅に行っても「B.B.BASE」には乗れないって事です。「B.B.BASE」を利用するには旅行代理店で旅行プランを購入しておかなくてはならないのです。

プランは「内房」「外房」「佐原」「銚子」の4エリアに分けて日帰りと宿泊のプランが用意されているようです。

まだパンフレットを入手できていないのでJRのリリース情報から転載ですが「例」として掲載されているプランはこんな感じです。

(例)佐原コース
【基本代金】
両国駅発着 おとな(こども)1 名様 6,500(4,200)円
佐原駅到着後、フリータイム(気ままにサイクリングをお楽しみください)

■宿泊 内房、外房、銚子コースでは日帰りコースに加えて宿泊コースを設定します。
出発する曜日により、発着駅および利用列車が異なります。
土日に乗車する際は B.B.BASE を ご利用いただきます。
フリータイムはサイクリングをお楽しみいただき、宿泊施設で疲れた体をゆっく り癒してください。

(例)館山コース 往復館山駅利用 土曜日出発 ホテルファミリーオ館山 1 名 1 室利用の場合
【基本代金】(1 泊 2 食付) 両国駅発着 おとな 1 名様 20,500 円~24,000 円
【行程】
往路:両国駅 → 館山駅
館山駅到着後、フリータイム(サイクリングをお楽しみください)、 ホテルファミリーオ館山(泊)
復路:館山駅 → 両国駅

「B.B.BASE」を利用しつつ、ご飯の美味しそうな宿を自分で見つけて泊まる旅なんて素敵だなぁと妄想していたのですが、どうやらそんな使い方はできないようです。

悩みその2 悪天候だったらどうなるんだろう

「自転車」が旅のメインとなる場合、心配なのは天候です。

上記のように「B.B.BASE」は全席旅行商品でしか発売されないので、「明日晴れそうだから自転車旅にでよう」だとか、逆に「天候悪そうだからやめとこう」なんて気楽な使い方ができなさそうなのです。

まだ「悪天候時」に関する扱いについて確認できる資料が手元にないのでなんとも言えませんが、ちょっと使いにくいかもしれませんね。

悩みその3 お気楽クロスバイクでも大丈夫かしら

僕が持っている自転車はトレックの入門クロスバイク。

購入当時7万前後の街乗り用です。

「B.B.BASE」が対象としている層って高級ロードバイクを乗り回している方がターゲットだったりするんでしょうか?

意気揚々と乗り込んだは良いものの、ズラッと並ぶ高級ロードバイクとサイクルジャージの皆さんに囲まれて寂しい思いをしたりするんでしょうか。

ツアーのモデルコースとして「ショート(20 ㎞程度)」「ミドル(40 ㎞ 程度)」「ロング(80 ㎞程度)」の 3 種類を案内してもらえるそうですが、ショートの20kmも自転車で走った記憶はありません。

コレ、やっぱりクロスバイクはお呼びじゃない感じですか?

まとめ

最後はクロスバイク乗りの僻みになってしまいましたが「B.B.BASE」が楽しみな存在である事は間違いありません。

今後「B.B.BASE」のような観光列車だけでなく、もっと一般的な列車も自転車を気軽にのせられる仕組みや車両が増えてくると良いですよね。

ふらっと電車に乗って目的地では自転車旅、憧れるなぁ。

【B.B.BASE車両概要 】
・車 両 :既存車両 209 系の改造(6 両編成)
・座席数:99 席 ・サイクルラック:99 基
・1~3 号車、5~6 号車:座席・サイクルラック
・4 号車:フリースペース

【詳細情報】
JR東日本

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