3月中旬に訪れた、奄美大島探鳥旅の後半です。
雨の中で始まった1日目に続き、今回は2日目と3日目の模様をお届けします。
1日目で早くも目当てだったルリカケスとアカゲラに出会ってしまった奄美大島の探鳥旅。
幸先の良いスタートを切りましたが、残りの2日間では、果たしてどんな野鳥に出会えたのでしょうか。
関連記事:春の奄美大島探鳥記|大雨の中アカヒゲと出会えた1日目(前編)
目次
2日目も朝から奄美自然観察の森へ
ホテルで朝食(また鶏飯)を済ませ、前日も訪れた奄美自然観察の森へ向かいます。
天気は小雨がぱらつく程度で、大雨だった昨日よりはかなりマシ。ただ、気温は都内の真冬並みに低く、加えて強風の予報も出ていたため、なかなか過酷な環境です。
今日は時間もたっぷりありますし、焦らずにまずは眺望が素晴らしいと噂の「ドラゴン砦」まで行ってみることに。
途中、姿は見えないものの、アカヒゲがあちこちでさえずっています。コゲラが目の前に出てきましたが、まともに撮影はできず。さらに、オーストンオオアカゲラも一瞬だけ姿を見せましたが、撮影は間に合いませんでした。
そうこうしているうちにドラゴン砦へ到着です。
噂通りの素晴らしい眺めですが、残念ながら曇り空で海の色もいまひとつ。何より風が強すぎて、長居はできそうにありません。
来た道とは別ルートで、昨日アカヒゲを見かけた「アコウ観察路」付近へ向かいます。
ところがこの道、なかなかの急な下り坂。しかも足元が濡れているので注意が必要です。野鳥どころではなくなり、ひたすら真剣に“下山”することに。
ようやく「アコウ観察路」まで降りてくると、狙いどおりアカヒゲが登場!
少し明るい場所で出会えたアカヒゲ。本当に魅力的な鳥です。
ルリカケスも見やすい場所に出てきてくれました。
頭上にはズアカアオバトの姿も。名前に反して頭はまったく赤くありませんが、確かにズアカアオバト。
昨日に続いて、アマミヤマガラや、
アマミコゲラ(コゲラの亜種)もすぐ近くに登場。
奄美大島は亜種が多いため、何かを見かけたらとりあえず撮影しておく必要がありそうです。
亜種ではありませんが、シロハラは大量に、ウグイスの姿も見ることができました。
途中、雨が強くなる時間帯もありましたが、長時間降ることはなく、この日は15時ごろまでたっぷり探鳥を楽しめました。
ナイトツアー前に、「島とうふ屋」で腹ごしらえ
奄美自然観察の森での探鳥を終えて、今日の行程は終了…とはいきません。
実はこの日、ナイトツアーを予約していたのです。
ナイトツアーは19時半から。かなり早めですが、夕食をとることに。ちなみにお昼はコンビニのおにぎりでした。
気になっていたお店、島とうふ屋 (島豆腐 高野)へ伺います。
16時というずれた時間だったため、店内は空いていました。お昼どきはかなり混むそうなので、良いタイミングだったかもしれません。
頂いた「塩豚の煮物定食」はボリューム満点。夜までもつことは間違いなさそうです。
そして、初めて飲む「みき」が美味しい! 甘酒に近い味ですが、比較的すっきりしていて飲みやすく、すっかり気に入ってしまいました。空港でも買って帰ったほどです。
アマミノクロウサギやリュウキュウコノハズクに出会えたナイトツアー
少しホテルで休憩した後、ナイトツアーの集合場所へ向かいます。
ナイトツアーというものがどんな感じなのか、正直あまりイメージが湧いていませんでしたが、ガイドさんの運転する車に乗り込み、林道を走りながら野生動物を探すというスタイルでした。
外には街灯がなく、基本的に真っ暗。それでも、車のライトや、ガイドさんが手持ちライトで適宜照らしてくださるおかげで、動物を目視することはできます。
ただし、撮影となると話は別。シャッター速度は遅くなるし、動物はすぐに逃げるしで、まともに撮れる場面は限られていました。
アマミノクロウサギには何度も遭遇しましたが、唯一撮れた写真がこちら。まあ、撮影はおまけですね。
それでも、リュウキュウコノハズクの姿も見ることができました。夏になると、ヒナを見る機会もあるそうです。
この日はなかなか出てきませんでしたが、一度だけアマミヤマシギにも遭遇。
おまけでヒメハブも。ちなみに、望遠レンズで遠くから撮影していますのでご安心を。
ツアーは一人8,000円ほど。正直、「そんなに出す価値あるのかな?」と思っていましたが、結果的にはお願いして大正解。とても良い経験になりました。
最終日もまたまた奄美自然観察の森へ
さて、いよいよ最終日。スタートはやはり奄美自然観察の森から。
天気は晴れ。もう3日目ともなるとだいぶ慣れてきて、どこを重点的に見ればいいかも分かってきました。…と思っていたところで、予想外の場所で初めての鳥に出会います。
この頭の模様はもしや……オオトラツグミ!?現地の方に聞いたところ、「おそらくそうでしょう」とのこと。
いるとは聞いていましたが、実際に会えるとは。本当にラッキーでした。
この日もアカヒゲは頻繁に姿を見せてくれましたし、
ドラゴン砦ではミサゴの姿も。
すぐに飛んでしまいましたが、カラスバトらしいシルエットも目撃。
サシバも近くにいました(後ろ姿しか撮れませんでしたが…)。ルリカケスの餌を狙っていたようです。
人を怖がる気配のないズアカアオバトも登場。3日目も大満足な奄美自然観察の森での探鳥でした。
短時間でいろんな鳥に出会えるスポットもあり
午後からは、奄美自然観察の森で出会った方に教えていただいた別のスポットへ移動してみました。
君は普通のハクセキレイ?
すぐに逃げてしまいましたが、シロハラクイナを発見。
セイタカシギも2羽。
電信柱にはさかんに鳴いているサシバもいました。
またハクセキレイかと思ったら、ホオジロハクセキレイ!
これはツメナガセキレイ…?
自信はないですが、タシギですか?
と、初めて見る鳥が多く、何を見たのかはっきりしませんが、いろんな鳥に短時間で出会える場所でした。
リベンジしたい大瀬海岸
奄美大島探鳥旅も最後の目的地。空港近くの大瀬海岸です。
とりあえずクロサギ。
これはムナグロ?
他にもたくさんの鳥がいましたが、予想以上に警戒心が強く、すぐに逃げてしまい、判別できたのはクロサギくらいでした。ここはぜひリベンジしたい場所です。
また訪れたい場所が増えました
今回の旅で出会えた鳥は、合計19種。
しかも、そのほとんどが初めて見る鳥ばかり。まさに素晴らしい探鳥旅となりました。
アカヒゲ
アマミコゲラ
アマミヤマガラ
アマミヤマシギ
ウグイス
オーストンオオアカゲラ
オオトラツグミ
カラスバト
カワセミ
シロハラ
ズアカアオバト
セイタカシギ
タシギ
ツメナガセキレイ
ハクセキレイ
ホオジロクイナ
ムナグロ
ルリカケス
リュウキュウコノハズク
心残りとしては、金作原原生林へ行く時間がなかったことと、時期的にアカショウビンを見られなかったこと。あと、あまりにも寒かったので奄美大島の南国感を堪能できなかったことでしょうか。
次はアカショウビンに会いたいなぁ。ガイドさん曰く、探鳥目的ならアカショウビンもいる7月中旬〜8月がおすすめだそうです。
でも、夏になると今回のようなアカヒゲのさえずりは聞けないんですよね。
ということは…やっぱり春がいいのかも?
――などと、すでに再訪する気まんまんです。
奄美大島の探鳥旅、本当に素晴らしい場所でした。
▼奄美大島の探鳥旅、前半の記事はこちら
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春の奄美大島探鳥記|大雨の中アカヒゲと出会えた1日目(前編)
奄美大島を訪れたのは、春の入り口、3月中旬。 この旅の目的は「探鳥」。特に見てみたかったのは「アカヒゲ」です。 昨年、東京で開催された「田中一村展」に影響されて、どうしても奄美大島周辺にだけ生息する野 ...
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