パタゴニアの「フリクション・ベルト」を使い始めてから随分と経ちました。8年とか、9年ぐらいになるでしょうか。
シンプルすぎてレビュー記事も書いていなかったのですが、よく考えたら、この「フリクション・ベルト」ほど当たり前のように日々使っているパタゴニアのアイテムも少ないかもしれません。
というわけで、ものすごく簡単ではありますが、「フリクション・ベルト」を紹介しておきます。
目次
シンプルで使いやすい「フリクション・ベルト」
紹介する、と書いてみたものの、「フリクション・ベルト」に特別な機能や派手な特徴があるわけではありません。
ただ、そのシンプルさこそが最大の魅力です。
名前の通り、このベルトは摩擦(friction)を利用して固定するタイプです。通常の穴付きベルトと異なり、微調整が可能なため、体型や用途に応じて細かくフィットさせることができます。
しっかり固定できる安心感
摩擦タイプのベルトで気になるのが「緩んでしまわないか」という点ですが、パタゴニアの「フリクション・ベルト」は安心です。意図せず緩むことなく、しっかりと固定できます。
丈夫で耐久性抜群!
- バックル: アルミニウム製で非常に丈夫。コンパクトで主張の少ないシンプルなデザインも魅力的です。
- ベルト本体: 100%リサイクル・ナイロン製で、軽量(62g)かつ耐久性があります。
長年使用していますが、目立った劣化はなく、へたりの気配すら感じられません。
長さの注意点
ベルトの長さは109cm。腰回りが太めの方には少し短いかもしれないので注意が必要です。僕自身、少し余裕がなくなってきているのを感じますが、まずは自分が痩せるべきかもしれません…。
日常からアウトドアまで幅広く活躍
この「フリクション・ベルト」は、日常使いとアウトドアのどちらでも活躍する万能アイテムです。
普段使い
デニムパンツやカジュアルな服装とも違和感なく馴染むので、いつも愛用しています。正直、ここ数年は「フリクション・ベルト」以外のベルトを使った記憶がありません。
アウトドアでも安心
登山用のパンツにも最適です。丈夫で信頼性があるため、アウトドアシーンでの使用にも安心感があります。さらに、荷物の固定用としても活用できそうです。
パタゴニアらしいカラーも魅力(だった?)
このベルトのもう一つの魅力は、パタゴニアらしいカラー展開でした。
シンプルなブラックやグレーだけでなく、少しレトロな柄や、パタゴニアのロゴを思わせる鮮やかなカラーなどが揃っており、ワンポイントとして気に入っていました。実際、最初に購入したものが気に入りすぎて、別の色も買い足したぐらいです(2017年モデル)。
現在のカラー展開
しかし、最近のカラー展開は控えめになっているようです。2024年モデルはブラック、グレー、そしてWater People Horizon: Vessel Blueの3色展開のみ。本国アメリカではさらに「Fitz Roy Belt: Black」というパタゴニアらしいカラーがありますが、日本では取り扱いがありません。
個人的には、カラフルな展開こそ「フリクション・ベルト」の魅力の一つだと思うので、もっと色を増やしてほしいと思っています。
現行モデルの「ほつれやすい」という評判について
「フリクション・ベルト」は個人的に非常におすすめできるアイテムですが、公式サイトのレビューでは「ほつれやすい」や「切れ目ができる」といった意見が目立ちます。
自分の「フリクション・ベルト」では、毛玉こそできているものの、気になるようなほつれや切れ目はありません。ただ、現行モデルについては素材(表記は100%リサイクルナイロンで同じ)や製法に違いがあるのかもしれません。
パタゴニアの名品の一つと言える「フリクション・ベルト」だけに、しっかりと改善して欲しいものです。
まとめ
「フリクション・ベルト」は、そのシンプルさと耐久性で、日常からアウトドアまで幅広く活用できる万能なベルトです。
ほつれやすいという評判だけが気になりますが、パタゴニアには製品保証がありますので、購入後どうしてもほつれが気になる場合、カスターサービスへ相談してはいかがでしょうか。
長年愛用できる優れたアイテムとして、自信を持っておすすめします!