数シーズンに渡って散々購入を迷った結果、昨年ようやくパタゴニアのバギーズ・ジャケットを購入しました。
バギーズ・ジャケットがあまりにも普遍的なデザインであるが故、「このデザインなら別にパタゴニアじゃなくても良くないか?」だとか、「僕が着ると小学校時代の先生を思い出すよね」とか、購入に至るまでの障害があったのです。
しかし、いざ使い始めてみるとバギーズ・ジャケットは抜群の使いやすさで、さっさと買っておくべきだったと後悔中です。肌寒い時期、バギーズ・ジャケットの定位置は玄関のハンガーフックで、とりあえず何も考えずに外出する時の1着として大活躍しています。
今回はそんなバギーズ・ジャケットのお話です。
\パタゴニアから要チェックジャケットが新登場/
目次
バギーズ・ジャケットがリニューアル(2023年モデル情報追記)
バギーズ・ジャケットは2022年にリニューアルしました。
この記事は旧バギーズ・ジャケットについて書いていますが、先に新しく登場したバギーズ・ジャケットについて簡単に情報をまとめておきます。
○バギーズ・ジャケット2023年モデルの素材は伸縮性のあるものに
2023年モデルは、素材がリサイクル・ナイロン100%→シェル:2層構造の平織りの5.6オンス・ナイロン95%(リサイクル・ナイロン65)/ポリウレタン5%へ変更されています。
2023年に登場した新バギーズ・ジャケットの素材は、旧モデルと比べるとやや硬めでした。採用された4.2オンスのリサイクルナイロン(リサイクルされた漁網を使用)がそのような特徴をもっているようですが、2023年モデルのバギーズ・ジャケットはポリウレタンを含み、若干伸縮性があります。
リサイクル素材の調達に問題があった様子ですが、個人的には2023年モデルの方が着やすいように感じます。
○バギーズ・ジャケット2023年モデルのマット素材はかっこいい
2023年のバギーズ・ジャケットはマットな素材が採用され、カッコいいです。
ブラックも真っ黒ではなりので、かなり着やすい1着となっています。
○リブの廃止
まず、リブ仕様が特徴だったバギーズ・ジャケットですが、完全に無くなりました。リブにいては伸びや毛玉について不満の声が多かったため、ユーザーの声を反映した仕様変更と言えそうです。
○袖が短くなった
袖の長さは旧モデルよりも短くなったように感じます。実際に着てみましたが、新作バギーズ・ジャケットではジャストな長さでした。
○ジップは首元まで
旧バギーズ・ジャケットは襟部分までジップを閉めることが出来ましたが、新作バギーズ・ジャケットの襟部分は閉められません。
○サイズ感はやや小さめか
旧バギーズ・ジャケットはMサイズを着ていますが、新作バギーズ・ジャケットもMがベストサイズでした。但し、若干タイトな気がしますし、Lサイズでもオーバーサイズ感はあるものの着れてしまいます。いつも2サイズで悩む方は、新バギーズ・ジャケットのサイズ選びは慎重にされた方が良さそうです。
○バギーズ・ジャケットは写真より実物の方が断然良い
実は、HPで2022年バギーズ・ジャケットを見た時あまり良い印象を持ちませんでした。パタゴニアのジャケットとしてはあまりにも普通すぎる気がしたのです。実物を見て、着てみたあとは、これはこれでアリだよね、と感じています。ぜひ実物を手にとってみることをおすすめします。
旧バギーズ・ジャケットをお持ちの方も、リブ部分や袖の長さが改善していますので一度現物を確認してみる価値はあるかと思います。
公式サイト:パタゴニア
バギーズ・ジャケットは春や秋にかなり重宝する一着(ここから旧モデル情報)
パタゴニアの製品を買うといつも同じような事を書いている自覚はあるのですが、バギーズ・ジャケットはその中でもトップクラスに日々の生活で重宝する1着でした。散歩や旅行、自転車に乗る時にまでバギーズ・ジャケットを着ています。
少し肌寒い季節(春は少し暖かくなってきた季節)になると調整しやすい1着が欲しくなるものですよね。そんな時はバギーズ・ジャケットの出番です。
バギーズ・ジャケットは風を通さないので多少寒い日でも対応できますし、中にパーカーや薄手のダウンを着ることで、東京なら真冬でも着れないことはありません。 逆に思いの外暑くなってしまった時にでも、裏地がメッシュになっていてサラッとしているのでベタつくことがなく非常に快適です。
バギーズ・ジャケットの表面はバギーズ・ショーツでお馴染みの素材です。この素材は防水ではないですが、多少の水なら弾くのであまり天候に気を使わずに着ることができます。
リブの部分は伸びやすく毛玉になりやすいとのあまり良くない口コミが多いですが、1年近く着てみた僕のバギーズ・ジャケットはそこまで大きなダメージはありません。ただし、リブの締め付けはかなりゆるく、寒い日には「もう少しタイトでも良いのにな」と思う事があります。
バギーズ・ジャケットのポケットは僕のお気に入りポイントの一つです。ポケットには薄手のフリース素材が使われていて、両手を寒さから凌いでくれます。
普段着に最適なバギーズ・ジャケットのデザインが重宝する
購入を迷う要素だったバギーズ・ジャケットの普遍的なデザインは、なんだかんだで1着あると非常に便利ですね。リラックス感のある服装(最近の僕はバギーズ・ジャケットにテルボンヌ・ジョガーズという楽さ最優先コーディネートで周辺を出歩いています)でも、少し小綺麗な格好の外しアイテムとしても使えます。
正直バギーズ・ジャケットをおしゃれに着こなすのはかなりハードルが高く、僕はどう頑張っても「ザ・中年」な見た目になっている自覚はありますが、あまりにも着心地が良いので気にならなくなりました。
かなり気に入っているバギーズ・ジャケットのデザイン面で、唯一あまり好きでないのはロゴの存在です。(もちろんパタゴニアのロゴ自体は好きなんですが)
デザイン面ではこのロゴがあってこそのバギーズ・ジャケットではありますが、ロゴが目立たない位置にあるようだったらさらにいろんな場面で着やすかったのに、なんて思ってしまいます。まぁそんな事を言い出すならばバラクータでも買えば?と怒られてしまいそうですね。
バギーズ・ジャケットのサイズ感|袖の長さには要注意
バギーズ・ジャケットのサイズ感についてもお話しておきましょう。
176cmの僕が購入したバギーズ・ジャケットのサイズはMでした。パタゴニアではよほどの事がないかぎりMを買いますのでバギーズ・ジャケットは特に癖のないサイズ感だと思われます。
しかし袖の長さについては注意が必要です。
バギーズ・ジャケットの袖は長めです。僕の場合、ご覧の通り結構余ってしまいます。リブで締まるのでひどく不格好になるほどではないものの、いつものサイズ感で選んでしまうと袖が長すぎた、なんて事になりそうです。
サイズ感に関しては、より上品に着こなすならば僕の場合はもうワンサイズ小さめでも良かったのかもしれません。Mサイズはリラックス感満載のサイズで非常に快適ですが、もう少しタイトな方が小綺麗な服装にも合いそうです。ただ、Sだと結構ピタピタなので、MとSの中間があればベストサイズだったんじゃないかと思います。
以下、公式サイトの口コミからサイズ感を抜粋してみました。サイズ選びの参考にどうぞ。
身長 | 体重 | サイズ | サイズ感 |
170cm | 70kg | M | ほぼジャスト |
169cm | 53kg | XS | 手が隠れる |
173cm | 63kg | L | ゆったり目 |
167.5㎝ | 62㎏ | S | 袖丈が長め。他問題なし。 |
174cm | 70kg | M | ちょうど |
188cm | 130kg | XXL | ちょうど良い |
まとめ
以上、かなり簡単ですがバギーズ・ジャケットのご紹介でした。
パタゴニアの店員さんからは何度も「バギーズ・ジャケットは便利だから買っておけば?」とおすすめされていましたが、素直に買っておくべきでした。すっかり気に入ってしまったので、ブラックやネイビーなどの定番カラーまで欲しくなってきてしまっています。
もしもバギーズ・ジャケットの購入を迷っている方がいらしたら、ぜひ思いきって手に入れてみてはいかがでしょうか。きっと僕のようにお気に入りの1着になるんじゃないかと。
ただし、くれぐれも袖の長さは要注意です。お店で試着したり、通販ならばサイズ交換可能な公式サイトなどで購入されることをおすすめします。
公式サイト:パタゴニア
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