旅の記録

伊東温泉1泊2日電車の旅をしてきたよ

2017年11月15日

奥さんが急遽有給をとったこともあり、思いつきで1泊2日の伊東旅行に行ってきました。

どのくらい思いつきかと言うと、宿を予約したのは当日の午前1時頃。

伊東に何があるのか、何が名物なのかも知りませんでしたが、楽天トラベルで格安&評判の良さそうな宿を確保できたのが伊東だったという訳です。

終わってみればなかなかベタな伊東観光をしてしまったのですが、その模様を記録しておきます。

 

伊東への交通手段は電車「スーパービュー踊り子号」

今回の交通手段は特急列車「スーパービュー踊り子号」を選択しました。

格安なんて言いながら、電車は「踊り子」よりも少し高い「スーパービュー踊り子号」を選択していますが、東京駅に到着したタイミングで一番早く乗れた電車が「スーパービュー踊り子号」だったのです。

「スーパービュー踊り子号」の座席選びで失敗

早速失敗してしまったのは「スーパービュー踊り子号」の座席選びです。

「スーパービュー踊り子号」は全席指定の為事前に席を指定する必要があるのですが、周りに人がいなさそうという理由だけで選んでしまったのは9号車の一番前。

結果、せっかくの開放的な窓にもかかわらず一番前は圧迫感あるし、海側と反対側を選んだためにやや景色は微妙だしで散々でした。

あと、トイレが利用される度に便器が視界に入る点も大失敗。

やっぱり皆さんが選ばない席には理由があるんですね。

「スーパービュー踊り子号」には車内売店あり

選んだ席は散々でしたが、「スーパービュー踊り子号」には売店があることが分かり少しテンションがアップします。

昔スペインで高速列車に乗った際、生ビールの飲める売店(バーカウンター?)があり、それ以来すっかり車内に売店のある列車に憧れてしまっているのです。

結局「スーパービュー踊り子号」の売店は想像したものとはやや異なりましたが、それでももっと売店付きの列車ってなんか楽しいですよね。

伊東駅へ到着!待っていたのは高級列車

見えにくい車窓の風景とトイレを楽しみつつ、あっという間に伊東駅へ到着です。今回は移動時間用としてKindleを持参していたのですが、結局一度も使わずに終わってしまいました。1時間40分なんてほんとうにすぐですね。

ところで、到着した僕らを待ち受けていたのはなんとも高そうな列車。

THE ROYAL EXPRESS」と言うそうです。

HPで調べてみると横浜から伊東や伊豆急下田を巡るクルーズプランが1泊2日で135,000円〜。あはは〜ムリムリ。

「THE ROYAL EXPRESS」の車両デザインはJR九州の観光列車で有名な水戸岡鋭治氏。確かにカッコイイけれど、水戸岡氏以外に観光列車をデザインする方いらっしゃらないのでしょうか?

日本中の観光列車がどれもこれも水戸岡氏デザインってのはなんだか芸がない気がしますね。

ランチは人気店「まるたか」へ。伊東名物を食べ尽し!しなかった・・・

さて、到着したのは丁度昼時でしたので早速ランチとなりました。

本当に無計画で向かった伊東でしたので、何が名物なのかも分からずに家を出た訳ですが、車中で調べたところかなりの「海鮮」押し。

お魚大好きな僕達夫婦は早速人気のお店へ向かいます。

到着したのは駅から2分程度と抜群の立地にある「まるたか」。人気店のようで、1時をすぎていますが店内は満席。15分ほど待つこととなりました。

お店の一押しは「うずわ定食」。海鮮みぞれ丼にも惹かれます。「ちんちん揚げ」も名物みたい。

ブラックジョークの効いたチャーハンもあり。

店内でもやっぱり「うずわ」大プッシュ。

ここはやっぱり名物の・・・・、

「海鮮丼2つ下さい!」

なぜか今日に限って超保守派になってしまった僕達夫婦は二人共ベタな「海鮮丼」を頼んでしまったのです。

こちらが地魚海鮮丼1,180円

結構豪華な見た目だし、築地の馬鹿高い海鮮丼と比べれば良心的な価格だと思うのですが、正直鮮度は「うーん」といったところ。もう少しコリコリ感のあるお魚を堪能したかっただけに拍子抜けしてしまいました。

ここではやっぱり素直に「うずわ定食」を食べておくべきでしたね。

まるたか
住所:静岡県伊東市湯川1-16-6
定休日:年中無休
営業時間:ランチタイム 11:00~15:00(L.O14:30) ディナータイム 17:00~23:00(L.O22:00)
食べログ:https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220503/22022300/

伊東駅周辺を観光する

さて、気を取り直して伊東を観光しますよ!

駅前の地図とネットの情報を参考にしつつ訪問エリアを絞ります。

伊東市の観光と言えば温泉以外に、

  • 大室山
  • 道の駅 伊東マリンタウン
  • 東海館
  • 城ヶ崎海岸
  • なぎさ公園
  • 伊東オレンジビーチ

等が人気なようですが、伊東駅から徒歩圏となるとそんなに選択肢が無いんですね。大室山や城ヶ崎海岸は伊東駅からバスや電車で移動することになりそうです。

この中で僕がどうしても観ておきたいのは古い温泉宿の「東海館」ぐらい。伊東市は木下 杢太郎(きのした もくたろう)オシのようですが勉強不足の僕は興味が持てず今回はスルーいたしました。

という訳で、「東海館」を目指しつつ流れに任せ伊東駅周辺をブラブラすることにします。

11月の「伊東オレンジビーチ」は静かだった

最初に向かったのは「オレンジビーチ」

誰もいないし何もやってません。まぁ、11月だし当然ですよね。

隣接する漁港?も静かです。

なぎさ公園で彫刻を満喫

オレンジビーチの隣には彫刻がいくつも立ち並ぶ「なぎさ公園」がありました。

この彫刻達は地元彫刻家「重岡建治」氏の作品。

重岡 建治(しげおか けんじ、1936年 - )は、日本の彫刻家。満州国のハルビン出身。2014年現在も伊東市大室高原にある自身のアトリエにて活動中。「触っても壊れない彫刻」をコンセプトとしており、作品は駅前や公園などの野天に設置されているケースもある。用いる素材はブロンズ、大理石、木などさまざまで、日本国内のみならずスイス、イタリアなどを含め、総計100以上の作品が設置されている。

Wikipedia:重岡建治

派手さはありませんが、広々とした敷地に彫刻が立ち並ぶ姿はとてもフォトジェニックで良かったです。

昭和初期の温泉旅館「東海館」を見学

続いて伊東で唯一必ず見ておきたかった建物「東海館」に向かいます。

「東海館」に向かう手前(隣)にあったのはこちらの建物。

古風な建物に「k's House」とはなんともミスマッチですが、こちらはゲストハウスだそうですよ。

日本で唯一、国の登録有形文化財で源泉掛け流しの純和風ホステルです。

ケイズハウス伊東温泉

とのことで、2,980円〜で宿泊できるようです。特に海外の方は喜びそうですね。

そして、「k's House」の隣が目的の「東海館」です。

ほー、良いですね。この大きさの木造建築物はなかなか目にしません。

昭和2年に温泉旅館として建てられた「東海館」。何度か増築をしながら今の姿になったようですが、1997年に廃業してしまいます。その際、取り壊しの話があったものの、保存要望の声があがり最終的には所有者から伊東市に寄贈されたとか。

現在は文化施設として開放されている「東海館」ですが、温泉に入ることもできます。

料金は大人500円に小人300円。

温泉にも少し興味あったのですが、受付の方に「普通の古い温泉ですよ」と言われてしまったのでトーンダウン。見学するだけにします。

見学だけなら大人200円に小人100円。大きな荷物は受付横に預けることもできました(鍵無しなので自己責任)。

「東海館」は派手さこそないものの、「古い建物」好きとしてはかなり楽しめます。

写真を撮るも良し。

伊東に関する歴史や資料を学ぶも良し。

大広間は本当に広い。今やガランとしていますが、昔は華やかだったんでしょうねぇ。

「東海館」は有料ではありますが、その価値はある施設でした。道後温泉に比べると全然人もいないし、ゆっくりとした時間が流れています。

松川遊歩道を歩きつつ本日のお宿へ

「東海館」を見学し終えるとすっかり夕方となってしまいました。荷物もあるので少し早いですが今夜の宿に向かいます。

宿までは「松川遊歩道」を通ります。

特に何がある訳でもない遊歩道ですが、秋のひんやりとしてきた空気のおかげもあり、川沿いの「松川遊歩道」は少し特別な道のような気がしました。

夜になるとランプが点灯していましたので、夜間の散歩にも良さそうですね。

宿泊は格安ホテル「伊東温泉 音無の森 緑風園」

今晩のお宿は伊東駅から徒歩13分に位置する「伊東温泉 音無の森 緑風園」です。

このお宿、格安でした。

どのくらい安いかと言うと、朝食付きで9,100円。

もちろん2名で、ですよ。

安いのには理由があって、布団はセルフですし、夕飯は提供していません。古びた外観をみた時はやや失敗した感がしたものです。

確かに部屋は「昭和」感満載です。

しかし、

  • 全室Wifi完備
  • 無料で使えるPCあり
  • 湯上り後の休憩所も充実
  • 露天風呂も快適
  • チェックアウトは11時

と、設備の古さをカバーするホスピタリティと工夫がいたるとこるにみられます。

そして、このホテルの売りは朝食。楽天トラベル「2012年朝食フェスティバル」魚部門全国4位を獲得したんだとか。

一番の「売り」は、アジの干物が食べ放題なのです。

確かに焼き立ての干物はウマウマで御座いました。

伊東で安いホテルをお探しの方、「伊東温泉 音無の森 緑風園」おすすめです。

【関連記事】アジの干物食べ放題!「伊東温泉 音無の森 ホテル緑風園」は格安ながらもツボを抑えた良宿だった

晩御飯はうなぎの名店「まとい」で食す

「伊東温泉 音無の森 緑風園」は夕ご飯が付いていませんので、ホテルの外で食べることになります。

ホテルからは周辺のおすすめ店舗を紹介した紙をもらいましたが、多くは海鮮メインのお店。昼にイマイチ盛り上がらなかったので海鮮は避けることにして、本日訪問した「東海館」正面にあるうなぎ屋さん「まとい」を訪問します。

かなり早い18時前だというのにすでに満席。ここでも15分ほど待つことになりました。

ほどなくして入店できた僕らが注文したのは「うな重 並」。甘さ控え目でスッキリとした味付けです。(白状すると西日本出身の僕達はもう少し甘辛な味付けが好きなんだけれど)

2,800円と安くはありませんが、1尾丸々入っているし、フワフワだしで、今のうなぎの値段からするとけして高いとは思いません。

そして、これだけでお腹いっぱい。ボリュームありますね。

うなぎを食べた後はホテルに戻り、風呂に入って「シンゴジラ」を見ながら寝てしまったのでした。

うなぎのまとい
住所:静岡県伊東市東松原13-6
定休日:月曜日
営業時間:11:30~14:3017:00~20:00
食べログ:https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220503/22003157/

2日目は定番スポット「城ヶ崎海岸」へ

さて2日目です。

今回の旅行は「ガツガツしない」をテーマにしていた為、朝食を食べた後、何処にも寄らずに帰ることも考えていたのですが、貧乏性の僕はもう少しどこかへ行ってみたくなり、定番スポット「城ヶ崎海岸」へ行くことにしました。

伊東駅から城ヶ崎海岸へ行くには「バス」と「電車」2つの手段がありますが、バスは時間が合わず、伊豆急行線で伊東駅から城ヶ崎海岸駅まで向かいます。

到着した「城ヶ崎海岸駅」はとてもユニーク。

改札内には足湯があり、冬は気持ちよさそうです。

建物自体のデザインも独特ですね。電車で来てみて良かった。

駅から城ヶ崎海岸の吊橋までは徒歩で20分ぐらい。

結構歩きますが閑静な住宅街(別荘だらけ!)を歩くのでそんなに苦になりません。桜の季節は綺麗でしょうね!

到着した吊橋。

最初は「短かっ!」「ショボ!」なんて悪態をついてましたがいざ渡ると凄く怖い。

揺れるし高いしでビビリまくり、高所恐怖症には辛いです。

しかし、渡り終えると見えてきた風景は素晴らしく、本当に来て良かったと思える場所でした。次来ることがあれば、もう少し時間をかけてハイキングコースを歩いてみたいですね。

いざ東京へ帰宅!の前に熱海でラーメンを

城ヶ崎海岸に満足したので東京へ戻ります。

帰りのルートは城ヶ崎海岸駅から熱海で新幹線に乗換して東京へ。

しかし、僕達は熱海にも行ったことはありませんのでほんの少しだけ雰囲気を味わう為に熱海で改札を出ることにします。

熱海駅前は伊東とは比較にならない人の多さ。ここ数年熱海の人気が再び上昇しているという噂を聞いていましたが、どうやら本当のようです。

ちょっとジャンクなものが食べたかった僕らはラーメン屋へ。

駅から数分の場所にある「雨風本舗」はカウター数席の極狭店舗ながらも人気のお店。

シンプルな醤油ラーメンですがなかなか美味。炒飯も美味いです。

結局このラーメンが旅のシメとなりました。

雨風本舗
住所:静岡県熱海市田原本町5-14
店休日:11:00~21:00
営業時間:水曜日
食べログ:https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220502/22015133/

伊東旅行まとめ

急遽決めた伊東への旅でしたが、冒頭にも書いたように結構ベタな旅となってしまいました。

とは言え、宿泊したホテルは評判の高さも納得の宿でしたし、人気観光地「東海館」「城ヶ崎海岸」も素晴らしかったです。時間があったら大室山にも行ってみたかったですね。

さて、最後に旅アイテムの話も少し。

今回改めて感心したのはBlundstone(ブランドストーン)のサイドゴアブーツです。

晴天続きでしたので防水性の高さの恩恵を受ける場面はありませんでしたが、砂浜の海岸も、少し足場の悪い城ヶ崎海岸の岩場も全く足元を気にする必要はありませんでした。

また、スニーカー並の履きやすさのおかげで全く疲れることなし。冬場の旅行は当分Blundstone(ブランドストーン)で行くことになりそうです。

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逆に、ちょっと不満を感じたのはカメラについて。

今回は久しぶりにリコーのGRD3をメインで使ってみましたが、軽さは素晴らしいものの暗い場所や明るすぎる場所で限界を感じる場面が多々ありました。(まぁ今となってはかなり古いカメラですので当たり前ですが)

理想の旅カメラは軽くて手ぶれ補正の効くカメラなのですが、今なら値下がりしてコストパフォマンス抜群となったパナソニックのgx7mk2狙い目ですよね。

次の旅までに欲しいなぁ。

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