ヘリノックス・チェアワンの類似品、FIELDOOR製軽量チェアの紹介です。
この商品の売りはなんと言ってもその安さ。1脚4,000〜5,000円で購入できてしまいます。
本家ヘリノックスと比べるとあまりに値段が違うためやや不安を覚えてしまいますが、その実力はいかに?
実際にフジロック会場で使用してみましたのでレビューをお届けいたします。
【紹介アイテム】
目次
ヘリノックスそっくり「FIELDOOR」はどこの国のブランド?
FIELDOORの購入を検討する際、まず気になるのは「FIELDOORはどこの国のブランドなの?」ということではないでしょうか。
あまりにもヘリノックスのチェアに似ているため、「Amazonに溢れているあの国の製品かな?」なんて思われている方が多そうです。
実は、FIELDOORは株式会社クローバーが展開する日本の総合アウトドアブランドです。
チェアに関しては、製造は中国ですが、企画やサポートは日本国内で行っています。
一方、ヘリノックスは韓国のブランドで、アウトドアブランドのモンベルが輸入代理店をしています。
ヘリノックスも素晴らしい製品ですが、FIELDOORも何かあった時の対応は安心できそうですね。
実際、他の方のレビューを読むと、初期不良が数件報告されていましたが、交換や返金の対応が良いようです。
FIELDOOR製アウトドアチェアの気になる座り心地
さて、ここからが本題、FIELDOOR製アウトドアチェアの座り心地についてです。
結論から先に言うと、「最高」です。
今まで軽さ重視の椅子しか利用していなかったこともあるかもしれませんが、FIELDOOR製アウトドアチェアは本当にリラックスできるチェアです。メッシュ部分のおかげもあり、長時間利用していても蒸れを感じることもありません。
この軽さで、この快適さ、座り心地については、今のところ文句無しです。
FIELDOOR製アウトドアチェアの耐久性
FIELDOOR製アウトドアチェアの耐久性について、もう一つ気になっていたことがありました。
以前、アマゾンで購入した安価なアウトドア用のチェアが壊れた経験から、FIELDOOR製アウトドアチェアの質感や耐久性が気になっていたのです。
ちなみに、ヘリノックスの類似品の中で、FIELDOORチェアを選んだ理由は、他の類似品に比べ、生地の裂けや差込口の破損といった問題がほとんど報告されていなかったためです。
今回、2脚購入し、フジロック開催期間中の4日間、主にテントサイトで利用しましたが、どちらのチェアも全く問題ありませんでした。普通に使えます。
ただし、今回はハードな使い方を一切していなかったため、耐久性については、もう少し様子を見てから判断した方がよいかもしれません。
随時追記しようと思います。
耐久性について4年後の追記
その後、フジロックを含め4年以上キャンプで使用しましたが、耐久性に大きな問題はありませんでした。しかし、1脚はポールを差し込む部分にステッチのほつれが見られます。力の加わる部分ですので、ダメージを受けやすいのかもしれませんね。まぁ、個人的にはこの値段で4年間も使えたので何の文句もありません。
FIELDOOR製アウトドアチェアの組み立ては慣れるまで少し大変
フレームに関しては、ヘリノックス同様フレーム内にロープが組み込まれているので、どのパーツを組み立てれば良いか迷うことは一切ありません。簡単に組み立て可能です。
問題は座面の取り付けでした。
座面生地は「初期伸び」を考慮して「小さめ」に作られているようで、男性の僕でもかなり苦労するぐらい最初の組み立てには力を要しました。いきなり女性が組み立てるのは無理かもしれません。
座面のメッシュ生地は、使用初期のうちにある程度伸びる性質「初期伸び」があります。
その為、予め座面生地は「小さめ」に設計されています。
ただし、使用を続けてるなかで、本当にどんどん生地が伸びてきたようで、慣れてしまえば全く苦労することなく組み立てられるようになります。
一度組み立て時間を計ってみましたが、約45秒で完成。このくらいで組み立て可能ならきちんと畳んで持ち運びしましょうよ!(フジロック、ヘリノックスユーザー様宛)
FIELDOOR製アウトドアチェアに付属するスタッフバッグは持ち運びに便利
付属のスタッフバッグは本体フレーム下部に取り付けられる他、デイバッグやザックにも取り付けやすいよう左右以外にも持ち手?がいくつか用意されているので、両手がふさがることなく持ち運びでき便利。よく考えられてるなぁと思います。ヘリノックス類似品の中にはこのスタッフバッグに工夫が無いものもあるようですので注意が必要ですよ。
FIELDOOR製アウトドアチェとヘリノックスの比較
FIELDOORのチェアは、コストパフォーマンスが高く、本当によくできた商品です。
とは言え、やっぱり気になるのは本家との差。実際ヘリノックスと比べてどうなのか?という比較を少ししてみますね。
座り心地に差はあまり感じない
ヘリノックスを所有してい無いのであまり詳しい評価ができずに申し訳ないのですが、お店で何度か試した限り、大きな差は感じませんでした。実際、他の方のレビューを見ても、その差はほとんど無いと書いている方多数ですね。本家を相当研究して作られているようです。
価格は圧倒的にFIELDOORが安い
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 4,900円 (※2022年現在、更に1,000円近く安くなってます)
ヘリノックス:チェアワン 12,420円(税込)
見てのとおり、FIELDOORの圧勝です。2台買ってもお釣りがくるぐらい。7,000円以上の差を感じるか?と言われると「NO」です。
耐荷重はヘリノックスの勝ち
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 100kg
ヘリノックス:チェアワン 145kg
ここには値段なりの違いが現れています。100kg以上の体重ならば必然的にヘリノックスを選ぶべき。逆に、利用者がそんなに重くないならばFIELDOORのチェアでも問題なさそうです。
重量はほとんど同じ
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 962g
ヘリノックス:チェアワン 960g
どちらもスタッフバッグ込みの重さです。重さに関してはどちらもほとんど同じですね。
サイズもほとんど同じ
FIELDOOR:ポータブルコンパクト アウトドアチェア 幅53cm×奥行50cm×高さ72cm
ヘリノックス:チェアワン 幅52cm×奥行50×高さ66cm
これもFIELDOORの方が少し高いぐらいでほぼ同じです。座面高もほぼ同じ(34cm)と考えて良さそう。
見た目はヘリノックスの圧勝
個人的感想として、残念ながらヘリノックスの圧勝だと思います。
別にFIELDOORのチェアが悪いとは思いませんが、ヘリノックスと比べてしまうと滲み出るパチモノ臭や、配色、ロゴのセンス等、本家には到底敵いません。
あと、僕の購入した商品は座面にロゴが誤印刷されているなど、やや品質管理に不安を感じるところもあります。
安いし誰に自慢する訳でもないので気にしてはいないのですが、さすがに同等とは言えない気がしています。
まとめ
FIELDOORのチェアは本家ヘリノックスと比較しても優れたチェアだと思います。
繰り返しになりますが、なんといっても安い!
同じようなデザインや機能を持つチェアが半額以下で手に入るのは魅力的です。
ただし、耐荷重や見た目には本家に劣る部分があることは間違いありません。その差を気にしない方ならばFIELDOORのチェアでも十分満足できると思いますが 、安心感やブランド力を求める方ならば本家を購入する方が良いでしょう。
僕自身は『ヘリノックスのような軽くて快適なチェアが欲しいけど高い!多少質が落ちても気にしない!』というタイプなので FIELDOORのチェアに大満足です。
僕と同じような人には、FIELDOORのチェアは本当におすすめです。買って後悔はしないと思いますよ。
【紹介アイテム】
更にお安くなりました
予算に余裕がある方は本家をどうぞ
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