フェスの記録

大雨のフジロック2019|導入して良かったアイテムとライブのお話も少し

2019年8月13日

すでに2週間以上経過していますが2019年フジロックのお話です。

2019年のフジロックはかつてない大雨を経験する年となりました。

フジロックで雨は何度も経験していますが、あそこまでの大雨は初めて。あれはもう滝でしたよね?微動だにできないほどの雨の中ライブを見る経験はさながら修行僧のようでもありました。

雨で一部のブースやテントは浸水し、川は氾濫一歩手前。そして着用していたゴアテックス製のジャケットやハットも浸水してきたぐらいです。

そんな過酷な状況となったフジロック2019で、新たに持って行って良かったアイテムと、ライブの感想ほんの少しだけ書いておこうと思います。

フジロック2019で新たに持って行って良かったアイテム

コールマン(Coleman) タフスクリーン2ルームハウス

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昨年の強風で使っていたテントのポールが折れ、フライシートも破れてしまった為に、今年は新しいテントを導入しました。

購入したのはコールマン(Coleman) の「タフスクリーン2ルームハウス」とテントシートセットです。

詳しいレビューはしませんが、簡単な感想としてはこんなとこ。

  • 大雨でも雨漏りなし
  • 前室広い
  • 大人3人でも十分な広さ
  • 室内はすぐに暑くなりすぎる
  • 会場で被りまくり
  • 付属のペグとハンマーはしょぼいので要別途購入
  • 前室は物をかけられないので不便
  • テントシートセットは大きくて持ち運び面倒

正直良し悪しあるテントですが、期間中無事に過ごせたので良しとしましょう。

とんでもない大雨にも関わらず雨漏りすることなく過ごせた理由は、テントが新品だったことはもちろん、フライシートの耐水圧が2000mmあることの効果も大きそうですね。

以前書いたフジロックの持ち物リストでは比較的安いテントをおすすめしているのですが、昨年の強風や今年の大雨の経験を踏まえると、最初からある程度まともなテントを購入しておいた方が良い気がしてきました。

そうなると初参加の方は金銭的な負担が重くなってしまいますが、3日間無事に楽しむためにも仕方のない出費と割り切るしか無さそうです。

エリッゼ(ELLISSE)ペグハンマー St.Martelo

今年はテントとあわせてハンマーも新調しました。

購入したエリッゼ「St.Martelo」は、5,616円となかなか勇気のいる価格でしたが、使いやすさは今まで使っていたハンマーとは別物で、間違いなくお値段なりの価値アリでした。

過去に1,000円〜2,000円程度のハンマーを何度か購入していますが、最初からこれにしておくべきでしたね。随分と遠回りしてしてしまいました。

エリッゼ(ELLISSE)鍛造ペグ 28cm MK-280

ペグハンマーと同じメーカーのペグも導入してみました。

こちらはキャンプをする方にはお馴染みのメーカーかと思いますので詳しい話は割愛しますが、導入した価値は間違いなくありました。

毎年苦労していたペグ打ちが嘘みたいに楽になり、安定感も段違いです。

唯一の問題は1本200gもある重さです。

車で来場する方なら良いかもしれませんが、新幹線利用の僕には重すぎて、結局8本の導入が限界でした。

GENTOS(ジェントス) LED ランタン エクスプローラー EX-136S

去年まで、同じGENTOSのもう少し大きなLEDランタンを使用していましたが、故障してしまったので新調しました。

購入したのは「エクスプローラー EX-136S」です。

「エクスプローラー EX-136S」は意外なほどコンパクトで軽く、しかも以前のランタンよりも明るくなり、と良いこと尽くめでした。

これはオススメです。

点灯時間の短さ(High/9時間、Mid/18時間、Eco/142時間、キャンドルモード/60時間)も、テントは夜寝るだけのフジロックなら問題無さそうです。

お風呂で大活躍|もってこタオル

今までも速乾タオルは利用してきましたが、今回はお風呂で活躍しそうな「もってこタオル」を新たに投入してみました。

こちらのタオル、少し前に話題となった今治製で御座います。

肝心の速乾性能については「ぼちぼち」ですが、泡立ちが素晴らしく、お風呂用タオルとしての使い勝手は抜群です。

なによりも「30g」と超軽量なので持っていくかどうかを迷う必要がない点が良いですね。

レビューを見ると耐久性にやや不安がありそうですが、キャンプや旅行には手放せないタオルとなりそうです。

Houdini(フーディニ)スウィフトパンツ

Houdini(フーディニ) メンズ スウィフト パンツ M's Swift Pants 112(feeling blue) S 263550
HOUDINI(フーディニ)

フジロック用に、という訳ではありませんが、今年履きまくっているHoudini(フーディニ)のスウィフトパンツをフジロックでも履いていました。

噂通りスウィフトパンツは素晴らしいですね。

ころころ変わる苗場の天気でも、さらっとした肌触りのスウィフトパンツは常に快適でしたし、サルエルパンツっぽいシルエットは下半身がっちりタイプの僕にはこの上ない楽ちんさ、でした。

スウィフトパンツは残念ながらメーカーのラインナップからは外れていて、今季は日本だけの限定復活だったようですが、来年も発売されるならば間違いなくもう1着追加すると思います。

野鳥の会 長靴

毎年持参していた野鳥の会の長靴ですが、昨年から水がしみてくるようになってしまい、今年はトレッキングブーツだけの予定でした。

しかし、テントを立て終わった直後に突然大雨に襲われ、急遽場外の売店で野鳥の会の長靴を再購入したのです。

結果的にこの判断は大正解、長靴なしで2019年のフジロックを無事に過ごすことは不可能だったかもしれません。

いくら最近のフジロック会場は足元が整備されつつあるとはいえ、洪水一歩手前の大雨相手となると長靴以外では太刀打ちできませんね。

荷物が重くなってしまうので少し残念ではありますが、来年も長靴は持参することになりそうです。

腰痛対策に|ニューハレ V-TAPE

フジロック期間中に必ず酷い腰痛になるため、毎年湿布と鎮痛剤が欠かせないのですが、今年は「ニューハレ V-TAPE」を導入してみました。

こちらの商品は腰や膝などに直接貼ることで筋肉と関節の動きをサポートするテープです。

アウトドアショップの店員さんにおすすめされるがままに購入した「ニューハレ V-TAPE」ですが、結論としては結構良いかもしれません。

初日は貼るのを忘れてしまい、実際に試したのは2日間ですが、例年ならば間違いなく鎮痛剤を飲む場面でも大きな痛みが発生することがありませんでした。

ネックは2枚で600円近くするお値段ですが、悪魔のような腰痛を抑えることができるのならば安い投資と言えそうです。

ちなみに、慣れている方はご自身でカットするタイプを使えばもっと安くで同じ効果を得られるそうです。

フジロック2019で観たライブの感想を少しだけ

暑かったり、大雨だったり、テントの撤収があったり(最終日だけホテル泊)で、今年もあまり多くのライブを観ていませんが、数少ない観たライブの感想を。

7月26日(金)に観たライブ

  • KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD
  • JANELLE MONAE
  • MITSKI
  • THE CHEMICAL BROTHERS

初日なのにたったこれだけです…。

観たかったTORO Y MOIは人多すぎで、オアシスで食事をしながら音だけ聞いてました。

あと、トム・ヨークを観ないなんて今までの僕ならば考えられないのですが、少し前のソニマニにも来ていたし、気分的に失敗のありえないTHE CHEMICAL BROTHERSで良いかなぁと。

さて、初日に一番良かったのはJANELLE MONAEです。前評判通りの完璧なライブでしたね。もっと暗くなってくるトリ前あたりでみたらもっと凄かったんじゃないでしょうか。少しもったいない(贅沢な)時間でのライブでした。

KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARDは、期待していたサイケ感が薄く、メタルバンド?のようなライブでしたが、ライブ自体は非常に楽しめました。また見たい。

TYCHOとの丸かぶりで悩みに悩んだ結果に選んだMITSKIのライブは「ぼちぼち」でした。机と椅子を利用した少し不思議なステージでしたが、やや淡々としすぎだったような。

ケミカルはいつものケミカルでしたので特に感想はなし。やはりトム・ヨークも観るべきだったかなぁ。少し後悔しています。

7月27日(土)に観たライブ

  • ZOO
  • CAKE
  • COURTNEY BARNETT
  • MATADOR! SOUL SOUNDS
  • GEORGE PORTER JR & FRIENDS
  • SIA

この日のハイライトはなんと言ってもSIAです。あまりにも安定しすぎていて「ライブ感」はないものの、まるで演劇をみているかのようなステージは圧巻。雨が酷すぎてステージ前のエリアでも盛り上がりがイマイチだった点だけ残念でしたが、フジロック2019のベストライブでした。

続いて良かったのはCOURTNEY BARNETTです。以前もライブを見たことはありますが、その時に比べると断然スターのオーラが漂うライブでした。単独でも見たいかも。

MATADOR! SOUL SOUNDSとGEORGE PORTER JR & FRIENDSはさすがのライブで、ZOOも期待通りのラテン感。

逆に残念だったのはCAKEのライブです。CAKEのライブにハズレなし、と思っていたのですが、なんだか盛り上がらないまま終わってしまいました。前回のホワイトステージが最高に良かっただけに期待しすぎたのかなぁ。

7月28日(日)に観たライブ

  • THE PARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATIONAL BAND
  • HIATUS KAIYOTE
  • VINCE STAPLES
  • KHRUANGBIN
  • JAMES BLAKE
  • THE COMET IS COMING

暑さからくる疲れと、観たいライブが被りまくった結果、最終日はJAMES BLAKE以外はつまみ食いになってしまいました。

JAMES BLAKEは体調不良だったそうで予定よりも短いライブとなりましたが、そんな事は感じさせないいつも通りの安定感のあるライブでした。少し不満だったのは重低音です。ホワイトステージならではのド級重低音を期待していましたが、やや控えめでしたね。

あとのライブはすべて中途半端にしか見ていませんので、感想を書くのはやめておきます。

ホテルで昼寝をしたため、PHONY PPLとVAUDOU GAMEを見逃してしまったことが残念でなりません。

まとめ

邪魔すぎる椅子問題は相変わらず解消する気配がないし、オレンジ廃止後のフジロックはなんだかラインナップが薄くなったしで、ここ数年惰性で行っている感が否めないのですが、行ったらやはり楽しいのでなかなかやめられません。

今年は新しいテントも導入しましたし、来年はオリンピックの影響で珍しい開催日程だしで、結局来年も参加すると思います。

願わくば、もう少し昔のような祝祭感を感じるフジロックに戻って欲しいものですが、深刻な人手不足や(ボランティア減りましたね)、日本では盛り上がりに欠ける洋楽シーンの現状を考慮すると、毎年開催してくれるだけでも感謝しないといけないのかも、と思わなくもありません。

どこに需要があるのか分からないマンネリ化した一部ラインナップをばっさりと切り捨てるだけでも新鮮なのに、と少し毒を吐きつつ、来年もまたフジロックに参加できるよう日々仕事も遊びも頑張ることといたしましょう。

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