皆さんは東京の下町「門前仲町」を訪れた事はありますか?
門前仲町には、お寺や神社が多く、江戸からの歴史を感じる事のできる落ち着いたエリアです。また、「江戸三大祭」の一つ「深川八幡祭り」や、年末年始には、一転大変多くの方が押し寄せる場所でもあります。
東京の下町風情を感じるには最適なエリア門前仲町ですが、他にはない珍しいお寺がありますのでご紹介します。
目次
門前仲町の観光に欠かせない仏教のテーマパーク「成田山 東京別院 深川不動堂」
門前仲町駅1番出口から出て数分、和菓子やお土産屋、飲食店の並ぶ境内を進むと深川不動堂が見えてきます。いつ訪れても人が多く、門前仲町エリアでは人気の観光スポットです。
この深川不動堂、一見普通のお寺のようですが、お堂の中には、想像を絶する、めくるめく仏教ワールドが展開されています。
外からお参りするだけではもったいない、とても魅力的なお寺ですので、ぜひ中まで入って見学してみるべきお寺です。
護摩祈祷
1日数回、護摩祈祷が行われます。
参拝される方は是非この護摩祈祷の時間に合わせて訪問してみて下さい。
和太鼓はもの凄い迫力、音楽好きな方にもオススメです。
また、有り難い事に、この護摩祈祷中では参列者の手荷物(鞄や財布、運転免許証等)を護摩の火にかざし、お不動さまのお力を頂く事ができます。
祈りの回廊
護摩祈祷に参列した後は祈りの回廊を回りましょう。
約1万体のクリスタル五輪塔が奉安されています。写真を撮りたくてたまらなくなるはずですが撮影禁止です。
無数の仏像
祈りの回廊を回り終えると、無数の仏像にお迎え頂けます。
それぞれにお賽銭箱が用意されていますので、事前に小銭(じゃなくてもOKです)を多めにご用意される事をお勧めします。
四国八十八カ所巡拝所
まだまだ終わりませんよ。
次は2階へ。ここでは東京にいながら四国八十八カ所巡拝ができます。一言で表現するならば「レインボー」です。
大日如来蓮池図
八十八カ所巡拝を終えたらエレベーターで4階へ。奥に進むと大きなお部屋があります。
そこでお目にかかれるのは「大日如来蓮池図」90センチ四方の桐板123枚を使用した日本最大級の格天井画です。
この部屋はとても静か。心を落ち着けたい方にお勧めです。
おねがい不動尊
1階に戻ると仏教ワールドもいよいよ終盤です。
日曜、祝日、縁日の11時・13時・15時護摩終了後、触れるとお願いが叶うという「お願い不動尊」に触れる事ができます。
時間次第では少し待つ事になりますが、せっかくですので触れておきましょう。
以上が深川不動堂のご紹介です。
全て巡る場合、1時間ぐらいはかかる事を想定しておくと良いと思います。
門前仲町の観光の隠れスポット、ハイテク『法乗院ゑんま堂(法乗院)』
もう一つのお寺は深川不動堂から歩くこと約5分、「法乗院ゑんま堂」をご紹介します。
先の深川不動尊もそうですが、法乗院ゑんま堂は歴史のある、由緒正しいお寺です。
法乗院ゑんま堂は、寛永6年(1629年)深川富吉町(東京・江東区)に創建され、同18年に現在地に移りました。開山は覚誉憎正、本山は十一面観音で有名な大和長谷寺です。 当山は、弘法大師四国八十八ヶ所霊場の写し霊場として、江戸時代中期の宝永年間(1751-64)に江戸に設けられた御府内八十八ヶ所の第74番目札所であり、江戸三えんま『深川ゑんま堂』として古くから人々に親しまれてきました。
江戸三えんま様は「ハイテク閻魔様」
こちらの見どころは、なんといってもハイテク閻魔様。
19種類のお賽銭箱が用意されており、お賽銭を入れると、ありがたいお言葉を頂けるのです!
願い事次第では稲妻を光らせながら、ややご立腹ぎみのお言葉を頂ける事も。
故障のためか、一回のお賽銭で全てのお言葉を連続で頂ける事もあります。
その際は結構な時間がかかる事を覚悟して下さい。
一味違う仏教の世界を体験するには門前仲町へ
お寺といえば落ち着いた閑静な場をイメージしがちですが、ご紹介した二つのお寺は、我々の持つ既成概念を覆すようなお寺です。
普通とは少し違う仏教の世界を体験してみたくなった際は是非門前仲町を訪問してみてはいかがでしょう?
ちなみに、門前仲町を観光するなら断然桜の時期がおすすめです。
門前仲町に桜を見に行こう!和船や夜桜も楽しめるよ
東京の隠れ桜スポット、門前仲町をご紹介します。 東京には数多くの桜の名所がありますが、人が多すぎて桜を楽しめなかったという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。 私も以前、都内で超有名な桜 ...
続きを見る
ランチは名物「深川めし」がおすすめです
門前仲町「深川めし」おすすめ2店!
東京メトロのCM「find my Tokyo」のイメージキャラクターが女優の石原さとみさんに代わり、初CMは筆者の住む街「門前仲町」が舞台となってます。日頃も見慣れた風景も、画面の中に女優さんが入るだ ...
続きを見る