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パタゴニア「キャプリーン・エア・クルー」はセーター感覚で着られるベースレイヤー

2019年10月16日

パタゴニア「キャプリーン・エア・クルー」はセーター感覚で着られるベースレイヤー

今回は寒くなるにつれて大活躍するアイテムを紹介しようと思います。

それは、パタゴニア「キャプリーン・エア・クルー」です。

パタゴニア店員さんの猛プッシュに負け、「正直ちょっと高いなぁ」と感じながらも購入してみた「キャプリーン・エア・クルー」ですが、昨年の冬から春先にかけて一番活躍したアイテムになりました。

ポイントは、ベースレイヤーなのに普段使いできる1着ということでしょうか。

早速詳しく見てみましょう。

パタゴニア「キャプリーン・エア・クルー」は軽く温かい

「キャプリーン・エア・クルー」を手に取ると、その軽さに感動してしまうと思います。

実は、「キャプリーン・エア・クルー」の重さは184gで、ベースレイヤーとしては特筆するほど軽い訳でもありません。それでも、「軽さ」を感じてしまう理由は、「キャプリーン・エア・クルー」の素材と見た目にありそうです。

「キャプリーン・エア・クルー」はポリエステルとメリノウールの混合素材でできていて、あたかも普通のセーターのような見た目をしているのです。

ウールでできたニットは比較的重いものも多いので、脳内で勝手にある程度の重さを想定してしまうのかもしれませんね。

軽さを感じるのは何も手にとった時だけではありません。

実際に「キャプリーン・エア・クルー」を着てるみると、ふわっとした「キャプリーン・エア・クルー」のなんとも言えない着心地の良さと軽さに、僕はあっという間に魅了されてしまいました。

パタゴニア「キャプリーン・エア・クルー」は着心地の良さも抜群

肝心の機能面も非常に満足度が高いです。

購入時、パタゴニアの店員さんからは「着た瞬間からほんのり温かいので、極寒の時に真価を発揮しますよ」と言われたのですが、確かにその通りでした。「キャプリーン・エア・クルー」は寒い場所においていても着た瞬間から暖かく、そして熱がこもることもないので暑すぎにもなりません。あまりうまく表現できませんが、快適な温度が持続する感覚があるのです。

これも「キャプリーン・エア・クルー」がメリノウールとポリエステルの混紡素材でできているおかげなのかもしれません。

メリノウールと言えば保温力が持続することが特徴の一つですが、まさにその保温力が「キャプリーン・エア・クルー」では大いに発揮されている気がするのです。

残念ながら、寒い時期に汗をかくようなアクティビティをしない僕は、速乾性や防臭効果について詳しい検証はできていませんが、この軽さと保温力だけでも十分に購入する価値はあったと感じています。

そうそう。「キャプリーン・エア・クルー」がベースレイヤーであるが故の「動きやすさ」も書き漏れてはいけませんね。

「キャプリーン・エア・クルー」は縫い目がない3D構造で、摩擦の発生を抑えるように作られていています。また、素材は動きにあわせて伸縮するので、普通のセータにありがちな「温かいけれど肩がこる」だとか、「動きにくい」なんて悩みは一切感じることがありません。

肩や腕も、ラグラン・スリーブ(パタゴニアのベースレイヤーとしては貴重品な存在となってしまいました)のおかげで、ストレスなく動かすことが可能です。

日常着としても活躍する「キャプリーン・エア・クルー」

この記事を読み進めて頂いている方の中には、「寒い時期に汗をかくようなアクティビティをしない」と書くとがっかりしてしまう方がいらっしゃるかもしれませんね。

すいません。僕が「キャプリーン・エア・クルー」を着ているのは専ら普段生活や旅行中なのです。そう、冒頭にも書いたように、「キャプリーン・エア・クルー」の良さは、ベースレイヤーにもかかわらず、普段使いしても何の違和感もないデザイン性の高さにあると感じているのです。(もちろん、ベースレイヤーとしての評価もすこぶる高いのですが)

「キャプリーン・エア・クルー」の見た目は、普通の薄手なニットにしか見えませんので、ベースレイヤーとして肌の上に着るだけでなく、Tシャツの上からさっと羽織っても全く問題ありません。また、ベースレイヤーは着丈が少し長いことが多く、1枚で着ると日常着としては少し違和感が出ることもありますが、「キャプリーン・エア・クルー」の着丈は程よい長さで、スッキリ着こなすことが可能です。

真冬は「キャプリーン・エア・クルー」の上に1枚少し暖かめのジャケットを、少し寒くなってきた秋や、まだ寒さの残る春先は「キャプリーン・エア・クルー」1枚だけで出歩くことも可能です。

そう考えると、「キャプリーン・エア・クルー」は真夏以外の季節にはいつでも着られて、活躍する時期の非常に長い1枚と言えそうですね。

「キャプリーン・エア・クルー」のデメリットは毛玉ができやすい点

良いことばかり書いていますが、唯一の欠点は「毛玉のできやすさ」でしょうか。

「キャプリーン・エア・クルー」の軽く柔らかい素材は、擦れに対しては比較的弱く、簡単に毛玉ができてしまいます。1シーズン着まくってもけしてボロボロになっている訳ではありませんが、ある程度覚悟はしておいた方が良いと思います。

1.7万円以上するベースレイヤーに毛玉が発生してしまうことを喜ぶ人はいないと思いますが、個人的にはこの機能性と着心地を実現しているならば毛玉もやむなし、と割り切って使っています。

毛玉の出来やすさだけで着ることを諦めるのは、もったいなさすぎるアイテムです。

パタゴニア「キャプリーン・エア・クルー」のサイズ感

176cm、73kgの僕が購入した「キャプリーン・エア・クルー」のサイズはMです。パタゴニアで選ぶサイズはいつもMですので、「キャプリーン・エア・クルー」も特に癖のあるサイズ感ではありませんでした。

Mサイズは僕にとってはまさにジャストサイズで、タイトすぎることもなく、かと言ってルーズになりすぎることもありません。

ただし、これはどんな用途で着るのかによって少し判断が分かれるかもしれませんね。

ご紹介してきた通り、僕は専ら「普段着」として「キャプリーン・エア・クルー」を着ているのでMサイズがジャストですが、ハードな使い方を想定するのであればもっとぴったりとしたサイズ感の方がより本来の機能を発揮する気もします。

そんな訳で、「キャプリーン・エア・クルー」の購入時には試着してみることをおすすめします。

通販で購入する方は、公式オンラインショップの「fit finder」を使い、サイズ感を確認してから購入した方が良さそうです。

まとめ

ご紹介してきたように、「キャプリーン・エア・クルー」はベースレイヤーとしてだけでなく、寒い時期の普段着としてもかなり使い勝手のよい1着です。

僕は旅行用の1着として「キャプリーン・エア・クルー」を選択することも多いですが、

  • 保温性
  • 軽量
  • 伸縮性
  • 通気性
  • 吸湿発散性
  • 速乾性
  • 防臭効果

という、素晴らしく旅に使える機能を備えていまうので、当然のように大活躍しています。

旅行用に何か使える1着をお探しならば、ぜひ「キャプリーン・エア・クルー」を一度手にとってみてください。

きっと大満足の1着になると思いますよ。

【紹介アイテム】

パタゴニア Patagonia メンズ・キャプリーン・エア・クルー BLK L

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