パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」レビュー｜タウンユースに理想的な1着

今回はパタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のレビューをお届けします。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はアウトドア用途としてはもちろん、街着としても大活躍する、オールマイティーでかなりおすすめの1着です。

ただしいくつかイマイチな点もあり、その点もあわせてご紹介します。

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フーディニ・ジャケットと同様の軽さと機能を併せ持つ1着

パタゴニアを好きな方ならネーミングから気になって仕方ない1着なのではないでしょうか？

何せ「フーディニ・スナップT・プルオーバー」ですから。

「フーディニ」といえば、「フーディニジャケット」を思い浮かべますよね。驚異的な軽さと、あらゆる場面で活躍する使い勝手の良さから大人気の1着です。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」もフーディニジャケット同様に素晴らしい軽さ（113g）と、機能（耐風・撥水）を持ち合わせた1着です。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」なら、ありとあらゆる場面に備えてお守りのように持ち歩く1着として、「フーディニジャケット」と同じぐらい活躍してくれます。（ただし、防水ではない点や、激しい運動では蒸れやすい点も同様です）

「スナップT」のようなレトロデザインが普段使いに最適

そして「スナップT」です。「スナップT」といえば、パタゴニア伝統のデザインで、フリース素材やキルト、そしてコットン素材のジャケットまで数多くの製品が現在でも発売されています。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」もしっかりと「スナップT」の特徴が再現されています。

このポケット部分のデザイン、まさに「「スナップT」ですよね。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」の良さは、このデザイン部分にもっとも現れていると思います。

僕も「フーディニジャケット」は持っていて、素晴らしく活躍してはいます。しかし、普段使いをすることが多いこともあり、機能性を優先した「フーディニジャケット」のデザインを本当に気に入っているか？と聞かれると少し微妙だったんですよね。（アウトドアやランニング時は別ですよ）

普段でもアウトドアでも「お守り」のような存在として持ち歩いている「フーディニジャケット」だけに、普段使いしやすいデザインの良さを求める必要もないのかなぁと割り切って使用していましたが、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はそんな不満点に対するパタゴニアの回答なのではないでしょうか。

「このデザインなら文句ないよね？」

そう言われている気がして、これは買わないわけにはいかないなぁと思ってしまったのです。

パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はポケットが便利

さて、少し「フーディニ・スナップT・プルオーバー」の仕様についてご紹介しましょう。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は、「フーディニジャケット」のデザインを変更しただけのジャケットという訳ではありません。

両者を比較すると、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」が、より「普段使い」しやすい機能を備えています。

その中でもポケットの存在は欠かせません。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」には左右にもポケットがあるおかげてぐっと日常でも使いやすくなっています。

対する「フーディニジャケット」胸ポケットだけ。左右にポケットの付く「フーディニ・スナップT・プルオーバー」の方がはるかに便利です。

面白いのは左ポケットの機能です。

ポケットに本体を収納できる、という機能はいまや珍しいものではありませんが、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」の場合、ポケットの中にさらにもう一つ小さなポケットがあり、本体はその小さいポケットに収納するように作られているのです。

収納してしまうと、

この通り。「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はこの通りかなりコンパクトになり、持ち運び時には存在を忘れてしまうぐらいです。（ちなみに、胸ポケットにも収納できます）

もう一つ、この小さなポケットについて触れておくと、僕は家の鍵を入れておくのにかなり重宝しています。ここに入れておけば、何かの拍子にうっかり落としてしまうリスクを軽減することができるんですよね。

購入直後から「フーディニ・スナップT・プルオーバー」に救われる

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」を購入後、早々に救われることがありました。

それは3月の初旬、知人と合うために新宿へ出向いた時のことです。

日中は大変暖かく、薄いセーター1枚でも快適に過ごせるぐらいの陽気でした。夜も寒くならない日が数日続いていましたが、念のために「フーディニ・スナップT・プルオーバー」をカバンの中に放り込んでおいたのです。

最終的に、この判断は大正解でした。

夕方になると天候は一変しました。風が強くなり、温度も急激に下がってしまったのです。そして、しまいには冷たい小雨まで降り出す始末です。

この悪天候をなんとか凌げたのは「フーディニ・スナップT・プルオーバー」の存在でした。寒さに耐えられなくなった僕は、凍える知人に申し訳なく思いつつも「フーディニ・スナップT・プルオーバー」を取り出し羽織ったのです。

いやー、本当に助かりました。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はしっかりと冷たい風を防ぎ、そして小雨からも守ってくれたのです。

「フーディニジャケット」も同様ですが、どうしてこんなペラペラのジャケット1枚でここまで違いがでるんでしょう？　耐風性の素晴らしさには関心してしまいます。

そしてもう1点、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のデザインにも助けられました。僕が当日着用したのは新宿のど真ん中。クラシックデザインな「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のおかげで、場違いな格好をすることなく寒さや雨を凌ぐことができたのです。

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のイマイチな点

さて、ご紹介してきたようにかなり気に入っている「フーディニ・スナップT・プルオーバー」ですが、いくつかのイマイチなポイントもあるのでご紹介しておきます。

カラー次第では透け感が気になるかも

「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のカラー次第では、その透け感を確認した方が良いかもしれません。

他のカラーを購入した方からも「どうしてもーディニ・スナップT・プルオーバーの透ける点が気になる」との連絡を頂きました。

僕の購入したネイビーはほとんど透けませんが、薄めのカラーを購入される際には、確認してから判断された方が良さそうです。

プルオーバータイプは少し面倒

プルオーバータイプは着る時も脱ぐときも少し面倒です。

一日中着ているような気候であれば良いのですが、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は調整用に使うことも多く、頻繁に着たり脱いだりを繰り返すことがあります。

そうなると、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はちょっと面倒に感じてしまうかもしれません。

ポケット収納後はシワシワになる

フーディニ・ジャケットと同様に、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」をポケット収納から展開するとシワシワになってしまいます。

着続けていると気にならないぐらいになる事が多いですが、展開直後のシワシワが苦手な方も多そうです。

スナップボタンが壊れやすいとの声も

スナップボタンはカチッと止まり、簡単には外れません。デザイン面でも機能面でも気に入っているスナップボタンですが、どうやら頻繁に明け閉めすると壊れてしまうことがあるようです。公式サイトのレビューでも「壊れた」との声が数件あがっています。

今の所、僕の「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は壊れる気配がありませんが、少し気を使いながら開けるようにしています。

パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のサイズ感

さて、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のサイズ感にも触れておきたいと思います。

176cmの僕が今回購入した「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はMサイズでした。

公式サイトのレビーでは、

などの口コミが投稿されています。

パタゴニアのジャケットはほとんどの場合Mサイズを購入していますので、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は特にクセのないサイズ感と言えそうです。袖の長さも問題ありませんし、着丈もジャストです。

もちろん体格には個人差がありますので、通販購入を検討していて、サイズ感に自信のない方は、パタゴニア公式オンラインショップで「おすすめサイズ」を把握してから購入することをおすすめします。

ご自身の体格や着たいシルエットを入力するだけでおすすめのサイズを提案してくれますので、非常に便利です。

まとめ

以上、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」のレビューでした。

僕の場合、「普段使いにおけるお守りの1着」の役割は、すっかり「フーディニ・スナップT・プルオーバー」が奪ってしまいました。

やはりデザインとポケットの存在が大きく、フーディニジャケットより使いやすいことが要因です。

ただし、相変わらずプルオーバーを脱ぎ着することだけは苦手で、飛行機や電車の中など、さっと着たいような場面ではフーディニジャケットを持ち歩くかもしれませんが、

ご紹介した通り、少し気に留めておくべき点もあるジャケットですが、機能的で「普段に使える」1着をお探しならば、「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はきっとお気に入りの1着となるはずです。

【公式サイト】パタゴニア

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