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安さだけじゃない、goodrのサングラスに詰まった『ちょうどいい』魅力

2020年8月7日

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今回紹介するのは、2016年にロサンゼルスで生まれたサングラスブランド、goodr(グダー)。

正直なところ、最初は「安かろう悪かろうなんじゃないか?」と半信半疑でした。というのも、それまで使っていた高価なサングラスと比べると、あまりにも価格差があったからです。

でも、昨年の夏前に思い切って購入してみたところ――これが大当たり。

ただ安いだけじゃなく、使う人のことをとことん考えたユニークなコンセプトと、噂通りの高いコストパフォーマンスに、思わず唸ってしまいました。

この記事では、実際に使ってみて「これは良い!」と感じた、goodrの“ちょうどいい”魅力を、率直にレビューしていきたいと思います。

goodrは細かいことに拘らずランニングを楽しむ人のためのサングラス

goodrコンセプトは明快です。

goodr Running Sunglasses for people who think running is fun

ずばり、ランニングを楽しむ人に向けたサングラスなのです。

全てのサングラスは手頃な価格でスタイリッシュ、それでいてランニングに必要な機能は併せ持つ、というコンセプトで作られています。

 

「ランニングを楽しむのに、高価でオーバースペックなサングラスなんていらないでしょう?」

この思想は徹底していて、この紹介動画はもちろん、商品ケースにもこれでもかとばかりに書かれています。

なにかとスペックを気にしてしまう僕のような人間にとっては耳の痛い謳い文句ばかりです。

この記事を書いている時でさえ、「細かい話はどうでも良いから外で走ってくれば?」と諭されているような気がしてきます。

全モデルUV400偏光レンズを使用

安い、安いと書いているのに価格を紹介するのを忘れていました。

goodrのサングラスはいくつか種類はありますが、いずれも4千円〜5千円程度です。

本国だとスタンダードなモデルが25ドル(今だと2600円前後)からなので、日本の販売価格では少し「安さ」の訴求力が弱くなってきますが、それでもすばらしいコストパフォーマンスだと思います。

なにせ、この価格でgoodrのサングラスは全モデルUV400(紫外線の99%をカット)の偏光レンズを使用しているのです。

「スペックばかり気にしないで走りに行きなよ!」と煽りつつ、必要な機能はしっかりと搭載している訳ですから心憎いですよね。

軽量で滑りにくく、フィット感も抜群

怒られそうだけれどスペックのお話をもう少し続けます。

機能的なのはレンズだけではありません。

「ランナー用」として発売されているだけあって、goodrのサングラスはとても軽く(22g程度)、滑りにくい素材で作られたフレームは簡単に滑り落ちないフィット感を実現しています。(追記:数年使用すると、フレームが加水分解したのかややベタつきがでてきます)

あまりにもフィット感が強すぎるとこめかみや耳のあたる部分が痛くなったりするものですが、僕が利用するかぎりそういった事態になることはありません。

おかげで、登山やハイキングなど、長時間のアウトドア用途でも安定して使えています。

普遍的なデザインなのでどこででも使えて便利

goodrのサングラスで一番のお気に入りポイントは、「ウエリントン型」の流行り廃りのないデザインを採用している点です。(実際は他にもいくつかバリエーションがあるのだけど)

僕のようなスーパーライトユーザーにとって、ランニング専用のハイスペックなサングラスのデザインはあまりにも着用のハードルが高く、しかも日常では使いにくいので活躍の場がぐっと減ってしまいます。

その点、スタンダードな形をしたgoodrのサングラスならば普段使いでも全く問題ありません。デザインはどんな格好でも問題ありませんし、軽量で持ち運びしやすく、値段もリーズナブルなので神経質になる必要もありません。

デザインといえば、可愛らしい袋もお気に入りです。この袋はマイクロファイバー製で、メンテナンスに使えます。

オークリー Frogskins(フロッグスキン)との比較

デザインが似ているので、オークリーのFrogskins(フロッグスキン)と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Frogskinsがオークリーの中では安いモデルとはいえ、goodrのサングラスと比べると数倍しますので、「違いがあまり無いならばgoodrのサングラスで良いや」と思ってしまいますよね。

お断りしておくと、Frogskins(フロッグスキン)はランニング用ではないのでそもそも単純な比較はできません。ここでは主に日常使いした時の使用感について少しだけ紹介しておきます。

まず、フィット感はgoodrに軍配が上がりそうです。繰り返しになりますがFrogskins(フロッグスキン)はランニング用ではないので当然なのかもしれません。ただし、Frogskins(フロッグスキン)のフィット感が悪い訳ではありませんし、そもそも激しい運動をしないのであればどちらでも気になることはないと思います。

軽さはほぼ同じ。1g程度の違いしかありませんでした。どちらも軽量です。

一番違いを感じるのはレンズの見え方です。見やすいのはFrogskinsの方です。(僕の持っているFrogskinsは偏光レンズではないので比較対象として適しているとは言い難いのですが) Frogskinsは何を見てもクッキリ。goodrも悪くはありませんが、比べてしまうと値段なりの違いはあるように感じます。

結論としてどちらがおすすめなのか?と聞かれるとかなり迷ってしまいます。

たしかにオークリーの方が高品質です。でも、goodrの機能と価格のバランスはやはり絶妙で、「これで十分だよね?」と言われたら「その通り」と解答するしかない気がするのです。

goodrが提案しているように、同じ値段を出すならばgoodrのサングラスとビールを飲んだ方が幸せなのかもしれませんね。

まとめ

goodrのサングラスは素晴らしくコストパフォーマンスの高い逸品です。素敵なカラーも多すぎて何個も欲しくなってしまいます。

以前は取り扱い店舗が少なく、実際に手に取って試すことが難しいのが唯一の難点でした。しかし、代理店の変更もあったのか、現在ではAmazonをはじめとする通販サイトでも手軽に購入できるようになっています。

見た目だけの安いサングラスとは違う、高い満足度を得られると思いますよ。

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