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パタゴニア|一部製品でUPFのラベルの誤表示による販売停止と自主回収中

2021年7月26日

パタゴニアの一部製品について、表示しているUPF(紫外線防止指数)50+を満たさないことことが分かり、該当の製品は販売停止及び自主回収することを公表しています。

回収対象となるのは2019年春夏シーズン以降(SP19~)のキャプリーン・クール・デイリーとトロピック・コンフォートのうちの一部製品です。

該当製品はUPF 50+と表示されていましたが、第三者ラボとパタゴニアの社内テストの結果、UPF17〜45の範囲(平均値34)と測定されたとのこと。たとえUPF 17であっても紫外線の92%を遮断するようですが、パタゴニアの求める最高水準のUVプロテクションを提供できていないので自主回収および販売停止となったようです。

パタゴニア自主回収の対象製品

自主回収となっているのは以下の製品です。

対象:2019年春夏シーズン以降(SP19~)のキャプリーン・クール・デイリーとトロピック・コンフォートのうちの一部製品。パタゴニアオンラインショップや直営店以外で購入した場合も使用・未使用にかかわらず返金の対象。

製品番号 製品名
22395 キャプリーン・クール・デイリー・サン・マスク
45180 メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・シャツ
45185 ウィメンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・シャツ
45190 メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
45205 ウィメンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
45215 メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・シャツ
45225 ウィメンズ・キャプリーン・クール・デイリー・シャツ
45235 メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
45250 ウィメンズ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
45310 メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・フーディ
45315 ウィメンズ・キャプリーン・クール・デイリー・フーディ
52085 ウィメンズ・トロピック・コンフォート・フーディ
52124 メンズ・トロピック・コンフォート・フーディII
52147 メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・フィッシュ・グラフィック・シャツ
61245 ベビー・キャプリーン・クール・デイリー・クルー
61255 ベビー・キャプリーン・クール・デイリー・サン・フーディ
61265 ベビー・キャプリーン・クール・デイリー・Tシャツ
62395 ボーイズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・Tシャツ
62400 ガールズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・Tシャツ
62405 ガールズ・キャプリーン・クール・デイリー・サン・フーディ
62420 ボーイズ・キャプリーン・クール・デイリー・Tシャツ
84262 ウィメンズ・ロングスリーブ・ソル・パトロール・シャツ

このブログで紹介していたキャプリーン・クール・デイリー・サン・マスクや、キャプリーン・クール・デイリー・シャツなども自主回収の対象に。かなり人気の製品だっただけに、お持ちの方も多いのではないでしょうか。

パタゴニア自主回収、対象製品番号の確認方法

製品番号は、製品のラベルに記載されている「STY」に続く番号です。

パタゴニア自主回収、対象製品番号の確認方法

ラベルで番号が判明しない場合は、「注文製品明細」の製品名の下にある5桁の数字からも分かります。

返品はパタゴニア直営店かカスタマーサービスで対応

該当製品の返品は、パタゴニアの直営店かカスタマーサービスへの返品での対応となります。

カスタマーサービスへ返品する場合は、公式サイトより「UPF製品返品申込票」を印刷し、必要事項を記入のうえ送付します。

返金は混雑状況により2~3週間かかる場合もあるとのことですので注意しましょう。

カスタマーサービスへの返品の詳細:UPF50+を満たさない製品のご返品のお手続きについて

キャプリーン・クール・デイリーは2021年秋シーズンの復活に向けて調整中

今回の自主回収の対象となったアイテムの中には、愛用者のかなり多いアイテムも含まれており、早期に販売再開となることを望むユーザーが多いのではないでしょうか。

パタゴニア公式サイトの説明によると、キャプリーン・クール・デイリーの対象製品については「UPF表示を取り除くラベルの修正」によりなるべく早く製品を販売再開できるように取り組んでいるようです。

正確な販売再開時期は「いつとなるかはまだわかりません」とのことですが、同時に「2021年秋シーズンに間に合うことを望んでいます」とも綴られています。

一方、トロピック・コンフォート製品については「生地が少なくともUPF 40を提供するようになるまでは、再導入はしません」とのこと。販売が再開されるまでにはかなり時間がかかりそうな様子です。

自主回収対象製品の返品は使い方次第で判断を

自主回収の対象となった製品はかならず返品する必要がある訳ではありませんので、使い方次第で判断してはいかがでしょうか。

今回の対応は「返金のみ」となり、「交換対応」にはなりません。先述の通り各アイテムの再販予定は「未定」ですので、返品した結果、気に入っていた製品が二度と手に入らない、なんて可能性もゼロではありません。

購入時にUVプロテクションの機能を期待して購入していない方は、気に入っている製品を無理に返品する必要は無いのかもしれませんね。

逆に、UVプロテクションが最大限に効果を発揮することを期待して購入されたのであれば、該当製品は返品し、別のアイテムを選択されることをおすすめします。

僕の場合、持っている製品が「サンマスク」なだけに返品するか否かはかなり迷いますが、再販時もラベルが修正されただけの製品になるのであれば、このまま使い続けていても良い気がしています。

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何れにせよ、まずは公式サイトから今回の自主回収に関する詳細を確認しておきましょう。

詳細:パタゴニア公式サイト

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モノタビ

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