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K&F Concept「CPL+可変NDフィルター」レビュー。1枚で素晴らしく便利なフィルターだった。

2019年9月24日

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K&F Concept「CPL+可変NDフィルター」レビュー。1枚で素晴らしく便利なフィルターだった。

K&F Concept「CPL+可変NDフィルター」のレビューです。

過去にカメラバッグ三脚をレビューしているK&F Concept社より「CPL+可変NDフィルターに興味ない?」とご連絡を頂きました。

「CPL+可変NDフィルター」は、その名の通り1つのフィルターでCPLフィルターとNDフィルターの機能を持っているフィルターです。

フィルターを使わない方にとっては「ナンノコッチャ?」って感じですよね。

白状すると、僕もNDフィルターは使ったことがなく、商品が届いてから使い方を調べたぐらいのレベルです。

しかし、「CPL+可変NDフィルター」を使い始めてみると想像以上の使い勝手の良さに大満足してしまいました。「CPL+可変NDフィルター」のおかげで今までとは別物の撮影ができそうな予感さえしてきています。

早速そんなK&F Concept社謹製「CPL+可変NDフィルター」をレビューしたいと思います。

K&F Concept「CPL+可変NDフィルター」の主な仕様

偏光+減光2in1フィルター

K&F Concept 商品ページより転載(Amazon)

先述の通り、「CPL+可変NDフィルター」はCPLフィルターとNDフィルターを1セットにした製品です。

CPLフィルターは反射光を抑える為に使うフィルターで、水面を撮影したり空の色をより青く撮影したりする際に使われています。僕は光沢のあるビニール入の商品を撮影する際に時々必要になるので別メーカーの製品をすでに使っています。

一方のNDフィルターですが、光の量を減らす為に使われるフィルターです。晴天時に明るいレンズを開放で使いたかったり、スローシャッターで撮影したい時に使います。

NDフィルターは可変式

K&F Concept 商品ページより転載(Amazon)

NDフィルター部分は5段分の光量調整が可能です。

NDフィルターは光量をどれだけ減らすかにより種類が分かれますが、K&F Conceptの「CPL+可変NDフィルター」は5段分の光量調整を1枚で行なうことができます。

通常なら5枚も持ち歩く必要があるところを1枚ですむ訳ですから、利便性の高さはかなりのものですよね。

ちなみに、調整はND2からND32まで可能です。(ND以降の数字は光量を何分の1まで減らすかを表しています)ND2なら光量は1/2に、ND32ならば光量は1/32になるという訳です。

K&F Concept「CPL+可変NDフィルター」外観のファーストインプレッションなど

公式サイトを見れば分かるお話はこれぐらいにして、製品を見てみましょう。

まずパッケージから。パッケージはシンプルでかっこいいデザインです。

箱には3年保証が付いていると書かれています。しかし、アマゾンジャパンの商品ページには「1ヶ月の保証があり」と書かれていますので、日本国内の流通製品は1ヶ月保証と思っていた方が良さそうですね。

同梱されているのはプラケースに入ったフィルター本体とクリーニングクロスのみ。説明書もありません。とは言え、操作自体は至って簡単なので説明書を付けるほどでもないという判断なのかもしれません。

ケースはかなりしっかりとしています。外した状態で持ち歩くことの多いフィルターだけに、このくらい丈夫そうなケースが付いてくると安心です。

そしてフィルター本体。手に取ると結構な重さがあることを実感します。実際に測ってみたところ、本体は54g(72mmの場合)でした。ケースを含めると約100gになります。

早速手持ちのレンズに取り付けてみました。レンズはニコンの「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」です。(本体はD7200)

操作はとても簡単で、ツマミで減光量を決め、前方の枠を回して反射効果を調整するだけです。

フィルターの取り付け自体は何の問題もありませんでしたが、純正のレンズフードが取り付けできなくなってしまいます。あと、レンズキャップもサイズが合わなくなってしまいますので注意が必要です。

K&F Concep「CPL+可変NDフィルター」を使って撮影してみた

次は外で試してみますか。

先にお断りしておくと、まだこのフィルターを使いこなしきれていない僕は、かなりオロオロしながら試行錯誤しています。写真としてはかなり酷いものですがお許しを。

先ずはC-PLフィルターの効果を試してみます。

公園の池に浮かんだ流木を撮影してみました。かなり水面が反射している状態ですが、

調整するとこの通り。随分と印象が変わってきますね。

なんて書いときながら少し分かりにくいのでこちらの方が良いかも。

写真の良し悪しはさておき、葉の色や反射具合が全く別物ですね。

ショーウインドーの撮影では更に効果を実感できました。便利ですねー、どうして今までC-PLフィルターを持ち歩いていなかったのでしょうか。

調子に乗って同じようなカットを何枚も撮影してしまいました。

一方、NDフィルターについては、まだどのような時に使うと効果的なのかを把握しきれておらず訓練が必要そうです。(センスの問題もあり)

日中にシャッタースピードを遅くしてこんな撮影ができたり、

夕暮れ時ならばこんな風に撮影できたりします。

近所の川もスローシャッターとCPLフィルターの効果で少し幻想的になりました。この川沿いは桜がとても綺麗な場所なので、春はもっと素敵な写真が撮れそうな予感がします。

K&F Concep「CPL+可変NDフィルター」はとにかく便利

「CPL+可変NDフィルター」を使ってみて感じることは、とにかく便利だということです。

環境に合わせて何回もフィルターを付けかえたり、必要なフィルターを何枚も持ち歩く必要がない訳ですから当然ですよね。相当にズボラな僕でも「CPL+可変NDフィルター」ならこれからも常に持ち歩くことができそうです。

そして、「CPL+可変NDフィルター」を利用することで表現の幅が一気に広がる気がしています。特に、風景写真を撮影する際は「CPL+可変NDフィルター」を持ち歩かない手はないですね、ホント。

ちなみに、フィルターを付けることによる画質への影響が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも僕のようなWEB掲載がメインとなる環境では全く気になることはありませんでした。

最後になりますがお値段のお話も少し。

「CPL+可変NDフィルター」は37mmから82mmまでさまざまなサイズが用意されれいて、アマゾンだと1万円前後(大きさ次第)で販売されいます。

サイズ次第ではあるものの、一般的なCPLフィルターは同じサイズ(72mm)だと6,000円以上したりする訳ですから、NDフィルターも付いてこの値段を実現しているK&F Conceptはさすがとしか言いようがありません。

という訳で、リーズナブルで使い勝手の良いCPLフィルターやNDフィルターをお探しならば、K&F Conceptの「CPL+可変NDフィルター」は検討する価値ありの製品と言えそうです。

僕は「CPL+可変NDフィルター」のおかげで一気にフィルターへの興味が湧いてきたので、もう少し減光できるフィルターも買い足してみようかと思います。その際にはまた記事にしますね。

【関連サイト】

K&F Concept公式サイト(CPL+可変NDフィルター)

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