ライフ

ブリタ・カートリッジ「日本仕様」と値段の安い「海外仕様」の違いと注意点

2016年4月6日

ブリタ・カートリッジ「日本仕様」と値段の安い「海外仕様」の違いと注意点

ブリタのカートリッジについて、正規に販売されている「日本仕様」と、「海外仕様」の違いや利用するにあたっての注意点をまとめてみます。

ブリタのカートリッジには「日本仕様」と「海外仕様」のカートリッジが存在する事はご存知でしょうか?

ブリタのカートリッジは定価購入すると1個1,000円近く、けして安い買い物ではありません。ところがAmazonや楽天などの通販ではで「平行輸入品」として、国内正規価格よりもかなり割安で購入することができます。

実は「平行輸入品」として販売されているブリタのカートリッジの多くが「海外仕様」のカートリッジとなり、「最安価格」で購入しようとすると大抵この「海外仕様」のカートリッジになります。

値段だけの違いなら「海外仕様」の方が断然お得です。しかし本当に「海外仕様」のカートリッジは国内正規品と同じように使えるのでしょうか?

ブリタのカートリッジ日本仕様と海外仕様の違い

ブリタのカートリッジ日本仕様と海外仕様の違い

日本仕様カートリッジと海外仕様カートリッジの形状は同じであり、ほとんどの場合ドイツ製となりますので一見違いが無いように思えます。

しかし、日本で正規に販売している商品は、日本の水質にあわせた「日本専用仕様」となっています

一般的に日本の水は海外、特に欧米に比べると硬度が低い(軟水)と言われており、ブリタはその日本の水質にあわせたカートリッジを開発し、日本人が美味しいと感じる硬度に調整した「日本仕様」として販売しているのです。

ブリタ・カートリッジ「日本仕様」は外箱に「日本仕様」表記あり

同じように、海外仕様のカートリッジも、海外の水質にあわせた仕様となっており、欧米の高い硬度を下げる事ができるようになっています。

ブリタの海外仕様カートリッジを日本で使うとどうなるのか

ブリタカートリッジ 箱表記

では、海外仕様のカートリッジは日本で使え無いのでしょうか? 

ブリタ社曰く、日本で流通している海外仕様のブリタカートリッジは「平行輸入」されたものであり、使用されても「責任を負いかねる」とのスタンスのようです。

BRITAが日本国内で販売しているカートリッジは、日本向けの仕様で製造されています。 並行輸入品のカートリッジは日本向けに製造されたものではありませんので、ご購入の際はご注意ください。  なお、これらの並行輸入品に関しましては、BRITA Japanでは責任を負いかねますので、予めご了承ください。

また、下記のような違いと注意点も言及しています。

  • 並行輸入品のカートリッジの交換期間については、1日当たりの使用量についてご注意ください。
  • 並行輸入品の検査項目及び項目数の違いにご注意ください。
  • 並行輸入品は、BRITA Clubファミリーポイントプログラムのポイント登録の対象外となっております。
  • 並行輸入品は、ブリタ・ジャパンの製品保証がききません。(BRITA Club入会特典の、製品保証を2年延長にも対応していません。)
  • ブリタ・ジャパンが販売している製品は、日本向けの仕様となっているため、日本の水質に適しております。
  • ろ過水量が増えれば増えるほど、並行輸入品では日本仕様品のような能力が得られなくなります。これはブリタが、その地域の水道水にもっとも適したカートリッジを提供していることを示すものです。
  • 日本仕様の製品パッケージにはこれらのマークが印刷されていますが、並行輸入品にはありません。

物理的には、どちらもカートリッジの形状は同じですので手持ちの本体に使えます。

違いとしては、得られる濾過効果の違いと、交換時期(海外仕様が早い)と、1日の想定使用量が異なるようです。

  • 日本仕様:1日3.5L使用 2ヶ月
  • 海外仕様:1日2.5L使用 2ヶ月(1ヶ月と表記されている場合もあるとか)

まとめ

結論として、ブリタを使う理由が「美味しい水をのみたい」のであれば、日本仕様のカートリッジを使うべきです。

しかし、両者の値段の違いがお大きいのも事実です。価格を優先して「海外仕様」のカートリッジを使うのであれば、「日本仕様」と「海外仕様」が同じ仕様ではなく、得られる結果も異なる事を理解した上で使用しましょう。

  • この記事を書いた人

モノタビ

MONOTABI(モノタビ)は、旅や日常に使えるギアの紹介を中心に、話題の情報やモノを紹介するブログです。記事はパタゴニア、カメラ、旅、音楽、アート、下町情報多めです。

-ライフ